『Precious』本誌のほか、ファッション誌を中心に人気スタイリストとして活躍する望月律子さん。望月さん自らがコーディネートしてくれるファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」のオーナーでもあります。本連載ではサロンでひとりひとりと対話するなか望月さんが実感した、大人の女性のファッションの悩みにこたえるべく、今求められているおしゃれアイデアや着こなしをご提案します。
第49回のテーマは「華やぎカーデ」。冷房や紫外線対策など、夏の羽織りとしてもお役立ちなアイテムです。「ニットのカーディガンというと、日常で活躍するベーシックアイテムというイメージ。華やぎシーンにはあまり繋がらないかもしれませんが、実は選び方&使い方次第で活用できるのです」と望月さん。フォーマルシーンに活用するにはどんなポイントが? ご自身によるコーディネート実例&解説とともにご覧ください。
■1:ブラウス感覚でまとえる!一枚でサマになるシアー袖
「袖がトレンドの透け素材になったカーディガンを、ブラウスっぽく一枚で着用。フロントを開けて艶のあるインナーと合わせてもいいですし、着こなしの幅が広いデザインです」(望月さん)
異素材使いで洒落感が倍増しているカーディガン。きっちり前を留めても清涼感を演出してくれます。
■2:ジャケットよりも優しいムードに!肌見せで抜け感も漂わせて
「ケープデザインのニットカーディガン。ネイビーカラーはトラッドな印象にも。ワイドパンツのときはマニッシュなジャケットを合わせてもかっこいいですが、こんな風にカーディガンを合わせると少し柔らかい雰囲気になります」(望月さん)
気負わない空気感がスタイリングのマンネリを回避し、グッと新鮮なコーディネートに。
「また二の腕は見えないけれど肌が見える…というのがおしゃれ見えするポイント。今年はコートだけでなくカーディガンやブラウスなどにもケープ型をよく見かけます。トレンドでありながらも、ずっと使えるアイテムです。ケープ型のこなれた雰囲気をカーディガンで取り入れれば、日常でも使いやすいですよね」(望月さん)
人気スタイリストの望月律子さんに、大人の着映えが叶う「ちょっとしたおしゃれのコツ」を指南いただく連載。第49回は「華やぎカーデ」をテーマにしたスタイリングにフォーカスしました。
今っぽい素材使いやデザインにひとクセあるものなら、ドレスアップにも羽織りとしても…と二刀流で使い勝手抜群! 旅のワードローブとしても便利な華やぎカーディガン、ご紹介したポイントを参考にぜひ取り入れてみてくださいね。
●この企画で掲載しているアイテムは望月さんのレンタルサロン「ALLONS‐Y」でレンタル可能です。
望月さんのInstagramにもご注目ください!
思わず「真似したくなる! 」着こなし提案がたくさん見られる、望月さんのインスタグラムも好評です。ぜひフォロー(ユーザー名:ritsukomochizuki)して、日々のスタイリングの参考にご活用ください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 黒石あみ(小学館)
- WRITING :
- 神田朝子