『Precious』4月号では、創刊19周年のスペシャル企画として【Precious Models in White】と題した特集をお届け。Preciousのモデルは皆、プロフェッショナルとしての誇りに溢れています。19年の歳月を経て、時代の空気は変わっても本誌の揺るぎないスタイルを象徴する存在として、凛として知的で、気品に満ちた彼女たちの美しさは変わりません。

今回は特集のなかから、Precious専属モデルの立野リカさんについてご紹介します。

立野リカさん
(たつの りか)1989年、東京生まれ、身長178cm。元プロテニスプレーヤーの父の仕事で幼い頃ロサンゼルスへ移住。2歳からテニスを始め、ジュニアで全米ダブルス優勝。アスリート奨学金でミシガン大学へ。怪我によりテニスを断念し、10年前、母の友人の紹介で東京のモデル事務所に。Instagram:@rikatatsuno

立野リカ|元トップアスリートの爽やかな存在感が服のもつ「品格」と響き合う

シャツドレスを纏ったモデルの立野リカさん
裾を風になびかせて、颯爽と白をまとう。シャツドレス¥110,000・スカート¥82,500(イザ〈コート〉)、ネックレス¥4,565,000・イヤリング¥1,287,000・バングル¥1,210,000(ポメラート、 靴¥195,800(JIMMY CHOO)

「Preciousではエレガントであることは当たり前。さらに私に求められているのは、爽やかで、ハッピーで、かっこいい大人の女性像だと思います。スーパーモデルのジゼルのような、ヘルシーで自然体が美しい女性に、少しでも近づけるよう努力したいですね」

アスリートならではの、突き抜けた爽やかさや、育ちのよさを感じさせる、ゆったりと堂々とした物腰が立野リカさんの持ち味。一朝一夕には身につかないそうした品格こそ、私たちが求めるものだった。

「試合でできなかったことの復習や、試合前のイメージトレーニング。それはモデルの撮影でも同じです」(立野リカ)

ジュニア時代に全米ダブルスで優勝し、ミシガン大学時代もトップ15の成績を残すほどのテニスプレーヤーだったリカさん。日本でモデルのキャリアを始めて間もない頃、彼女は明るいアメリカンガールの雰囲気そのままに、私たちの前に現れた。

初めは硬くぎこちなかったポーズや表情に、しだいにしなやかな優雅さが生まれ、生来の気品も手伝って、ワンアンドオンリーの存在感をまとうようになる。それが本誌のイメージと重なり、専属モデルに選ばれたのだ。

その成長ぶりは、まるでアスリートが目標を一つひとつクリアしていくプロセスを見るかのようだった。何かを極めた経験がある人は、これと決めたら真摯に取り組む意志の強さがある。立野さんはこれからも次々に新しい挑戦をしては、目標を達成し、幸福をつかみ取っていくのだろう。

〈心に残るPreciousの撮影〉

モデルの立野リカさん
2019年7月号 撮影/黒沼 諭(aosora)

国内外のウィンターリゾートでのロケはとても印象深かったけれど、身近ではテニスコートでの撮影が心に残ると言うリカさん。偶然、同じコートに松岡修造さんがいて、ご挨拶をし、楽しいひとときに。

【美しさを磨くために…】

書道をする立野リカさん
自分の国のことをもっと知りたくて、藤原紀香さんに誘われて歌舞伎を観るように。さらに昨年からは月に一度、美術家・書道家の川邊りえこさんの元に通っている。書道と陶芸が今、とても楽しいのだとか。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
下村一喜(AGENCE HIRATA)
STYLIST :
押田比呂美
HAIR MAKE :
ヘア/hiro Tsukui(Perle)、メイク/阪本明子(SIGNO)
COOPERATION :
BACKGROUNDS FACTORY
EDIT&WRITING :
藤田由美、遠藤智子(Precious)