見えないからこそ個性が際立つ。多様なスタイル、上質な素材、こだわりの調香…6つのブランドの香り物語
フレグランスをアップデートするなら、ぜひ訪ねてみたいこだわりのブランドとショップをご紹介。香りに精通した人からも支持されているハイクオリティで個性際立つ香りの世界をのぞいてみましょう。
「HENRY JACQUES(アンリ・ジャック)」香りのギャラリーで出合う至宝級のフレグランス
香料濃度約100%のエッセンスはわずか1滴で輝きに包まれる
ここを訪れたら、ぜひ試してほしいのが『レ・エッセンス』のコレクション。まさに香りの真髄というべき凝縮されたエッセンスは、肌と一体化して、静かに長く香り続ける。銀座店では19種と日本限定3種をラインナップ。各15ml ¥101,200〜、30ml ¥160,600〜
ハイジュエリーにも負けない「格」を備えた香りがあるとすれば、それは「アンリ・ジャック」をおいてほかにないでしょう。フランスのオートパフューマリー(オーダーメイド香水)として創業した高級香水のメゾンは、今年4月に世界で10番目の店舗を銀座並木通りに開きました。世界から最高級の天然素材を集めて、グラースのアトリエで手づくりされるフレグランスは、まさに輝きを放つように香るジュエリー級のフレグランスです。
ブランドを象徴する『レ・エッセンス』のラインは、香料濃度が約100%。ほんのひとしずくを肌にのせるだけで、全身が香りのドレスに包まれるよう。しかも静かに、そして驚くほどに長く香り続けてくれるのです。まるで自分自身が「いい匂いの人」になったように。アートギャラリーと見紛うサロンで、オーダーメイドでつくられた3000もの伝統のレシピから選ばれた香りたちと対面。そのなかにきっと運命の香りが見つかるはず。
18〜19世紀にフランスでつくられたアンティーク・チェストを完璧な技術でリメイク。『レ・エッセンス』のクリスタルボトルを納めたのが『レ・ヒストワール コレクション』。チェストに9種の香りが。
ボックスの中央に並ぶボトルは、『レ・エッセンス』の処方をベースに、アルコールで約80〜85%に希釈したライトな感覚で使えるフレグランス。
メインコレクションは『レ・クラシック ドゥ アンリ・ジャック』と呼ばれ、半世紀にわたってつくられたアーカイブから現在は厳選された50種を世界で展開している。クラシカルなボトルもため息が出るほどの美しさ。
旅や外出先にも上等な香りを常に携帯できるように、と考案された練香水とスタイリッシュなデザインのケース。『レ・エッセンス』と同じ香りがラインナップされている。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
SHOP DATA
- 「HENRY JACQUES(アンリ・ジャック)」
- 住所:東京都中央区銀座7-6-19
- 営業時間:11:00〜19:00 火曜定休
問い合わせ先
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- PHOTO :
- 池田 敦(CASK/静物)
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)
- 取材・文 :
- 松澤章子