「かごバッグ」が映える、春夏シーズンの到来。カジュアルやきれいめにもマッチする、汎用性の高さも魅力の一つです。ご紹介する三人のお洒落賢者たちは、どんなかごバッグを選び、どうコーディネートしていたのか解説します。

■1:ジャンヌ・ダマスは…主張が控えめなかごバッグをさりげないアクセントとして活用

クロシェ編みトップス、ピンストライプパンツ、ドットパンプスで立体感を確保すれば白黒が単調になりません。
クロシェ編みトップス、ピンストライプパンツ、ドットパンプスで立体感を確保すれば白黒が単調になりません。

2023年2月28日、パリ ファッションウィーク開催中のストリートでスナップされた、ファッション/ビューティブランド『Rouge』を手掛けるジャンヌ・ダマス。エターナルな魅力を放つ白と黒の組み合わせは、クロシェ編みのアンサンブルとピンストライプパンツで立体感を確保。ショート丈のアンサンブルとIラインが強調されるピンストライプのパンツなら、スタイルアップ効果大です。白黒そのものがシックなので、かごバッグは主張が控えめな小ぶりなサイズをチョイス。大きめサイズだとカジュアルさが強くなるため、やや浮いてしまう場合も。ミニサイズなら、かえってキャッチーさが高まりモダンに整います。

■2:アナレナ・ソフィーは…爽やか配色の着こなしに暖色かごバッグを効かせメリハリ付け

足元にはバッグの色を拾ったキャメルのフラットサンダルを迎え、エフォートレスに。
足元にはバッグの色を拾ったキャメルのフラットサンダルを迎え、エフォートレスに。

ドイツのデュッセルドルフでスナップされた、インフルエンサーのアナレナ・ソフィー。ミドルゲージの白黒ボーダーニットトップスに、アイスブルージーンズを合わせ春らしいマリンムードを演出。トップスのインにコットンと思しきナチュラルな白シャツを忍ばせれば、シンプルワンツーに奥行きが生まれて絵になります。白とブルーのクリーンさ漂う配色には、ベージュとキャメルの暖色かごバッグを投入し、色のメリハリをプラス。カジュアルな装いなので、かごバッグは大きめサイズを選び、穏やかなインパクトを授けるとマンネリしません。

■3:ジータ・ドートヴィルは…フレッシュな春イエローとかごバッグを合わせ高揚感で満たして

ウエスト周りと足元の素肌を覗かせ、ヘルシーに。
ウエスト周りと足元の素肌を覗かせ、ヘルシーに。

パリ ファッションウィーク中にキャッチされた、ソーシャライトのジータ・ドートヴィル。春らしさ漂うイエローのトップスとフレアスカートを合わせ、遠くからでも目を引く着映えスタイルを実現しました。気分の上がるイエローは、ほんのりとくすんだトーンでシックさを両立。さらにクロップド丈のトップスでウエストをちらりと覗かせ、モードをひとさじ加えることで甘すぎないバランスに仕上げたのも秀逸です。さらに黒の太めアンクルストラップサンダルで引き締め、スパイスを上乗せ。手元には、季節感の高まるかごバッグを携え、高揚感のあるイエローの着こなしにマッチさせました。ナチュラルなバッグを投入したことで、春ならではの軽やかさが引き上がっています。


今すぐ参考にしたい、春の「かごバッグ」コーディネートをご紹介しました。季節感が高まるだけでなく、抜け感が加わることでこなれた印象へと導くことができます。ぜひご紹介した3人を参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香