「ジャクリーン推し」のスタイリスト・高橋リタさんと読み解く【最愛「ジャッキー」モダン・エレガンスの物語】
時代を経てなお、色褪せないおしゃれアイコンとして輝き続けるジャッキー。そのスタイルを「私のおしゃれの原点であり、最強のファッショニスタ」と語る、人気スタイリスト・高橋リタさんが徹底解説。
世界を飛び回った彼女の装いをN.Y.スタイルとカプリスタイルに分けて、比較&分析します。
“ジャッキー・スタイル” in N.Y.
ジャッキーのいわばホームともいえるN.Y.では、都会になじむインテリジェンスな着こなしが信条。タンクワンピースやセットアップスーツにアイコン小物のバッグや時計を合わせて、格調高く。
品のよさを醸し出すローヒールやマニッシュに巻いたスカーフまで意思をもったジャッキー・スタイルをキャッチアップ!
「知性と品格が漂うシーンレスな都会の装いこそ、ジャッキーの真骨頂です」(高橋リタさん)
![人気スタイリスト・高橋リタさん](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/c/5/720mw/img_c53bbbea818d61dc60a2660e4f27326a423131.jpg)
1:プレーンな黒ワンピを小物でリッチに格上げ
![大人コーデ_1,セレブ_1](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/7/1/720mw/img_71cb5ec5d5d5717bbe76cca007d49d4a339110.jpg)
「ミリ単位でこだわっているのではと推測する、ジャストサイズの黒タンクワンピース。あえてフラットパンプスを合わせて品よく仕上げるのがジャッキー流。グッチの『ジャッキーバッグ』とミニバッグのダブル持ちは、働く女性が参考にしたい小物使いです」(リタさん)
2:ホワイト8:ブラック2が鍵! 上品リッチなモノトーン
![大人コーデ_2,セレブ_2](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/5/a/720mw/img_5a1e587a2004c223121b839bb35cb76c444056.jpg)
「モノトーンコーディネートでさすがだなと思うのが、白の分量使い。黒を多めにしてしまいがちなところ、白をメインにすることで、コンサバなスーツスタイルをモードに振ることができます。白を優雅に、かつ効果的に着る。そのセンスに脱帽してしまうのです」(リタさん)
3:ゴールドを効かせて黒スーツをクラスアップ
![大人コーデ_3,セレブ_3](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/7/3/720mw/img_733b84b68a4c4f4fadc767abb518981e417442.jpg)
「同じノーカラースーツでも、白をメインにしたのが【2】の写真なら、黒をメインにしたのがこちら。その場合はベルトのバックルやバッグのチェーンなど、少量のゴールドを小物で取り入れて、光と艶をプラス。黒の装いでも沈むことなく、品よく着映えることができます」(リタさん)
4:デコルテを開け、マダムの風格を漂わせて
![大人コーデ_4,セレブ_4](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/0/c/720mw/img_0c41cd2ee3562e1200c408f3e0d89935471298.jpg)
「若い頃は襟元が詰まった着こなしを好んでいたジャッキーも、晩年はデコルテの開いたシャツスタイルを楽しむように。年齢を重ねた自分に何が似合うのか。おしゃれをアップデートしながら、ずっとファッションを愛し、楽しみ続けた人なんだなと感心します」(リタさん)
5:ジャッキーらしさがにじみ出るマニッシュなスカーフ使い
![大人コーデ_5,セレブ_5](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/8/2/720mw/img_823f78e4a1c6614d0de46524100547ee400624.jpg)
「ベージュのコートにブラウンの『ジャッキーバッグ』を合わせた上品なワントーンコーディネート。注目すべきはスカーフの巻き方。エレガントにふんわりと巻くのではなく、アスコットタイのように仕立てて襟元を男前に飾る。そのスタイリングにグッときます」(リタさん)
クラシカルな装いをさらに格上げする、タイムレスな都会派名品たち
![大人コーデ_6,バッグ_1,時計_1,高級時計_1,靴_1,パール_1,ブレスレット_1,スカーフ_1,小物_1](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/3/b/720mw/img_3b6fab5827a540634e47856abf6e3617487325.jpg)
a:アイコン小物の代表格! グッチの『ジャッキー 1961』
ジャッキー・スタイルに欠かせない、グッチのアイコンバッグ。GGパターンのキャンバス地を選べばクラシカルかつ軽やかな印象に。
b:これがなければ始まらない。カルティエのタンクウォッチ
あらゆるシーンで愛用した、時代を経て愛される名品中の名品ウォッチ。
c:育ちのよさを演出するロジェ・ヴィヴィエのフラットパンプス
「足元はフラット」がジャッキーの黄金ルール。アイコニックなバックルが都会的なムードに。
d:ジャッキーがこよなく愛したのは“変化球”パール
3連パールやバロックパールを愛用したジャッキー。今ならこんなスライスパールが気分。
e:ベーシックに華を添える『グッチ フローラ』の細長スカーフ
アスコットタイ風に応用すれば、Vゾーンに辛口なニュアンスが加わる。
f:装いにクラシカルなムードを添えるダブルGバックルベルト
ベルトマークは1960~1970年代の一大トレンド。ゴールドバックルで品と格をプラス。
※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
関連記事
- スタイリスト・高橋リタさんの “永遠のおしゃれミューズ”「ジャッキー」スタイルの魅力に迫ります!
- スタイリスト・高橋リタさん流【パール】コーディネート術「普段使いにパールを合わせて洗練させて!」
- 最新バッグ【36アイテム】を一挙大公開! 春スタイルをアップデートする【人気バッグNEWS】
問い合わせ先
- グッチ ジャパン クライアントサービス TEL:0120-99-2177
- カルティエ カスタマー サービスセンター TEL:0120-301-757
- ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン TEL:0120-957-940
- TASAKI TEL:0120-111-446
- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- STYLIST :
- 高橋リタ
- EDIT&WRITING :
- 本庄真穂、喜多容子(Precious)
- 写真協力 :
- Getty Images