「黒のコンパクトなジレなら、ワイドパンツもバランスよく!」
トップスのコーディネートを変えて、
前回と同じワイドパンツを着こなしてみました。
■前回の着こなし記事はこちら
背が低いから太めのパンツは難しい…と思いつつも、
数年来続くオーバーサイズの流行や
リラックスした着こなしを求める気分にはあらがえず
さまざまに挑戦をし続けています。
そんなある日、黒のコンパクトなジレと出会い、
これを合わせれば、ワイドパンツもバランスよく
着こなせるのでは…と思ってトライしたところ、
上半身は小さく、それに対して下半身は
スラッと長く見えるようで、予想以上の結果に。
ジレは伸縮性のあるニット素材を生かして、
盛夏にはブラトップなどに重ねて
ノースリーブトップスとしても着られるよう、
そでぐりも小さめな、XSサイズを選んでいます。
でもこの着こなし、どこかで見たような…と
記憶をたどってみたところ、往年の名画、
ウッディ・アレン監督の『アニー・ホール』で
ヒロインを演じたダイアン・キートンの、
独特なコーディネートにそっくりでした。
彼女はさらにネクタイとベルトをし、
ジレはラフに、いちばん上のボタンを留めるのみ。
映画の制作は1977年のことだそうですが、
スタイリングが少しも古びないどころか新鮮なのは、
ベーシックなアイテムを、組み合わせの妙で
個性的に見せていたからなのかもしれません。
グレーへアにしてから出番が増えたまっ赤な口紅。
写真でははっきりとわからないのですが、
この日は、リップにマットな赤を選びました。
真っ赤な口紅が大学時代に流行った世代で、
もともと好きな色ですが、
グレーヘアにしてからいっそう、
赤口紅の出番が増えたようです。
着こなしがマニッシュなせいもありますが、
グレーヘアだと、唇を赤にしても
女っぽさが過剰になることがなく、
気恥ずかさが少し抑えられるようです。
それでもツヤのある赤リップを、
輪郭をはっきりとって塗ると、いかにも
「塗りましたッ」と大げさになってしまうので、
マットに仕上がるものを選び、指や綿棒で
あえて輪郭をぼかすように置いています。
赤口紅をはじめとして、グレーヘアにしてから
おしゃれのうえで、いくつかの発見がありました。
ポジティブな気持ちで楽しんでおりますので、
これから追々、お伝えしていければ…と思います。
(写真/エディターH&J 文/エディターJ)
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