冬の手前は小物で印象をアップデート。高橋リタさんのブレない審美眼で選び取るスモール&グッドなアイテムを一挙大公開【小物で極める、秋の「RITA LUXE」】

生地に厚み、着心地に重みが増す一方で、本格的なコートを羽織るにはまだ早いこの時期。端境期のおしゃれに効く、小物使いにフィーチャーします。高橋リタさんのスタイリングにはセンスアップのためのヒントが満載です。

1.「一点で主張するデザインより、着こなしになじみつつインパクトを与えるゴールドジュエリーが定番です」───RITA TAKAHASHI

プラダのジュエリーを着用したモデルの中条あやみさん
『エターナル ゴールド』ブレスレット[YG×ダイヤモンド]¥2,695,000・同ピアス[YG]¥1,045,000・同リング[YG]¥489,500・ニット¥220,000・スカート¥1,265,000・バッグ¥814,000/すべて予価(プラダ)

カシミアブレンドのラフなニットにレーススカートを合わせた晩秋の着こなしを、イエローゴールドのこっくりと濃密な艶で格上げ。

「ゴールドのボリューム感や立体感でインパクトを与えることが大切なので、デザイン性が抑えられたものを選びます。“プラダ” の認証リサイクルゴールドを用いたジュエリーは、グラフィカルな造形が新鮮。今っぽくモダンな印象アップが叶います」。

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2.「時計は、人となりを雄弁に語るアイテム。自分らしさを投影できるオーセンティックなモデルが好み」 ───RITA TAKAHASHI

パテック フィリップの時計を着用したモデルの中条あやみさん
時計『レディス・ファースト・パーペチュアル・カレンダー』[RG×ダイヤモンド、ケース径35.1mm、アリゲーターストラップ、自動巻き]¥15,873,000(パテック フィリップ ジャパン)、ニット¥104,500(ブラミンク〈ブラミンク〉)、サングラス¥33,000(プロポデザイン)、イヤリング¥495,000・ブレスレット¥2,002,000(ポメラート)

「名刺代わりとなる時計。だから時計としての本質を表すようなモデルが好き」。

ブラウニッシュな秋めくスタイリングでは、ミンク・グレーのストラップの時計に、ゴールドのチェーンブレスレットを小気味よく重ねてミラノマダムのようなセンスのよさを漂わせて。

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3.「極上のレザーに、アイコニックなクラスプがきらりと光る “エルメス” のバッグ。アクセサリー感覚で合わせるのが私らしい流儀」 ───RITA TAKAHASHI

エルメスのバッグを手にしたモデルの中条あやみさん
バッグ『コンスタンスIII』ミニ[縦15.5×横18×マチ5cm]¥3,586,000・ピアス¥156,200・ブレスレット¥489,500・リング¥112,200・靴¥304,700(エルメスジャポン)、ジレ¥152,900・ニット¥49,500(ドゥロワー 二子玉川店〈ドゥロワー〉)、パンツ¥39,600(サン・フレール〈ナインティーン セブンティ〉)

「“エルメス” のバッグには、不朽のアイコンだけに宿るラグジュアリーがあります。丹念になめされたレザーの艶も、格別のアクセサリー効果を生み出します」。

シルバートーンの「H」と、全面に散りばめられたスタッズがきらりと光るバッグを引き立たせるように、着こなしはフューシャピンクを効かせながらもシンプルに。

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4.「帽子は私のライフスタイルに欠かせないアイテムでもあり、シンプルな着こなしに効かせる小物としても有効。今年はバケットハットで旬を感じさせます」 ───RITA TAKAHASHI

ディオールのバケットハットを着用したモデルの中条あやみさん
帽子¥145,000・ジャケット¥650,000・イヤリング¥77,000(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)

「毎日の愛犬の散歩でも、週末を過ごす鎌倉・七里ガ浜のセカンドハウスでも、日除けとすっぴん隠しのための帽子は通年の必需品! シンプルな服に手軽に変化をつけられるので、誌上でつくるスタイリングでも登場頻度高めのアイテムです。選びの条件は、カジュアルにもエレガントにもアレンジしやすいこと。私的定番はマニッシュな中折れ帽ですが、この秋は “ディオール” のバケットハットに注目。ハウンドトゥース柄ならクラシカルなジャケットスタイルにも似合います」。

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5.「私の偏愛主義を物語る最たるアイテムがローファー。最愛ブランドのシーズン始めは、必ずチェックして、足元を更新します」───RITA TAKAHASHI

セリーヌのローファーを着用したモデルの中条あやみさん
靴『トリオンフ ローファー』[ヒールの高さ3cm]¥132,000・イヤリング¥79,200・リング¥70,400・バッグ¥495,000・ニット¥280,500/すべて予価(セリーヌ ジャパン〈セリーヌ バイ エディ・スリマン〉)、パンツ/私物

きちんと感を出したい日のスティックパンツに合わせるのは、ローファーが基本形。

「軽やかなフラットパンプスより、トップにボリュームニットを合わせても私らしい重心バランスがとれるローファーを選択。“セリーヌ”の新作は、細面のきれいめなフォルムが個人的にヒット!」。

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6.「シルクツイルのスカーフのヘッドピース風アレンジは永遠のマイブーム。今は、ターバン風の巻き方に凝っています」───RITA TAKAHASHI

グッチのスカーフを着用したモデルの中条あやみさん
スカーフ『フローラ』[縦90×横90cm]¥61,600・ニット¥165,000・シャツ¥115,500・パンツ¥187,000・シングルイヤリング¥53,900・バッグ¥237,600(グッチ クライアントサービス)

「小物テクニックは、憧れのジャッキースタイルをお手本にしたものが多いのですが、スカーフを使ったヘアアレンジもそのひとつ。ジャッキーのようなこなれ感を目指して、日々、巻き方を練習中(笑)」。

“グッチ” のシルクツイルのプリントスカーフを、ヘアターバンのようにアレンジ。「この秋はピンクがマイブームなので、スカーフで取り入れたい。着こなしをモノトーンでシックにまとめると、甘い色も浮き立つことなく、落ち着いた表情に」。

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※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※文中の表記は、YG=イエローゴールド、RG=ローズゴールドを表します。
※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。

問い合わせ先

PHOTO :
生田昌士(hannah)
STYLIST :
高橋リタ
HAIR MAKE :
ヘア/TETSUYA YAMAKATA(SIGNO)、メイク/川原文洋(UM)
MODEL :
中条あやみ
COOPERATION :
インターメカニカ東京
EDIT&WRITING :
下村葉月、安村 徹(Precious)