『Precious』本誌のほか、ファッション誌を中心に人気スタイリストとして活躍する望月律子さん。望月さん自らがコーディネートしてくれるファッションレンタルサロン「Allons-y（アロンズィ）」のオーナーでもあります。本連載ではサロンでひとりひとりと対話するなか望月さんが実感した、大人の女性のファッションの悩みにこたえるべく、今求められているおしゃれアイデアや着こなしについて教えていただきます。
第56回は、「ボウタイブラウス」にクローズアップします。ご自身によるコーディネート実例＆解説とともにご覧ください。
■１：甘いイメージのボウタイブラウスをハンサムに！
「ボウタイを結ばないデザインのブラウス。リボン結びが前提のものだと、垂らしてしまうと長過ぎてしまいますが、これはちょうどよく収まります」（望月さん）
ネクタイ風がマニッシュでかっこいい印象…。
「端のフリンジがアクセサリー的な役割を果たして、ネックレスを合わせずとも十分華やか。サロンではプロフィール写真用にレンタルしていたお客様も」（望月さん）
さりげないディテールで着映え効果抜群！ 白で顔写りもよく、上半身がクローズアップされる機会に重宝しそうです。
「ボウタイというと『ベルサイユのばら』のような（笑）、リボンで華麗なイメージかもしれませんが、デザインを選べばサラリと着こなせます。今回はパンツに合わせていますが、スカートでもこのデザインなら甘くなりません」（望月さん）
首元に華やかさが欲しいけれど、スッキリと着こなしたい人は、リボン結びでないものを選ぶのがおすすめです！
■２：デコルテ見せで大人の雰囲気に！華やかフェミニンコーデ
「とろみのあるブラウス。素材を活かして、ゆるっと着こなすとこなれた雰囲気に仕上がります」（望月さん）
柔らかな質感のブラウスにレースのスカートを合わせたスタイリング。リラクシーなムードも漂います。
「リボン結びは好き嫌いが分かれるディテールではありますが、これくらい胸元が開くと甘くなり過ぎず、エレガントに着こなせます」（望月さん）
潔く開いたデコルテが顔まわりをグッと華やかに演出。ゆるりと垂れたリボンが甘過ぎず、ちょうどいいアクセントを添えています。
人気スタイリストの望月律子さんに、大人の着映えが叶う「ちょっとしたおしゃれのコツ」を指南いただく連載。第56回は、「ボウタイブラウス」にフォーカスしました。
「アクセサリーをそれほどつけなくても華やかでコーディネートしやすく、上半身映え効果もあるので着席シーンにおすすめ」と望月さん。大人に似合うデザインにこだわって、秋の社交シーンに活用してみてはいかがでしょうか？
●この企画で掲載しているアイテムは望月さんのレンタルサロン「ALLONS‐Y」でレンタル可能です。
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- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- PHOTO ：
- 黒石あみ（小学館）
- WRITING ：
- 神田朝子
