雑誌『Precious』7月号では【大人のための「空港ラグジュアリー」】と題し、世界を飛び回るジェットセッターをお手本に、その理想形にフォーカスしました。
今回はその中から、旅慣れたプレシャスキャリアの「エアポートスタイル」をご紹介。日本と海外を行き来する、旅慣れたプレシャスキャリアは何を愛用しているのでしょうか?
「ザ・サロン バイ ノーア」代表取締役、ライフ・エナジャイザーの植原ほのさん、「EMME」CEOの細川麻里子さん、ファッションエディター「NTK CREATIONS」代表の川口夏希さん、3人のリアルなエアポートスタイルと愛用品をレポートします。
【To New York】「ザ・サロン バイ ノーア」代表取締役 ライフ・エナジャイザー 植原ほのさん
「出張もバカンスも、ストーリーが感じられるスタイリングを実践」
「国内外問わず、出張の場合は訪問するブランドの服は必ず持参します。このプリントドレスはN.Y.出張でも活躍した本国ブランドのもので、リゾートで着るというよりは、都会的なストリートのイメージ。しかもオチ感があってシワになりづらいので、長時間のフライトも快適です。到着した足でブランドのショールームを訪れるときは、匿名性のあるジャージジャケットが一枚あると便利。洗練されたジュエリーをプラスすれば、気持ちも締まります」
●機内では…
「機内で寝るタイミングは、時差ボケを軽減するために現地時間に合わせます。フーディを持参するのは、周りを気にせず眠るため。ジャケットと重ねて着用することも」
●マストアイテムは…
「シルク製のアイマスクは、柔らかいバンダナタイプがお気に入り。マッサージストーンや、 「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」のリップバームも旅の必需品」
●旅バッグは…
「収納力の高い52Lの“リモワ”の『サルサ』は、長期の出張に持参。シックなボルドーカラーは、黒が基調のスタイリングにも品よくなじむので、長年愛用しています」
【To Paris】「EMME」CEO 細川麻里子さん
「シックカラーを基調に、私らしい大人モードで旅先でも心地よく」
「出発地の空港は知人に出会う確率も高く、実は最も装いに気を遣います。私の定番は、機内で快適に過ごすためのブラパット付きタンクトップとトラックパンツ。出張の際はきちんと見える“SIMPTI.”のクロップド丈のリネンジャケットや、ボリュームのある小物でバランスを図ります。コロナ禍前はヨーロッパのファッションウィークに合わせて、年に4〜6回は海外出張へ。シックをモットーに、土地の空気感に合った着回せるアイテムだけを厳選します」
●機内では…
「長時間のフライトに備えて、ジャケットをフーディにチェンジ。バングルや太フレームの眼鏡で程よい迫力をプラスすれば、トラックスーツのパジャマ感は払拭できる」
●マストアイテムは…
「意外と収納力のある『ケリー』バッグには、“ルイ・ヴィトン”のケースに入れたノートパソコンや、貴重品をひとまとめにした“ヴァレクストラ”のポーチをイン!」
●旅バッグは…
「ロストバゲージに備えて、1〜2泊分の洋服は機内持ち込み用に。36Lのトランクは預け用。“グローブ・トロッター”の『サファリ』で揃えれば、旅がぐっと優雅に」
【To Singapore】ファッションエディター「NTK CREATIONS」代表 川口夏希さん
「きれいめシャツが主役!日本を飛び立つときからシンガポールモードに」
「仕事で頻繁に日本とシンガポールを行き来するようになり、旅の持ち物も厳選されてきました。必ず持参するのは、どんな場面でも信頼を集める襟のあるワードローブ。年間の平均気温が25〜26℃のシンガポールでは、ジャケットよりも軽やかなシャツが活躍します。気温に合わせて、脱ぎ着が楽なのもポイント。エレガントにもカジュアルにも着られるデザインを選ぶとスタイリングの幅も広がって、荷物も最小限に抑えられます」
●機内では…
「“エルメス”のカシミア×シルクの大判スカーフは、かさばらないので世界中どこにでも持参。これからの季節は、ノースリーブTシャツに羽織るくらいがちょうどいい」
●マストアイテムは…
「シンガポールに到着したら即取り出せるように、サングラスとキャップは機内バッグに。屋外ロケにも活躍中のキャップは、“サンバリア100”。優秀すぎて3色所有」
●旅バッグは…
「“グローブ・トロッター”の『サファリ』は、どこに置いても絵になるので長年愛用。ふだんからニュートラルカラーの装いが多いので、洋服との相性も抜群です」
※掲載アイテムはすべて私物になりますので、ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
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- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- EDIT&WRITING :
- 竹市莉子(HATSU)、 兼信実加子、喜多容子(Precious)