「中弛み」ってなんと読む?「なかゆるみ」ではありませんよ!
明日、7月2日は、1年365日のちょうど真ん中・183日目…ということで、『真ん中の日』という記念日にも制定されています。…ということで本日は「中」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「中弛み」ってなんと読む?
「中弛み」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「途中で一時的に緊張がゆるむこと」「取引用語で、上昇気配の相場が途中で一時横ばい、ないし軟調になること」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「このドラマ、ラストはおもしろいんだけれど、中弛みの部分で離脱する人もいたみたい」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 中弛み(なかだるみ) です。
「弛」は「弛緩(しかん)」などの熟語でもお馴染みの字ですが、漢字そのものが常用漢字ではありません。とはいえ、常識的に読めるようにしたいレベルの字ですね。「弛む」と書くと「ゆるむ/たるむ/たゆむ」と3通りの読み方がありますが、「なかゆるみ」「なかたゆみ」という言葉はありませんので、「中弛み(なかだるみ)」が正解です。さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「中稲」ってなんと読む?
「中稲」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:イネの品種を、収穫時期別で表した言葉で、「中間の時期に収穫期がくるイネ」のことです。
<ヒント>
「うちは新米の時期はあえて少量ずつお米を買うようにして、早稲、中稲、晩稲…と、いろんな品種の新米を味わうのよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 中稲(なかて) です。
中稲(なかて)は早稲(わせ)、晩稲(おくて)とセットになった言葉で、「早生(わせ)」「中生(なかて)」「晩生(おくて)」とも表記します。人でも、成熟が遅いことを「晩生(おくて)」と言ったりしますが、これは稲の生育になぞらえた言葉です。日本の歴史と稲、つまり米作は深く関わっていますので、大人の知識として「中稲(なかて)」は読めるに越したことがございません。ぜひ覚えておいてくださいね。
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本日は、7月2日『真ん中の日』にちなんで、「中」という字の入った日本語から、
・中弛み(なかだるみ)
・中稲(なかて)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)