毎朝、働く女性を悩ませるのが通勤コーディネートをどうするか。そんな悩みを解決へと導いてくれるのが「着回し力」のある洋服です。今回は、万能で使いやすく、ヘビーローテーションとして活躍してくれる洋服の着こなし、選び方を研究します。

【目次】

着回しコーデ


【1】グレージュのパンツセットアップ着回しコーデ

【1】グレージュのパンツセットアップ着回しコーデ
プルオーバー・パンツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、左/ブルゾン(三喜商事〈イレブンティ〉)、ニット(ドゥロワー 青山店〈ドゥロワー〉)、ストール(TOMORROWLAND)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ファビオ ルスコーニ 六本木店)、右/スカート(エストネーション)、ネックレス(デペッシュモード恵比寿本店〈ラ・キアーヴェ〉)、ストール(イーストランド〈デスティン〉)、バングル各(デペッシュモード恵比寿本店〈グレコ〉)、バッグ(モラビト 東京ミッドタウン店〈モラビト〉)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious11月号』小学館、2016年

【ベース】端正なグレージュのパンツセットアップ
まずチョイスするセットアップは、美しいグレーが際立つしなやかな極上ニット。ニットブランドとしての地位を確立しているレ・コパンらしく、ウールが主体ながらさらっとした着心地が気持ちのいいブークレー素材。バランスのとりやすい丈感のプルオーバーと、ひざの少し高めの位置に絞りのあるフレアパンツのセット。きちんと感を伝えるセンタープレスもうれしいアイテムです。このセットアップを、ONとOFFで着回します。

【左】パンツ×ブルゾンでアクティブに(プライべート)
アクティブに行動したい休日には、セットアップのパンツの出番。カジュアルに装ってもあくまで上品に仕上がるのは、パンツの優雅な素材感とストンと落ちる美シルエットのおかげ。グレージュやトープカラーのアイテムとの合わせワザで全体をやわらかなワントーン配色でまとめれば、奥行きあるコーディネートに。リラックス感と品のよさが同居する、理想のオフスタイルのできあがりです。

【右】トップス×ブラック小物でエレガントに(オフィス)
きちんと感は必須だけれど、堅苦しさや威圧感がなく、親しみやすさも意識したいのがオフィスシーン。セットアップのトップスとブラックカラーのスカート&小物を合わせてシックなトーンにまとめ、好感度の高さと品のよさをしっかりキープ! 控えめな華やかさで、仕事終わりに予定のある日にも、鮮度よく着映えるエレガントなスタイリングに仕上がります。

【2】ボルドーのスカートセットアップ着回しコーデ

【2】ボルドーのスカートセットアップ着回しコーデ
ブラウス・スカート(TOMORROWLAND〈BACCA〉)、左/ニット(ストラスブルゴ〈エリカ カヴァリーニ〉)、コート(ラグ& ボーン 表参道〈ラグ& ボーン〉)、ファーストール(ADORE)、ネックレス(MBJ〈マルコ・ビチュゴ〉)、バッグ(DES PRÉS 丸の内〈ANITA BILARDI〉)、靴(TOMORROWLAND〈AVRIL GAU〉)、右/パンツ(エストネーション〈マディソンブルー〉)、ネックレス・バングル[上][下](バイ マレーネ ビルガー青山店〈バイ マレーネ ビルガー〉)、バッグ(トッズ・ジャパン〈トッズ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious11月号』小学館、2016年

【ベース】優美なボルドーのスカートセットアップ
艶やかな女らしさで魅了するエレガントカラー・プラムレッドをチョイス。艶のある素材感は華やかなシーンにも着回しOKなのがうれしいポイント。フロントの生地が前下がりで一見個性的なトップスは、全体に丸みのあるコクーンシルエット。反対に後ろが長いテールスカートとのセットで着こなせば、メリハリのあるシルエットがつくれます。このセットアップを、パーティーシーンと友人とのディナーのふたつのシーン別に着回します。

【左】スカート×ニットで上級者オシャレを堪能(パーティー)
実はいちばん加減が難しいのが、大人のパーティースタイル。これ見よがしにならない、さりげないオシャレが求められるのです。その点、こちらのセットアップのスカートは、光沢感に加え、ランダムに揺れる裾が華やか。旬のニットを合わせるだけで「わかってる」人のオケージョンスタイルにシフトできます。足元はロングブーツであえて外しのワザを効かせれば、オシャレ上級者にランクアップです!

【右】トップス×パンツで少し甘めの着こなしに(ディナー)
上下そろえるとドレッシーなセットアップも、トップス単品で活用すると上半身映えの叶うデイリースタイルに。気のおけない女友達との食事には、艶やかでありつつ媚のないパンツスタイルが正解です。全身のアクセントにクラシカルなバッグをプラスし、ジュエリーはほんのり個性的なデザインなら、ただのコンサバに転ばない遊びのあるおしゃれが楽しめます。

【3】スカートスーツ着回しコーデ

【3】スカートスーツ着回しコーデ
ジャケット¥346,000、スカート¥104,000(アクリスジャパン〈アクリス〉) 撮影/水田 学(NOSTY)  BY:『Precious10月号』小学館、2017年

着回すアイボリーのスカートスーツは、上質なウール100%。ジャケットのフロントは、すっきり見えるフック仕様。スカートは甘さが抑えられた程よいAラインとなっています。

ジャケット¥346,000(アクリスジャパン〈アクリス〉)、パンツ¥37,000(レリアン)、ブラウス¥20,000(エストネーション)、ネックレス¥28,000、ブレスレット¥21,000(バーニーズ ニューヨーク〈サスキア ディアス〉)、バッグ¥29,000(ジャンニ キアリーニ)、靴¥52,000(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2017年
ジャケット¥346,000(アクリスジャパン〈アクリス〉)、パンツ¥37,000(レリアン)、ブラウス¥20,000(エストネーション)、ネックレス¥28,000、ブレスレット¥21,000(バーニーズ ニューヨーク〈サスキア ディアス〉)、バッグ¥29,000(ジャンニ キアリーニ)、靴¥52,000(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/水田 学(NOSTY)  BY:『Precious10月号』小学館、2017年

今季も引き続き流行のワイドパンツは、主役のジャケットに品よくなじむ配色をセレクト。オレンジブラウスを差し色に加えることで、スーツとは異なる、カジュアル&モードな仕事スタイルが楽しめます。

ジャケット¥65,000・ニット¥29,000(ヒューゴボス ジャパン〈ボス〉)、スカート¥104,000(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ピアス¥260,000・ネックレス[チェーン]¥550,000・[ペンダントトップ]¥610,000(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ¥179,000(トッズ・ジャパン)、靴¥95,000(セルジオ ロッシ) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2017年
ジャケット¥65,000・ニット¥29,000(ヒューゴボス ジャパン〈ボス〉)、スカート¥104,000(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ピアス¥260,000・ネックレス[チェーン]¥550,000・[ペンダントトップ]¥610,000(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ¥179,000(トッズ・ジャパン)、靴¥95,000(セルジオ ロッシ) 撮影/水田 学(NOSTY)  BY:『Precious10月号』小学館、2017年

ジャカード織りのジャケットは、着こなしに表情がつくため一着はおさえておきたいアイテム。コンパクトなシルエットほどスカートと相性も良く、絶妙な甘辛バランスが新鮮です。

【4】パンツスーツ着回しコーデ

【4】パンツスーツ着回しコーデ
ジャケット¥85,000・パンツ¥41,000(ヒューゴボス ジャパン〈ヒューゴ ボス〉) 撮影/水田 学(NOSTY)  BY:『Precious10月号』小学館、2017年

構築的なショルダーラインに、シャープなラペルが採用されたスーツは、堅さが求められるシーンに最適。パンツは単品でも活躍できる、カジュアルなドローストリング仕様です。

カーディガンジャケット¥82,000(レリアン)、ノースリーブトップス¥12,000(レキップ)、パンツ¥41,000(ヒューゴボス ジャパン〈ヒューゴ ボス〉)、ピアス¥17,000・ブレスレット各¥40,000(リンクス オブ ロンドン青山店)、バッグ¥145,000(バーニーズ ニューヨーク〈ミチノ〉)、靴¥74,000(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2017年
カーディガンジャケット¥82,000(レリアン)、ノースリーブトップス¥12,000(レキップ)、パンツ¥41,000(ヒューゴボス ジャパン〈ヒューゴ ボス〉)、ピアス¥17,000・ブレスレット各¥40,000(リンクス オブ ロンドン青山店)、バッグ¥145,000(バーニーズ ニューヨーク〈ミチノ〉)、靴¥74,000(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY)  BY:『Precious10月号』小学館、2017年

ボトムに今どきのディテールが加わるだけで、スーツのボトムをはいているような堅さは一切なし! 上品なカーディガンの持ち味も生かされて、リラックスしたオフィススタイルが叶います。

ジャケット¥85,000(ヒューゴボス ジャパン〈ヒューゴ ボス〉)、スカート¥49,000(SANYO SHOKAI〈ポール・スチュアート〉)、ブラウス¥22,000(Theory luxe)、ピアス¥400,000(アルテミス・ジョイエリ)、ネックレス¥1,100,000(ミキモト)、バッグ¥183,000・靴¥84,000(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2017年
ジャケット¥85,000(ヒューゴボス ジャパン〈ヒューゴ ボス〉)、スカート¥49,000(SANYO SHOKAI〈ポール・スチュアート〉)、ブラウス¥22,000(Theory luxe)、ピアス¥400,000(アルテミス・ジョイエリ)、ネックレス¥1,100,000(ミキモト)、バッグ¥183,000・靴¥84,000(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY)  BY:『Precious10月号』小学館、2017年

仕事の食事会に、パンツスーツでは堅すぎます。そこでボトムをエレガントなレーススカートにチェンジ! レストランのクロークでジャケットを預けることを想定して、インナーは一枚で様になるブラウスが正解です。

【5】ショート丈ジレ着回しコーデ

【5】ショート丈ジレ着回しコーデ
ファージレ(ショート) ¥160,000
ジレ ¥160,000(マンツォーニ)、ジャケット ¥76,000(ラルディーニ)、シャツ ¥30,000(バルバ)、スカート ¥180,000(ザ ハイアリン)、バッグ ¥115,000(ザネラート)、靴 ¥92,000(マノロ ブラニク)
ジレ ¥160,000(マンツォーニ)、ジャケット ¥76,000(ラルディーニ)、シャツ ¥30,000(バルバ)、スカート ¥180,000(ザ ハイアリン)、バッグ ¥115,000(ザネラート)、靴 ¥92,000(マノロ ブラニク)

いつものオフィススタイルを華麗にアップデートするなら、今年はショート丈のファージレが必須。ジャケットの襟を立ててはおると暖かく、着脱しやすい軽やかな着心地もビジネスシーンで役立ちます。お仕事シーンでは取り入れにくかったりもしますが、ネイルや口紅で取り入れるように、足元だけ赤色をさすことで、女性らしい軽やかさを表現することができます。バッグはやわらかさも出る飴色のディテールがポイントの、大きめサイズを、あえてラフに持つのがおしゃれです。

ジレ ¥160,000(マンツォーニ)、パーカー ¥59,000(アリクアム スポーツ&リゾート)、パンツ ¥35,000(ヴァネッサ スアード)、靴 ¥30,000(コンバース)
ジレ ¥160,000(マンツォーニ)、パーカー ¥59,000(アリクアム スポーツ&リゾート)、パンツ ¥35,000(ヴァネッサ スアード)、靴 ¥30,000(コンバース)

リラックス感のあるパーカースタイルを、華やかなファージレでリュクスにアップデートした、大人の休日スタイル。'60S、'70Sのフレンチカジュアルを連想させる、優しいベビーブルーと黒のコントラストが新鮮です。足元にはデザイン性のあるユニークなスニーカーをセットして、大人の遊び心を効かせて。

【6】ベージュジャケットの着回しコーデ

【6】ベージュジャケットの着回しコーデ
ジャケット¥59,000(synchro crossings 玉川タカシマヤSC〈シンクロ クロッシングズ〉)

信頼感のある大人の仕事コーデに欠かせないジャケットですが、責任のある立場の女性こそ、優しげに見える色、たとえばソフトベージュを選ぶのが最大の鍵。春らしい明るい色や軽素材のインナーアイテムとも相性がよく、上半身で印象が決まりやすいデスクワークや会議、また会食の席なので、顔周りを女性らしく映してくれます。

ノーカラーとスタンドカラーを合わせたようなダブルカラーが、仕事向き春ジャケットの流行ディテール。元来男性的アイテムであるジャケットこそ、フェミニンな襟元の一枚を選ぶことで、程よい女性らしさが打ち出せます

ジャケット¥59,000(synchro crossings 玉川タカシマヤSC〈シンクロ クロッシングズ〉) 、ブラウス¥83,000(ウールン商会〈ファビアナ フィリッピ〉)、パンツ¥25,000(オルドス ファッション ジャパン〈オルドス〉)、ベルト¥13,000(フィガロ パリ 東京ミッドタウン店〈メゾン ボワネ〉)、眼鏡¥42,000(イー・ヴィ・アイ PR〈レジャー ソサエティー〉)、時計¥1,740,000(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、バッグ¥430,000(ヴァレクストラ・ジャパン〈ヴァレクストラ〉)、靴¥141,000[オーダー価格](ジェイエムウエストン 青山店〈ジェイエムウエストン〉)
ジャケット¥59,000(synchro crossings 玉川タカシマヤSC〈シンクロ クロッシングズ〉) 、ブラウス¥83,000(ウールン商会〈ファビアナ フィリッピ〉)、パンツ¥25,000(オルドス ファッション ジャパン〈オルドス〉)、ベルト¥13,000(フィガロ パリ 東京ミッドタウン店〈メゾン ボワネ〉)、眼鏡¥42,000(イー・ヴィ・アイ PR〈レジャー ソサエティー〉)、時計¥1,740,000(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、バッグ¥430,000(ヴァレクストラ・ジャパン〈ヴァレクストラ〉)、靴¥141,000[オーダー価格](ジェイエムウエストン 青山店〈ジェイエムウエストン〉)

社内発表や取引先など、「人前で話す」やや緊張感のある日には、白のテーパードパンツを合わせたキャリア女性らしい正装感のあるジャケパンコーデで臨みます。「キリッと見えても、怖く見えない」というバランスが、最大の課題となるアラフォー世代のジャケパンコーデ。やはりここでも、配色がキーとなります。淡いベージュとさわやかな白をつないで、まずは第一印象を明るく優しく見せるように心がけると、大勢のスーツ男性が集まる場でも埋もれることなく、自然と目を引くような存在感を発揮します。

中にシルバーラインが効いたネイビーのノースリーブブラウスを忍ばせることによって、淡色のスタイリングにメリハリをつけるのもこだわり。黒ではなくネイビーにすることで、ジャケットとのコントラストを強めすぎないのがポイントです。シルク混のやわらかな肌触りのブラウスは、きちんと感最優先のジャケパンコーデにこそ、投入したいテクスチャーです。

ジャケット¥59,000(synchro crossings 玉川タカシマヤSC〈シンクロ クロッシングズ〉)、ブラウス¥18,000(TOMORROWLAND)、パンツ¥27,000(wb)、ピアス¥210,000(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉)、ブレスレット¥133,000(ウノアエレジャパン〈ウノアエレ〉)、バッグ¥169,000(J&Mデヴィッドソン青山店)、靴¥150,000(ブルーベル・ジャパン〈マノロブラニク〉)
ジャケット¥59,000(synchro crossings 玉川タカシマヤSC〈シンクロ クロッシングズ〉)、ブラウス¥18,000(TOMORROWLAND)、パンツ¥27,000(wb)、ピアス¥210,000(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉)、ブレスレット¥133,000(ウノアエレジャパン〈ウノアエレ〉)、バッグ¥169,000(J&Mデヴィッドソン青山店)、靴¥150,000(ブルーベル・ジャパン〈マノロブラニク〉)

社外のお付き合いの席も頻繁に出席を求められる、アラフォー世代のキャリア女性。アフター6のクライアントとの会食や異業種交流会なども、単なる仕事相手としてだけではなく、人としても魅力的に映りたい、大切なビジネスシーンです。昼間の打ち合わせ以外で、長時間顔を合わせるのは初めて。あるいは、先方が予約したお店が思いのほかラグジュアリー! などで、何を着ていくのがいいのか…と結構迷う経験も多いのではないでしょうか。

そんなシーンにオススメなのが、旬色投入で華やかさを加えたベージュジャケットの着回しコーデです。そしてアラフォーのキャリア女性の肌写りを綺麗にするのが、チアフルなイエロー。

ジャケット¥59,000(synchro crossings 玉川タカシマヤSC〈シンクロ クロッシングズ〉)、ニット¥13,000(ジェット 六本木〈ジェット ニューヨーク〉)、スカート¥69,000(ポール・スチュアート 青山店〈ポール・スチュアート〉)、ネックレス¥63,000(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、時計¥2,440,000(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、バッグ¥134,000(JIMMY CHOO)、靴¥49,000(エストネーション〈ペリーコ〉)
ジャケット¥59,000(synchro crossings 玉川タカシマヤSC〈シンクロ クロッシングズ〉)、ニット¥13,000(ジェット 六本木〈ジェット ニューヨーク〉)、スカート¥69,000(ポール・スチュアート 青山店〈ポール・スチュアート〉)、ネックレス¥63,000(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、時計¥2,440,000(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、バッグ¥134,000(JIMMY CHOO)、靴¥49,000(エストネーション〈ペリーコ〉)

日中の仕事の予定を考えるとジャケットは必須。でも、アフター6は大人の女性としてプライベートな予定を思いっきり楽しみたい! という日も、ベージュジャケットを上手に着回して乗り切りましょう。すっきりとしたフロントのダブルカラーのジャケットなので、着映え感のあるスカートと合わせてもバランスよくキマります。サイドスリットが入っていて、さらにひざ周りが透けるミディ丈のレーススカートを合わせて、いつものジャケットコーデよりも女っぽく装います。

レーススカートなど華やかなアイテムが主役になる場合は、全体をベージュと黒の2色でまとめるなど、色使いで引き算するのもポイントです。それによって、大人の女性ならではの洗練された華やかさに。V開きニットからのぞくデコルテやひざ周りの透け感など、ちらりと肌見せを効かせるをことでも、いつもとはまた違ったベージュジャケットコーデが完成します。

【7】ピンクベージュのジレ着回しコーデ

【7】ピンクジレ着回しコーデ
ジレ¥72,000(トレメッツォ)、ニット¥23,000(SANYO SHOKAI)、パンツ¥27,000(ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス 表参道店)、ネックレス¥210,000(リンクス オブ ロンドン青山店)、バングル各¥8,000(ファンエンパイヤ)、バッグ¥365,000(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴¥103,000(ブルーベル・ジャパン)

全身をガラリと変えなくても、同僚や部下から〝今日の●●さん、なんだかおしゃれ!〟なんて密かに思われるようなコーディネートができれば、理想的ですよね。そこで流行のピンクジレをいつものワードローブにプラス。細身パンツとの組み合わせは言うまでもないですが、加えて、ここ数年流行中のミディ丈スカートとも、相性抜群なんです。

春ニット×テーパードという春の王道パンツスタイル。もちろんこれだけでも成り立つのですが、どこか見慣れた印象も。ここにジレを一枚加えることによって、もう一歩上をいく〝ひと手間感〟が生まれ、コーディネート力が高まります。通勤で使いやすいのは、チェスターコートの腕部分を切り落としたような、フロントのデザインがシンプルなベージュ系。Iラインの強調やヒップ周りのカバーなど、スタイルアップに効果的なところも、ジレの長所です。

ジレ¥72,000(トレメッツォ)、ニット¥23,000・スカート¥17,000(SANYO SHOKAI)、ネックレス¥210,000(リンクス オブ ロンドン青山店)、バングル各¥8,000(ファンエンパイヤ)、バッグ¥365,000(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴¥103,000(ブルーベル・ジャパン)
ジレ¥72,000(トレメッツォ)、ニット¥23,000・スカート¥17,000(SANYO SHOKAI)、ネックレス¥210,000(リンクス オブ ロンドン青山店)、バングル各¥8,000(ファンエンパイヤ)、バッグ¥365,000(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴¥103,000(ブルーベル・ジャパン)

ベージュのジレで包み込むことによって、白ニットとグレースカートのコントラストが優しく中和されます。裾のラインからインナーボトムの裾を少しのぞかせるたのがちょうどいいバランスなので、ジレとミディ丈スカートは、まさにベストな組み合わせといえるのです。

【8】ノーカラージャケット着回しコーデ

【8】ノーカラージャケット着回しコーデ
ジャケット¥34,000(ICB)

肌色をワントーン明るく見せる効果があり、周囲に優しい印象を与えてくれるベージュの襟なしジャケット。ノーカラータイプなら気負わず着られるので、仕事から日常まで、さまざまなシーンで活用できるのが魅力です。薄軽なので、シーズン問わず使えるというメリットも。今回はあか抜けて見える、ベーシックなノーカラージャケットの着回しテクニックを教えていただきました。

ジャケット¥34,000・ワンピース[参考商品]・ネックレス¥10,000(ICB)
ジャケット¥34,000・ワンピース[参考商品]・ネックレス¥10,000(ICB)

まず、ビジネスシーンで求められる「きちんと感」。ここでは、会議や会食など、昼夜限らず使える安定のブラックワンピースと合わせると、自信をもって臨むことができます。膝が隠れるエレガントな丈感も、キャリア層へ向けた安心材料のひとつです。あか抜けて見せる鍵は、仕上げのネックレス使い。このように、モダンなデザインのロングネックレスは、身につけている人の審美眼の高さを感じさせ、華やぎの大人コーデが完成します。

ジャケット¥34,000・ニット¥17,000・パンツ¥22,000・ネックレス¥14,000(ICB)
ジャケット¥34,000・ニット¥17,000・パンツ¥22,000・ネックレス¥14,000(ICB)

通常業務のオフィススタイルで意識したいのは、「社内スタッフからの見られ方」ですよね。後輩から見ると、同じチームの一員として働く上司には、どんなシーンでも憧れを抱けるような、意識の高さを感じていたいものです。ここでは「トレンディーな要素」を上手に取り入れて大人の余裕をまといましょう。店長の宮崎さんからおすすめいただいたのは、ハイウエストでくるぶしの見える「絶妙丈のパンツ」。さらに上級者らしさが際立つ「ボーダーのインナー」使いが、あか抜けて見せられるポイントです。

ジャケット¥34,000・カットソー¥12,000・ホワイトデニム¥18,000・ネックレス¥10,000・ハット¥12,000(ICB)
ジャケット¥34,000・カットソー¥12,000・ホワイトデニム¥18,000・ネックレス¥10,000・ハット¥12,000(ICB)

最後にご紹介するのが、大人の女性こそ似合う、オフシーンのジャケットスタイルです。清涼感のあるホワイトカラーでまとめれば、リラックス感があるのにカジュアルすぎない、大人の休日コーデへと様変わり。ワントーンに映えるゴールドネックレスのあしらいやモードなハット使いなど、遊び心のある小物選びを意識すれば、上品なジャケットが軽やかに、あか抜けて見せられます。

【9】ファーストジャケット着回しコーデ

【9】ファーストジャケット着回しコーデ
テーラードジャケット¥79,000(ポール・スチュアート)

キャリア形成とともに年齢を重ねてきた30代・40代の働く大人女性が、ジャケットを新調するときに重視すべきは、今の立場や体型に合ったジャケット選びです。なかでも、「肩周りのフィット感」は第一印象を決める上でも重要なポイント。体の動きに合わせて仕立てられたこのジャケットは、ゆったりとしたアームホールが特徴のひとつです。常に美しいシルエットを保つよう設計されているため、長時間着ていても疲れにくい着心地のよさも、リピーターが多い理由です。品格を醸し出す肩回りへの配慮は、是非一度袖を通して体感いただきたいところ。

ジャケット¥79,000・ブラウス¥16,000・スカート¥33,000(ポール・スチュアート)
ジャケット¥79,000・ブラウス¥16,000・スカート¥33,000(ポール・スチュアート)

お食事会など華やかなシーンには、女性美が際立つレースのスカートをピックアップ。ウエストがきつくならないものがたくさん登場しているタイトめのスカートは、立場にふさわしく膝丈や膝下丈のものを。立体的な素材感のものを選ぶとのっぺりせず、エレガントな雰囲気が漂います。

ジャケット¥79,000・ブラウス¥23,000・パンツ¥33,000(ポール・スチュアート)
ジャケット¥79,000・ブラウス¥23,000・パンツ¥33,000(ポール・スチュアート)

今年らしい要素は、ワイドパンツで取り入れて。大人の女性たちで集まる夜やコンサートなど、仕事帰りにお出かけする日におすすめしたい、大人フェミニンなスタイルです。

ジャケット¥79,000・ブラウス¥16,000・スカート¥39,000(ポール・スチュアート)
ジャケット¥79,000・ブラウス¥16,000・スカート¥39,000(ポール・スチュアート)

セットアップ用のスカートも用意されているので、ビジネスシーンでよりきちんと感が求められる日には、安定のこちらの組み合わせで。トップスは清潔感のある白や、とろみ感のあるものを選ぶのがお約束です。

着回しアイテムを選ぶコツ


服を買うときは3段階でシミュレーション!

自分のワードローブを思い浮かべて、3段階で着回せるかシミュレーション。3パターンが無理そうだったら、自分らしいアイテムではないと購入を見送りましょう。

シーズンレスで楽しめる、ロイヤルブルーのフェイクスエードスカートの3段階着回しを例に、ご紹介します。

■1:「きれいめベーシック」に着る

■1:〝きれいめベーシック〟に着る
ロペのスカート・マルティニークのニット・フェンディのバッグ・ペリーコの靴/私物

最初は自分らしく自信をもって着こなしたいから、〝スタイルよく見えるきれいめベーシック〟を意識。大人っぽくシックな雰囲気になるよう、黒ニットをセレクト。

■2:配色を変えてみる

■2:配色を変えてみる
ロペのスカート・マルティニークのブルゾン・ドゥロワーのニット・マルコ マージのバッグ・ペリーコの靴/私物

ふたつ目の着回しは「アイテム合わせ」ではなく、「色合わせ」でどう変えるかを考えるのが有効。アイテム=点よりも、色という面で全体をとらえるほうがスムーズという考え方です。

ステップ1が黒合わせだったので、印象を変えるには、淡いトーンのグレーでなじませ配色にするのが正解。小物もソフトな色合いに変えて、優しげに。そうすると納得の印象チェンジがかないます。

■3:異なるテイストへのチェンジを図る

■3:異なるテイストへのチェンジを図る
ロペのスカート・レトロ ブランドのTシャツ・ダイアン フォン ファステンバーグのチェーンバッグ・リベラのメッシュバッグ・ルパート サンダーソンの靴/私物

3つ目まできたら、今までとはテイストが変わる着こなしを考えます。自分テイストの範囲内で、方向転換を。そんなときは、トレンド感度のいい小物が威力を発揮してくれます。

このスカートの場合、真夏にあえてのスエードもおしゃれ。ロゴTシャツやフラットサンダルで思いきりよくカジュアルに振り切りましょう。通年使えるアイテムだと、着こなしを発展させていく楽しさも広がります。

着回ししやすいアイテム


【1】カシミヤTシャツ

【1】カシミヤTシャツ
カシミヤTシャツ 各¥56,000(ストラスブルゴ〈クルチアーニ〉) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious12月号』小学館、2017年

働く大人の女性たちから支持を集める、イタリア屈指のニットブランド・クルチアーニ。そのクルチアーニが手がけた「カシミヤの半袖ニット」が人気を集めています。Tシャツ型のため使い勝手がよく、ファーやダウンの下など、意外と蒸れて汗ばむ冬の着こなしのインナーにぴったり。春服や秋服の素材感とも合いつつ、Tシャツ姿でいたい日中にも着やすい…と、季節を問わずその快適な肌さわりを楽しめるところが、人気の理由のようです。

【2】黒のタイトスカート

【2】黒のタイトスカート
¥28,000(wb) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious2月号』小学館、2018年 

起毛感のあるスカートは、脚のラインからつかず離れずのシルエットを選ぶと着回しやすい。スリットがないので、エレガントな印象になりすぎません。

【3】ジャカード織セットアップ

【3】ジャカード織セットアップ
コート・ワンピース・パンツ(アクリス ジャパン〈AKRIS punto〉) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious11月号』小学館、2016年

エグゼクティブな女性がこよなく愛するアクリスのスポーティーライン、それが「AKRIS punto(アクリス プント)」。エレガントな佇いはそのままに、アクティブでほんのりフェミニン、そして清潔感のあるセクシーさで幅広い年代の女性を虜にしてきました。その中でも、唯一無二の存在感を放つ、クロスステッチ柄の繊細なジャカード織のセットに注目。アイテムは「コート」「ワンピース」「センタープレスパンツ」の3つです。

(1)コート・・・シングルボタンのシンプルなトレンチスタイル。襟がきれいに立ち上がるので、360度どこから見ても美シルエット。
(2)ワンピース・・・ほっそりとしたミニマルなシルエットで繊細な柄が効いてくるスリーブレスワンピース。アームホールが狭く、デコルテの開きも上品。
(3)パンツ・・・きちんと感のある着こなしにマストなセンタープレス。裾に向かってゆるやかに広がるブーツカットは、脚線をまっすぐきれいに見せてくれるうれしい効果つき。

存在感のあるコート+ワンピースの組み合わせは、ドレスアップをしたいときにもオススメ。まるでスーチングのようなきちんと感が生まれます。コート+パンツはアウター姿で差をつけるコンビネーション。モノトーンがシャープで落ち着いた印象をつくり出します。

【4】ベーシックセットアップ

【4】ベーシックセットアップ
プルオーバー・センタープレスパンツ・ワイドパンツ(REYC) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious11月号』小学館、2016年

「これから生きるパートナーとしての服を提案したい――」。そんな想いから昨シーズン、YOKO CHANから新たに誕生したのが「REYC(リック)」。磨き上げられた上質な仕立てで、ジュエリーをまとわずとも絵になってしまう端正な面持ちのセットアップシリーズは、ほかに類を見ない実力派ぞろい。
ここではそんな中から、薄く加工した、上質なウール100%の3アイテムをチョイス。「プルオーバー」「センタープレスパンツ」「ワイドパンツ」のセットアップです。

(1)プルオーバー・・・立体的&小さめな袖に、 詰まったデコルテ……。随所に知性と清潔感の感じられるデザイン。 サイドの深めのスリットでキレのよさもしっかりキープ。シンプルだからこそラインの美しさが問われます。
(2)センタープレスパンツ・・・前後にプレスが施され、ほんのりメンズライクなのがかっこいい。前から見るとすっきりとした股上も、後ろ姿はきれいにヒップを包む立体裁断。オールマイティーに活躍する細見パンツの代表格です。
(3)ワイドパンツ・・・ウールのなめらかな素材感で、トレンドのボトムをリッチに昇華し、きれいめに見せてくれます。

プルオーバー+センタープレスパンツならシャキッとシャープな印象に。ノージャケットでもきちんと感とフォーマルな装いが手に入ります。一方、リラックス感のあるシルエットのワイドパンツと合わせれば、ぐっと大人の余裕を感じるコーディネートに。

【5】ワイドパンツ

【5】ワイドパンツ
¥26,000(エンフォルド) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious2月号』小学館、2018年 

ミドルグレーのウールパンツは、ストンとしたシルエットが旬。ストレッチ素材に加え、ウエストゴムのデザインで着脱しやすく、冬旅にも重宝します。

【6】白パンツ

【6】白パンツ
¥75,000(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious2月号』小学館、2018年 

冬の装いをクリアに見せる白パンツは、ストレッチ入りのウール素材。センタープレス入りで、ワークシーンにも対応します。

【7】タートルニット

【7】タートルニット
¥25,000(Theory luxe) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious2月号』小学館、2018年 

トレンドに左右されないシンプルなタートルネックニットは、スカーフと相性抜群! 薄手のリブウールは、引き締め効果の高い黒を選ぶのが正解です。

【8】白ブラウス

【8】白ブラウス
¥100,000(オールウェイズ〈ミカコ ナカムラ〉) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious2月号』小学館、2018年 

落ち感のあるクリアな白ブラウス。袖口はスリット入りで、手元の仕草まで優雅に。凛としたオーラをまといたい日に最適です。

【9】黒ワンピース

【9】黒ワンピース
ワンピース¥224,000・ストール¥420,000・バッグ¥417,000・靴/参考色¥107,000※予定価格(フェンディ ジャパン)、イヤリング¥870,000・リング¥1,200,000(ヴァン クリーフ&アーペル) 撮影/水田 学(NOSTY)  BY:『Precious12月号』小学館、2017年

落ち感の美しいシルクワンピースで、バスクから上陸した話題のレストランへ。万能ともいえる黒ワンピースは、ディテール使いで勝負。チョーカー風のネックラインや、シースルーラインのそで口が、着席シーンにスパイスをもたらしましょう。パイソンレザーのバッグやフォックスファーのストールで、マットな黒ワンピースに立体的な味付けを。

【10】黒パンツ

【10】黒パンツ
ブルゾン¥250,000(ヴァルカナイズ・ロンドン〈カール ドノヒュー〉)、ニット¥36,000(ブラミンク)、パンツ¥112,000(アオイ〈マントゥ〉)、ピアス¥120,000・ブレスレット¥850,000・時計¥1,765,000(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ¥201,000(ピエール アルディ 東京)、靴¥95,000(セルジオ ロッシ) 撮影/浅井佳代子   BY:『Precious11月号』小学館、2017年

大事なミーティングを前に、部下が準備した資料を念入りにチェック。フォーマルシーンに活用する黒ボトムこそ、何シーズンも更新しないのは野暮です。足首を意識したバランスこそが、今は新鮮!

着回しに便利なアウターアイテム


【1】キャメルのガウンコート

【1】キャメルのガウンコート
¥48,000(プレインピープル丸の内〈プレインピープル〉) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious2月号』小学館、2018年 

アンゴラ混のガウンコートは、ふんわり軽い着心地。ベルトを外して、ノーカラーコートとしても着用可能です。

【2】黒のダブルフェースコート

【2】黒のダブルフェースコート
¥76,000(MOGA) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious2月号』小学館、2018年 

コートの裾がひるがえると、内側のグレーがちらりとのぞく。オーバーシルエットで厚手のニットとも相性がよく、カシミヤ混素材でで温もりも十分です。

【3】ネイビーのジャケット

【3】ネイビーのジャケット
¥77,000(東レ・ディプロモード〈セブンティ〉) 撮影/佐藤 彩  BY:『Precious2月号』小学館、2018年 

ワークシーンに頼りになる、シングルボタンのジャケット。ストレッチ入りで、肩や腕を締め付けず、心地よく体にフィットします。

【4】黒のノーカラーコート

【4】黒のノーカラーコート
コート¥556,000・前身ごろとフードにビーバーファーの付いたポリエステル素材のリバーシブルジレ¥556,000・タートルニット¥44,000・パンツ¥62,000(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、バッグ¥137,000・スカーフ¥42,000(ピエール アルディ 東京) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』小学館、2017年

ストールやフードが映えるノーカラーのカシミヤコートは、華やかな演出がしやすく、色も知的なネイビーで、オン・オフともに万能なアウター。軽やかなダブルフェース素材なので、特に寒い日は中にファージレを重ねて、暖かさとともに洗練度もアップさせましょう。

【5】ファー付きジャケット

【5】ファー付きジャケット
ジャケット¥406,000[予定価格](フェンディ ジャパン) 撮影/宗髙聡子・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious12月号』小学館、2017年

カシミヤとファー。冬の2大ラグジュアリー素材をモードの領域で調和させた一着は、さすが"フェンディ。薄く軽くしなやかなダブルフェースのカシミヤは、グレー×カーキの最旬配色。それを、縫い目もスナップも表に見せないコンパクト&クリーンなコクーンシルエットに仕立て、身ごろに続くハーフスリーブの袖口にはストライプのフォックスファーをON!

コンパクトなコクーンシルエットは、エレガントなワンピースやスカートにも、流行のボリュームボトムにも好相性。袖口のファーが視線を上に集めて、スタイルよく見えます。

【6】トレンチコート

【6】トレンチコート
コート(バーバリー・ジャパン〈バーバリー〉)、スカーフ『パスマントリー・カドリ』(エルメスジャポン)、ブラウス・パンツ(シンクロ クロッシングズ 恵比寿グラススクエア〈シンクロ クロッシングズ〉)、時計(DKSH ジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、サングラス(モスコット トウキョウ〈モスコット〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY :『Precious3月号』小学館、2017年

合わせるアイテムによって、お仕事シーンから休日スタイルまで、オールシーンで使いやすいトレンチコート。きちんと感も女性らしいエレガンスも与えてくれる、万能アウターです。フェミニンな着こなしを楽しみたいときは、華やぎカラーのスカーフを差し色に着映えテクニックを効かせます。