「ジャクリーン推し」のスタイリスト・高橋リタさんと読み解く【最愛「ジャッキー」モダン・エレガンスの物語】
時代を経てなお、色褪せないおしゃれアイコンとして輝き続けるジャッキー。そのスタイルを「私のおしゃれの原点であり、最強のファッショニスタ」と語る、人気スタイリスト・高橋リタさんが徹底解説。
世界を飛び回った彼女の装いをN.Y.スタイルとカプリスタイルに分けて、比較&分析します。
“ジャッキー・スタイル” in Capri
カプリなどの避暑地では、都会スタイルとはムードが一変、ビビッドな色やプリントのアイテムが登場するのが印象的。
ただ、「バカンスでは別人」になるのではなく最愛アイテムはそのまま、トングサンダルやスカーフを取り入れ、あくまでもジャッキーらしいリゾートスタイルに。その自分らしさと開放感のバランス感覚、ぜひ見習いたい!
「風光明媚なリゾートになじむハッピーカラーが、スタイリングのキーに」(高橋リタさん)
1:クリーンでいて優雅。秘策は小物使いにあり
「黒Tシャツに白のクロップドパンツというカプリでの定番スタイル。ともすれば “ご近所ルック” になってしまいそうな組み合わせですが、ヘッドアクセとしてスカーフとサングラスをあしらったことで迫力オーラが増して。また白トップスに黒ボトムスではなく、反転して白を多めにしているのもジャッキーらしいリッチ配色に」(リタさん)
2:シックトーンで楽しむ大人のビタースイート
「ジャッキーには珍しい、ペプラムディテールが揺れるほんのり甘いスカートルック。冒険したアイテムは落ち着いたブラウンを選んで、しっかり重心を落とすのが彼女流。ゴールドの太ベルトで迫力を出すぶん、足元はトングで抜け感を。遊び心と品格と。そのさじ加減が巧みで、感嘆してしまいます」(リタさん)
3:プリント×パール、これぞジャッキー流
「エミリオ・プッチのワンピースは、もちろんタンクシルエットをセレクト。浮き足立ってしまいそうなプリントアイテムだからこそ、合わせたのは愛して止まないパールネックレス。それも2連にしてかなり長めに垂らしているのが、彼女らしい。その小物使いに、おしゃれ上級者の心意気が感じられます」(リタさん)
4:海と太陽になじむカラーonカラーを堪能
「首の詰まったトップス×クロップドパンツという定番スタイルは、大胆な色合わせにして、バカンス仕様にバージョンアップ。ブルー×イエローのビビッドカラーの組み合わせは、ヨーロッパの優雅な避暑地になじみながら、心と体をハッピーな気分で満たしてくれる効果も」(リタさん)
旅先こそ、品よく映える! 爽やか配色の洗練リゾート小物
a.つばの広いハットがリゾートムードを盛り上げて
リゾートでは、ラベンダーのリボンを選んで開放的に。
b.海の色をそのまま映したようなショルダーバッグ
鮮やかなグリーンのバッグは、光降り注ぐ避暑地でこそ活躍させたい。
c.マリンスタイルを極上に仕上げる「エルメス」のスカーフ
ビーチサイドで映えるのは、紺×白×金の格調高いトリコロール配色。
d.ラフになりがちなトングはゴールドバックルを効かせて
いわゆる “ビーサン” にならないよう、ゴールドチェーンでアクセントをつけて。
e.ジュエリーは重ねづけして着こなしをリッチに
着こなしが軽くなりがちなバカンスこそ、ジュエリーの重ねづけが効果大。
f.装いに迫力をもたらすサングラスは必要不可欠
ほんのり透け感のあるカラーサングラスが旬のムード。
※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- STYLIST :
- 高橋リタ
- EDIT&WRITING :
- 本庄真穂、喜多容子(Precious)
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