ディナーの前に、軽やかにドレスアップをしてくつろぐアペリティフタイム。そんなシーンを余裕をもって楽しむことを「シャンパン・エレガンス」と名付け、雑誌『Precious』10月号では【9月の夜は、女友だちと「シャンパン・エレガンス」】と題した特集をお届けしました。
今回はその中から「シャンパン・エレガンス」を楽しむためのおしゃれの形についてご紹介。「シャンパン・エレガンス」へと導く小物についても、併せてチェックしてください!
「シャンパン・エレガンス」は、大人の新しい集いの形
夜の賑わいが戻ってきた今、働く女性たちの間で、ディナー前に軽くシャンパンなどのお酒をいただくアペリティフタイム、通称“アペロ”の習慣が広がっています。景色のいいテラスなどに夕刻、友人と訪れてお酒を軽く飲むという声や、ひとりアペロをして、仕事からプライベートへの切り替えをするという人も。ディープにお酒を飲むのではなく、サッと立ち寄って、おしゃれやおしゃべりを楽しむ。そんなスタイルが大人の女性にちょうどいいのでしょう。
夜の外出が日本に増して復活しているニューヨークは、アペロの楽しみ方も上をいっています。在住のコーディネーター、高久純子さんによると、「夕方からのアペロをこちらではハッピーアワーといいますが、仕事帰りに気軽に寄って1、2杯飲んで解散、という調子でとても普及しています。きちんと予約をして、人気のバーにミクソロジスト(新感覚カクテルのバーテンダー)を目当てに行くことも多いです。また、ディナーより手軽にいただけるため、憧れの高級ホテルのバーへ、女同士でハッピーアワーを活用して訪れることも」とのこと。
〈艶、輝き、透け感がどこかに必要!〉
そういう時間を、余裕をもって楽しむことを今回、「シャンパン・エレガンス」と名付けたわけですが、大人のおしゃれとしては、どんな形がいいのでしょうか。実践例をPRコミュニケーションエージェント「EMME」のCEO細川麻里子さんにうかがいました。海外での仕事の機会が多く、ミラノ、パリ、ニューヨークのアペロ事情にも精通しています。
「仕事後の場合は、オンのままの装いであることが多いですが、ディナー前に落ち合って、少し早めにアペロから、という場合はふだんよりおしゃれを意識します。適度に肌見せをしたり、煌めきのあるアイテムを選んだり。大人ですから、ジュエリー使いもマスト」。ニューヨークの高久さんも「はりきってお気に入りのバーへ行くとなると、肌露出をやや多めにするか、アクセサリーを盛り直したりします。メイクもリタッチしてお出かけ仕様にします」。
本気のドレスアップほどではないものの、どこかに艶や煌めき、透け感などを意識した装いが、ちょうどいいバランスといえそうです。オフィスに通う女性なら、靴を履き替えるなどの工夫も素敵。
〈大げさでない夜遊びが今の気分〉
本格的なパーティや会食のようにドレスコードはないからこそ、いつもより少し華やかなおしゃれを楽しめる「シャンパン・エレガンス」。多忙なキャリア女性にとっては、時間的にも気持ち的にも負担が少ない、新しい夜遊びや社交のスタイルといえるのではないでしょうか。
暑さが落ち着いてきた今、女友だちを気軽に「シャンパン・エレガンス」へ誘ってみるのはいかがですか?
●「シャンパン・エレガンス」に導く小物1
ミニバッグをアクセサリー気分で
最旬のマイクロミニバッグを。
●「シャンパン・エレガンス」に導く小物2
メタリックパンプスが華やぐためのスパイス
洋服で輝きを取り入れるのが難しくても靴なら手軽に。シルバー×パールが好印象。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 小池紀行(CASK)
- STYLIST :
- 古田千晶
- EDIT&WRITING :
- 長瀬裕起子、喜多容子(Precious)