モノトーンなどモダンな着こなしに定評があるヴィクトリア・ベッカムですが、カラーアイテムを使ったコーディネートもお見事なんです! カラー同士を掛け合わせてもトゥーマッチにならず、ちょうどいいバランスを叶える秘訣とは?
■1:寒色でまとめつつ小物でカラーを取り入れれば難しくない
NYの街中でキャッチされたこの日は、定番カジュアルの組み合わせを、淡いカラーアイテムを使ってブラッシュアップしていました。コーディネートの軸となる白Tシャツとブルーデニムパンツは、付かず離れずなシルエットで今っぽさを確保しながら、ラフに傾きすぎるのを防止。さらにアンクル丈のパンツなら、足首周りがすっきり覗き軽やかに整います。そこに程よくオーバーシルエットな淡い水色ジャケットを重ね、クリーンで瑞々しい印象へとアップデートしました。足元にはジャケットのカラートーンとリンクした、くすみパープルのパンプスを迎え、透明感をアップ。カラーとカラーの組み合わせは、一方を小物で取り入れつつ、上半身と足元のように遠い位置に配置するとチャレンジしやすいです。
■2:くすみトーンで落ち着いた印象を醸し品の良い華やかさを演出
2023年3月4日、パリにて家族とともにいるところをキャッチされたこの日は、くすみトーンのカラーコーディネートを披露しました。程よいフィット感のあるタートルネックトップスは、ピンクとパープルの中間のようなペールカラーでニュアンスを演出。そこにフレアラインのパンツを合わせ、しなやかなフェミニンムードを演出。パンツもトップスと同じくくすんだトーンを選び、一体感をオン。ライムグリーンなので、春らしい爽やかさを醸すことに成功しています。バッグは、パンツの色よりもやや濃いグリーンをセレクト。たっぷりのフリンジがあるからこそ、奥行きが生まれて良バランスです。
■3:目を引くカラーはきれいめアイテムで取り入れクラシカルさを確保
パリでキャッチされたこの日は、水色とオレンジの大胆な配色の着こなしでした。カラー×カラーでも華美になりすぎないのは、シャツとスラックスという王道きれいめアイテムをセレクトし、クラシックなムードを演出しているからこそ。さらにパンツのオレンジは、ややくすみトーンを選ぶことで穏やかな引き締め効果を獲得しました。シャツの袖をブラウジングしつつ、パンツは少し腰を落として穿くことでエフォートレスな気分をミックス。カラーを主役にしたいので、ジュエリーは取り入れず、腕時計だけを迎え知的さを印象付けました。仕上げにダークブラウンのバッグを抱え、こなれ感をアピール。
この春参考にしたい、ヴィクトリア・ベッカムのカラー×カラーの着こなしをご紹介しました。高揚感のあるカラーアイテムを取り入れ、春という季節を堪能してみてくださいね。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香