ニッポン通BOSSの愛するモノとコト|海外のゲストに贈りたい「太鼓判お土産LIST」も!

外国人観光客の姿を、さまざまな場所で見かける機会が増えてきました。ニッポンの魅力って、私たちが想像する以上に奥が深いのでは? 世界を通してニッポンを見つめるBOSSたちに、その魅力を直撃!

 今回は、「白岩」代表のシャルル - アントワン・ピカールさんに、愛する日本酒をご紹介いただきました。

◇【日本酒】アッサンブラージュの妙を楽しむなら、富山で!

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「白岩」代表のシャルル - アントワン・ピカールさん|彼方には深いブルーで知られる富山湾が広がり、反対側には立山連峰がそびえる富山県立山町。雪解け水も豊富な地に立つ、『IWA』の酒蔵にて。「どこを見ても海か山。富山は世界に誇れる美しい場所です」

シャンパーニュの代名詞である「ドン ペリニヨン」に20年近く勤めたチャーリーさん(通称名)。ニッポンでの生活も長く、日本酒は大好物。

「シャンパーニュ造りで複数の原酒を組み合わせるのが、アッサンブラージュ。日本酒の多様性に感銘を受けた私は、ドン ペリニヨンの醸造最高責任者を務めたリシャール・ジョフロアと共に、複雑でありながら心地よい味わいに仕立てていくこの手法を使い、世界に向けた日本酒を富山で造ってみたいと考えました」

シャルル - アントワン・ピカールさん
「白岩」代表
出身地:フランス|日本在住歴:約15年
いつも大切にしていること:
旅先で、それまで知らなかった新たな魅力を発見する
行ってみたい場所:フランスよりもニッポンでの旅のほうが多いほど。穴場的なエリアにも足を運びたい。
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新鮮な魚介を大胆な解釈で提供する「立ち喰い鮨 人人」がお気に入り。チャーリーさんが社長を務める日本酒『IWA』と、お寿司を堪能。

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隈研吾設計の『IWA』酒蔵の内観。

富山に流れる北アルプスの清水は酒造りに適しており、富山湾で採れる食材との調和は、五感に訴えてくる日本酒の魅力に磨きをかけると、チャーリーさんは語ります。

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「立ち喰い鮨 人人」は、富山の人気寿司店「鮨し人」の木村泉美さん(写真奥)が今年新たにオープンした、古民家を改装したお店。「『IWA』は時間が経つと温度に合わせて味が深化するんです」(木村さん)「常識に縛られない発想が私たちの共通点!」(チャーリーさん)

「舌で感じる悦楽を、寿司をはじめとする富山の料理とともに味わうのが、ニッポンでしかできない贅沢」

グローバルなセンスで輝きを増す、ニッポンの味。美しい景色も魅力の富山は、美食ツアーの有力候補です。

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PHOTO :
平郡政宏(人物)
EDIT&WRITING :
櫻井 香、福本絵里香(Precious)