『Precious』本誌のほか、ファッション誌を中心に人気スタイリストとして活躍する望月律子さん。望月さん自らがコーディネートしてくれるファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」のオーナーでもあります。本連載ではサロンでひとりひとりと対話するなか望月さんが実感した、大人の女性のファッションの悩みにこたえるべく、今求められているおしゃれアイデアや着こなしをご提案します。

第39回のテーマは「ガーデンパーティにぴったり!コットンマキシワンピ2選」。オープンエアが気持ちいい季節、太陽の下でのパーティにお似合いの、フォーマル過ぎない華やかさのワンピースにフォーカスします。ご自身によるコーディネート実例&解説とともにご覧ください。

 
望月 律子さん
スタイリスト
(もちづき りつこ)雑誌『Precious』ほか、ファッション誌を中心に活躍中。リアリティと程よいトレンド感を備えたスタイリングは働く大人から高い支持を得ている。2021年秋にファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」をオープン。著書『望月律子のBASIC THEORY』(ワニブックス)が好評発売中。

■1:ディテール勝負な小豆色のコットンワンピース

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胸元のギャザーや襟元のパイピングで顔まわりに華やぎを。
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長くなったバックスタイルが印象的。

「前から見るとAラインですが、後ろのウエストラインが高くデザインされています。試着すると皆さん気に入ってしまう、ユニークなシルエットです」(望月さん)

ジャケットやレースのブラウス、といったフォーマル服ではなく、こんな「ちょっとだけ華やか」なワンピースは意外と持っている人が少ないかもしれません。

「色もいいですよね。今のシーズンなら軽やかに一枚で。冬ならウールのコートを合わせても。首元のパイピングがネックレスのような華やかさを演出します。コットンは素材に艶やかさがある訳ではないので、盛り上がるデザインのものを選びましょう」(望月さん)

■2:エレガンスと気品を高める白のマジック

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バッグ&パンプスも白で統一して清々しく。

「黒白モノトーンのワンピース。裾の白がないと、もっとカジュアルに見えそうですが、白が入ることでエレガントな印象になります」(望月さん)

広めにVに開いた胸元は、キャミソールを合わせて露出を調整しています。

「ガーリーな雰囲気もあるので、鎖骨を見せることで女っぷりが高まります。艶のあるアクセサリーを添えれば、ガーデンパーティなど、ラフな雰囲気の集まりにちょうどいい装いに仕上がります」(望月さん)


人気スタイリストの望月律子さんに、大人の着映えが叶う「ちょっとしたおしゃれのコツ」を指南いただく連載。第39回は「ガーデンパーティにぴったり!コットンマキシワンピ2選」をテーマにしたスタイリングにフォーカスしました。

華やかさは欲しいけれど、大袈裟過ぎたり、重くなってしまったり、匙加減がなかなか難しい太陽の下でのパーティ。さらっと軽やかなコットンのワンピースで、こなれたドレスアップをぜひお試しくださいね。

●この企画で掲載しているアイテムは望月さんのレンタルサロン「ALLONS‐Y」でレンタル可能です。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
黒石あみ(小学館)
WRITING :
神田朝子