オールブラックの着こなしは万能である一方、ワンカラーだからこそ重く見えたり、単調になってしまうのが懸念点。イリーナ・シェイクが着映えを叶えていた理由を紐解きます。
■1:テクニック要らずで絵になるレザーの上下さえあれば、それだけで華やぐ
2023年2月12日、NYファッションウィーク開催中にキャッチされたイリーナ。楽々コーディネートが完結するセットアップを活用していました。ステンカラージャケットとパンツの上下は、光沢のある黒レザーだからこそ、優雅な華やかさを演出することができます。またこのツヤがメリハリに貢献し、オールブラックでも重く見える心配がありません。さらに程よいゆとりシルエットで、ストイックな黒レザーの緊張感が和らぎ、ちょうどいいバランスに着地。仕上げに差し色として、真っ赤なネイルカラーを施し力強さをアピール。
■2:スポーティなナイロン素材で黒を軽やかに着こなす
報道陣のカメラに、チャーミングな笑顔で応えたイリーナ。この日も黒のセットアップを活用していましたが、先にご紹介したレザーとは異なるナイロン素材をセレクト。シャカシャカとした素材なら、スポーティなムードが生まれオールブラックでも軽やかにまとまります。さらにブルゾンのジップを開け素肌をすっきり覗かせれば、軽快さを上乗せすることに成功。アクティブに寄りすぎないよう、小物はマットなレザーをセレクトし、都会的に。リップもぱきっとしたカラーを選べば、表情がきりっと引き締まって理想とするスポーツミックスが完成します。
■3:パーカで親近感を醸せば黒ならではのモード感を存分に楽しめる
2023年1月30日、NYの街中を歩いていたこの日は、パーカが外し役として好作用するオールブラックコーディネートを披露しました。パワーショルダーのオーバーサイズジャケットに、ぷっくりとしたパファーバッグを添えることで、黒ならではのモードな趣を引き立てました。存在感のあるジャケットとバッグなので、ボトムはスリムなパンツと端正なオックスフォードシューズを掛け合わせ、すっきりと。赤のロゴがちらっと覗き、アクセントになるパーカを加えれば、カジュアル気分がミックスされ親近感を醸すことができます。
端境期におすすめな「オールブラック」コーディネートを、イリーナ・シェイクのスナップからご紹介しました。冬の着こなし? 春の着こなし? 季節感に悩んだときに、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香