ニッポン通BOSSの愛するモノとコト|海外のゲストに贈りたい「太鼓判お土産LIST」も!
外国人観光客の姿を、さまざまな場所で見かける機会が増えてきました。ニッポンの魅力って、私たちが想像する以上に奥が深いのでは? 世界を通してニッポンを見つめるBOSSたちに、その魅力を直撃!
今回は、駐日ヨルダン大使のリーナ・アンナーブさんが愛する精進料理と、アパレル企業などのPRを手掛ける会社のBOSSとして活動するマーティン・ウェブさんが通い続ける神社ををご紹介いただきました。
◇【精進料理】自然を意識し、調和する心を精進料理で学ぶ|駐日ヨルダン大使、リーナ・アンナーブさん
●いつも大切にしていること:おもてなしの心
●行ってみたい場所:鳥取砂丘、福岡での食事の探求
武蔵野の面影を残す臨済宗の尼寺「三光院」。駐日ヨルダン大使のリーナさんは、ここで提供される精進料理を通じて、材料を余すところなく使う「サステイナブル」なニッポンの「人」と「食」の哲学にヨルダン文化との共通点を見出したと語ります。
「ヨルダンも四季がはっきりしていて、都度みんなでお祝いをし、行事ごとに料理をつくります。食材や自然、料理をつくった人へ感謝し、敬うところも、ニッポンと似ています」
なかでも一品ずついただきながら、お寺の方とコミュニケーションを深めるのが、精進料理の醍醐味とも。
「訪れるごとに、尼寺の歴史や物語を聞かせていただき、同時に自然と調和することの大切さ、おもてなしの心を学んでいます。時代や地域の違いを超えた、大切な考え方です」
2024年、ニッポンとヨルダンは国交樹立70周年を迎えます。「互いの文化や伝統への理解を深め、両国の関係強化に努めていきます」
問い合わせ先
- 三光院
- TEL:042-381-1116(予約、お問い合わせは9:00~16:00)
- 営業時間:12:00開始の1回のみ 月曜、第3水曜、第4金曜休
- 住所:東京都小金井市本町3-1-36
◇【神社】刺激的な都会の中で 心の平安を保つ、 とっておきの場所|「コミュニオン」代表、マーティン・ウェブさん
●いつも大切にしていること:エチケットとマナー
●行ってみたい場所:19世紀から欧米の船が訪れていたという小笠原諸島で、歴史の痕跡を観察したい。
ファッションビジネスを学ぶために来日してから20年以上。アパレル企業などのPRを手掛ける会社のBOSSとして活動するマーティンさんは、刺激的な日々を送るなかで、心の平安を保つ方法を見つけました。それが、神社への参拝。
「2020年に東京から島根県に移住したのですが、そこでニッポンでいちばん歴史があるといわれる出雲大社を知り、参拝しています。手を合わせてからの数秒の間に仕事や家庭のことなどが頭に浮かび、心を整理する。僕にとって大切な時間です」
「大学時代に歴史を専攻していたことから、ニッポンの古代史にもとても興味がありました。神話で伝承されるほどの出雲大社は、僕にとって “神の力を借りて心の掃除をする” 大きな存在です」
BOSSとしての仕事は移住先でのリモートワークが中心ですが、ときには自ら東京へ出向くことも。
「東京にも出雲大社の分祠があり、アクセスしやすいので出張のたびに参拝しています。 “手を合わせる” というシンプルな作法でリフレッシュできる神社への参拝なら、外国人でも簡単に取り入れることができます。ニッポンのよき文化です」
問い合わせ先
- 出雲大社東京分祠
- TEL:03-3401-9301
- 営業時間:9:00~17:00
- 住所:東京都港区六本木7-18-5
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- PHOTO :
- 平郡政宏(人物)、小林美菜子(静物)
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- 櫻井 香、福本絵里香(Precious)