『Precious』本誌のほか、ファッション誌を中心に人気スタイリストとして活躍する望月律子さん。望月さん自らがコーディネートしてくれるファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」のオーナーでもあります。本連載ではサロンでひとりひとりと対話するなか望月さんが実感した、大人の女性のファッションの悩みにこたえるべく、今求められているおしゃれアイデアや着こなしについてご提案します。
第42回のテーマは「ブローチのつけこなし」。トレンドの流れがきているけれど、ネックレスやイヤリングよりハードルの高いイメージのブローチをつけこなすには? ご自身によるコーディネート実例&解説とともにご覧ください。
■1:人気のジレなど襟付きアイテムに上品な輝きを添えて
「白シャツとジレのレイヤードスタイル。両方とも襟があるので華やかなネックレスをすると、少ししつこい印象になってしまいます」(望月さん)
確かに装いを盛り上げる要素が首元に渋滞して、ネックレスを合わせるとかえって洗練から遠のいてしまいそう。
「上半身映えを叶えたい着席の際など、華奢なネックレスだけだと物足りないときは、襟元にブローチをプラスするのがおすすめ。大ぶりなピアスをするよりも品よく、装いに華やぎを添えます」(望月さん)
■2:襟元の中央にあしらって鮮度をアップ
「ブローチのデザインにもよりますが、胸元につけるとやや古臭くなることも。そこでこんな小ぶりなものをネックレス感覚で白シャツにつけるのもおすすめです」(望月さん)
襟の中央にあしらうと、タイ風にも見えて新鮮です。
「ブローチ、イコール胸元というイメージを持っている人も多いよう。でもピンで留めるのですからどんな位置にも付けることができます。襟、襟の中央など、固定概念にとらわれず自由に楽しんでみては」(望月さん)
■3:アートなデザインで着こなしをアップデート
「Vネックにコサージュのようなブローチ。パールとビジューを組み合わせたデザインが、着こなしをモダンな雰囲気にクラスアップしてくれます」(望月さん)
一点投入で装いをグッと盛り上げてくれる、存在感が魅力的なブローチですが、つけ慣れない人にはその選びかたも気になるところ。
「いかにも、なクラシカルなものでなく、アートピースのようなモダンなデザインを選ぶこともつけやすさの秘訣です」(望月さん)
人気スタイリストの望月律子さんに、大人の着映えが叶う「ちょっとしたおしゃれのコツ」を指南いただく連載。第42回は「ブローチのつけこなし」をテーマにしたスタイリングにフォーカスしました。
もうひと声!の華やかさを添えてくれるブローチ。つけこなすのが難しそうな印象があった人も、ご紹介した着こなしを参考に、自由な発想で楽しんでみてはいかがでしょうか。
●この企画で掲載しているアイテムは望月さんのレンタルサロン「ALLONS‐Y」でレンタル可能です。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 黒石あみ(小学館)
- WRITING :
- 神田朝子