『Precious』本誌のほか、ファッション誌を中心に人気スタイリストとして活躍する望月律子さん。望月さん自らがコーディネートしてくれるファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」のオーナーでもあります。本連載ではサロンでひとりひとりと対話するなか望月さんが実感した、大人の女性のファッションの悩みにこたえるべく、今求められているおしゃれアイデアや着こなしをご提案します。

第50回のテーマは「Vあきワンピ」。一枚で様になるワンピースは暑い季節の心強い味方。なかでも望月さんがパンツ派にもおすすめ、というのは、スッキリとしたVのネックラインのもの。ご自身によるコーディネート実例&解説とともにご覧ください。

 
望月律子さん
スタイリスト
(もちづき りつこ)雑誌『Precious』ほか、ファッション誌を中心に活躍中。リアリティと程よいトレンド感を備えたスタイリングは働く大人から高い支持を得ている。2021年秋にファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」をオープン。著書『望月律子のBASIC THEORY』(ワニブックス)が好評発売中。

■1:大人に似合うバランス!ハンサムとエレガンスが共存する「黒」

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顔まわりにはモダンなパールでまろやかな艶めきを添えて。

「タキシードのようなデザイン。どうしてもフェミニンな雰囲気になるワンピースですが、Vあきだとキリッとシャープに。エレガントさもあり、大人に程よいバランスです。普段はシャープなものを着ていて、ワンピースに気恥ずかしさがある人にも着こなしやすいはず」(望月さん)

襟がついたジャケット風ディテールで、きちんと感アップ。ジレを着ているようにも見えます。

「黒のワンピースはともすると喪服のような印象にもなってしまうことも。シンプル過ぎるよりは、デザインがあるほうが気負わずまとえます」(望月さん)

■2:艶ありニュアンス色と肌見せで洒落感倍増!「チャコールグレー」

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小物はワンピースより明るい色を選び軽やかに。

「こちらもワンピースの甘いイメージに反して、辛口なデザインです」(望月さん)

様々なトーンがあるグレーのなかでも、華やかさのある色味であることもポイント。アシンメトリーにあしらわれたフリルからキラキラとした装飾がのぞき、洒落感を高めます。

「一見黒にも見えますが、シックになり過ぎないカラー。スリットにVあきでスタイルよく着こなせます」(望月さん)


人気スタイリストの望月律子さんに、大人の着映えが叶う「ちょっとしたおしゃれのコツ」を指南いただく連載。第50回は「Vあきワンピ」をテーマにしたスタイリングにフォーカスしました。

シャープなネックラインがワンピースにクールな印象を授ける「Vあき」。ご紹介した2着のように、ロング&リーンなシルエットなら、ストレートなラインが二の腕もスッキリ見せて、最強の着映えを期待できそうです。清涼感も両立するドレスアップ、ぜひ今こそ取り入れてみてくださいね。

●この企画で掲載しているアイテムは望月さんのレンタルサロン「ALLONS‐Y」でレンタル可能です。

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思わず「真似したくなる! 」着こなし提案がたくさん見られる、望月さんのインスタグラムも好評です。ぜひフォロー(ユーザー名:ritsukomochizuki)して、日々のスタイリングの参考にご活用ください。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
黒石あみ(小学館)
WRITING :
神田朝子