上品な着こなしで大人気のキャサリン皇太子妃。装いのなかでさりげなく、今は亡きダイアナ元妃へのオマージュを捧げることもあり、その思慮深くスマートなスタイリングでも人々を唸らせています。
ロイヤルらしいワントーンやコートドレスなど、共通点も多い2人の着こなし。エッジー過ぎずクラシカルな装いを好むキャサリン皇太子妃に対して、ダイアナ元妃は高揚感あるトレンドも楽しんでいる印象です。
今回は「バレエフラット」の装いをピックアップ。ヒールが低く、足の甲が大きく開いたデザインは、合わせるボトムやスタイルを選ばない万能選手。愛らしい雰囲気もあって、人気浮上中です。そんな秋冬注目の足元を、2人のファミリーであるメーガン妃も早速取り入れていました。モード好きな彼女の最新スナップも合わせて、三者三様の装いをご覧ください。
キャサリン皇太子妃は…海外公務でも!合わせやすい黒を選んで控えめかつクールな印象に
■1:フォーマルなテーラードジャケットに足元でフェミニンさをひと匙
2023年4月24日、イギリス・ウィンザーのベビーバンクを訪問。ニュートラルカラーのリース・ラーソンのツイルジャケットに、黒のシガレットパンツを合わせています。ジャケットはダブルブレストのデザインで、ピークドラペルと大きめのポケットが特徴。足元はイギリスブランド、ボーデンのブラックスエードのポインテッドバレエシューズをセレクト。スクエアなバックルがあしらわれ、装いに上品なツイストを効かせています。
■2:ロング&リーンなスタイルに足元でさりげないアクセント
2019年10月18日、パキスタンのイスラマバードで陸軍犬センターを訪問した際の装いです。白いシャツとパンツの上にビューラ・ロンドンのジャケットをオン。パキスタンの民族衣装を意識したようなコーディネートに足元はスエード黒のフラットを合わせています。甲でクロスしたストラップがスッキリした足元を演出。
ダイアナ元妃は…ショッピングやアウトドアでも!スタイルを優しくまとめるバレエフラットを愛用
■3:リュクスな装いにバレエフラットで抜け感を添えて
1997年、ロンドンのブランド街、ボンドストリートでのショッピングスタイルです。上品な艶にリュクス感光るジャカード織りのワンピースは一着で迫力満点。アイコニックなバンブーハンドルのグッチのトートバッグと足元はニュートラルカラーを選び、コーディネートをまろやかに仕上げています。
■4:オーバーサイズなセットアップを白フラットで軽やかに
1981年8月19日、スコットランドで新婚旅行中、バルモラル城の敷地内にあるディー川のほとりで。ビル・パシュリーによるブラウンのセットアップは肩に余裕のあるオーバーサイズなシルエット。射撃などのカントリースポーツをするのに適したデザインなのだとか。インナーと足元の白で爽やかな印象を高めています。
メーガン妃は…アクティブシーンに欠かせない!品格フラットでクラスアップ
■5:ショートパンツには美脚効果を期待できるバイカラーを
2023年9月13日、ドイツで開催されたインヴィクタス・ゲームズ・デュッセルドルフの4日目、車椅子バスケットボール予選のウクライナ対オーストラリア戦に出席。Jクルーのジャケットにスタウドのオーツミルクカラーのショートパンツをスタイリング。足元はフラットですが、つま先まで続くベージュが美脚ラインを遮ることなく、脚長効果を叶えています。
■6:最愛スキニーにはバレエフラットが好相性
2022年4月16日にオランダ・ハーグのザイダーパークで開催されたインヴィクタス・ゲームの初日に出席。目まぐるしいデニムのトレンドに関わらず、スキニーを愛するメーガン妃。こちらは足首の見えるクロップド丈で女らしく、ガーリーなバレエフラットとの相性も抜群。ジャケットと品格バッグ&シューズでデニムスタイルを格上げしています。
キャサリン皇太子妃とダイアナ元妃、メーガン妃の「バレエフラット」スタイルをご紹介しました。3人ともフォーマルシーンでは10cmを超えるハイヒールの印象が強く、こんな抜け感あるバレエフラットのコーディネートは新鮮ですよね。今っぽいこなれ感とフェミニンさの匙加減が大人にちょうどいい足元、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT :
- 神田朝子