スナップでひもとく!知性と品格の「シャツ・アイデンティティ」|素敵な人は今、自分らしいスタイルで「シャツ」を魅せる!

シャツは、シンプルで実用性が高いアイテム。一見モードとは無縁ですが、それゆえに時代を超えて、洗練された人の心をとらえ続けてきました。ファッション史に残る「シャツ」の象徴的なスナップと今、真似したくなる最旬のスタイルを、厳選して解説します!

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◇ダンガリーシャツにスモーキングのすご技!(写真左)

人気のジェナ・ライオンズも圧倒的にシャツ派。どんなに遊び心があっても上品に見えるのは、シャツの端正さゆえ。ここでは逆にカジュアルシャツをスモーキングで格上げ。

◇ニットジレでこなれた風合いを(写真中央)

“サンローラン” のロゴを幾何学的にあしらったプリントシャツは、身頃も袖も透ける素材使い。ニットジレを重ねることで、程よい肌見せで、こなれ感が生まれて。

◇ベージュワントーンで一気に洗練へ!(写真右)

ジジ・ハディッドのカジュアルとエレガンスの振れ幅は魅力的。エレガントにジャケットを羽織る日はワントーンで。おなか見せは今、ベージュのコンサバ感を打ち破るワザに。


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◇オーバーサイズの仕上げはウエストマークで端正に!(写真左)

人気の全身デニムコーディネート。シャツもパンツもバッグも今どきのオーバーサイズなので、ウエストをロゴベルトでキュっと締めて、さりげなくスタイルアップを図って。

◇クロップドシャツにミディ丈の最旬シルエット(写真右)

ボリュームシルエットのバランスをとるために、コンパクトなクロップドシャツが人気。この人も少しだけおなか出し!ミディ丈のスカートを合わせながら、脚の見せ具合が絶妙。


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◇肌見せと絶妙な配色で大人ピンクに抜け感を!(写真左)

ジジ・ハディッドの休日スタイル。アメカジなボタンダウンシャツは、ストライプやバンダナ柄の切り替えがあるワザありデザイン。ピンク×グリーンのニットを肩掛けして、イエローのミニバッグを。シャツ×デニムもここまで遊べると素敵!

◇ボディジュエリーをシャツにオン!(写真右)

ベーシックの今どきなアレンジがうまいアレクサ・チャン。白シャツを無造作に着て、チョーカーからつながるビジューチェーンのボディジュエリーをシャツの上に。遊び心のある大人のナイトシーンに。


多様性の時代に愛される自由なシャツの端正インパクト

ここ10年ほどの間で、ファッションのいちばん大きな変化といえば、"リラックス感"とそれに伴う “シルエットのゆとり” である。

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左から/キャロリン・ベセット=ケネディ、チャーリーズ・エンジェル

例えば、上のキャロリン・べセット=ケネディの写真(左)は1999年。今見ても新鮮で真似をしたくなるが、今年ならもう少し身頃と袖にゆとりが欲しい。ダブルカフスに袖まくりをする “頑張り” も必要ない。

加えて今は、若い世代ならおなか出しや、ミニスカートといった肌の抜け感が、あらゆるバランスを今年らしく整える。ただ、大人がするなら、大胆なデコルテ見せくらいだろうか。

ダンガリーシャツも人気。だがその理由はもはや、女性が男物を着るギャップではなく、ワークテイストを取り入れることで、今の気分が盛り上がるからだ。

すべてが多様化する時代。シャツのデザインも、着こなし方も、写真のように幅が広がり、とても自由に見える。ただ、リラックススタイルに慣れて、ふと〝襟元を正したくなる〟とき、おしゃれな人ほどだれもが、流行に関係なく、シャツの端正さや、凛とした佇まいを巧みに取り入れていることに気付く。

お気に入りのシャツが一枚あるだけで、背筋が伸びる。どこか信頼感のあるスタイルになる。シャツのもつ端正なインパクトに頼れば、カッコよく季節をシフトできるだろう。

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PHOTO :
宇佐美政郁(CASK)
EDIT :
藤田由美、喜多容子(Precious)
写真提供 :
Getty Images