千葉・舞浜に位置するリゾートホテル「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」。開放感あふれる南国リゾートのムードが漂う同ホテルにて、2023年11月7日(火)までの期間行われているのが、「メキシカンフードブッフェ」です。

メキシコの伝統料理は、2010年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。本ブッフェでは、在日メキシコ大使館のシェフであるヘルマン・オリーヴァ・カンポス氏監修のメキシコ料理の数々が日替わりで登場。タコスやトルティーヤなど日本でもおなじみの料理から、メキシコらしいチリ(唐辛子)を使ったピリ辛料理など、バラエティー豊かなメキシコ料理が堪能できます。

本記事では、Precious.jpライターによる実食レポートでその魅力をお伝えします。

美食の旅へ!シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル「メキシカンフードブッフェ」

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1F ブッフェ・ダイニング「グランカフェ」

ホテル1Fのブッフェ・ダイニング「グランカフェ」では、季節ごとにさまざまなテーマでブッフェを展開しており、特に海外の国をテーマにしたブッフェは国内にいながら海外旅行気分を味わえると人気です。

今回のテーマは中米の国、メキシコ。日本にもメキシコ料理のお店はありますが、メキシコ料理をホテルブッフェでいただく機会はなかなかないのでは。

今回のブッフェでは、トルティーヤなど誰もが知るようなものだけでなく、「こういうものもあるんだ」と初めて知るようなメキシコ料理も。辛いイメージもあるメキシコ料理ですが、ファミリー層の利用も多いホテルということでどんな世代の方にも食べやすいようにアレンジがされているとのこと。

日本人の舌に合うメキシコ料理の数々が提供されています。

なじみのあるものから珍しいものまで、バラエティー豊かなメキシコ料理が並ぶ

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タコスやトルティーヤ

メキシコ料理と聞いて思い浮かべる方も多いであろう、タコスやトルティーヤはもちろん用意されています。

トウモロコシで作った「コーントルティーヤ」、カリッとした食感でそのまま食べてもおいしい「トルティーヤチップス」、もちっとして食べ応えのある「フラワートルティーヤ」の3種類があるので、冷前菜のコーナーにあるアボカドのディップ「ワカモレ」、ひき肉と玉ねぎなどを豆やトマト、スパイスと一緒に煮込んだ「チリコンカン」など、いろいろな料理をお好みではさんでいただけます。

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冷前菜
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エンサラーダ デ ノパリートス サボテンサラダ

冷前菜には、南国で愛される魚介のマリネ「セビーチェ」や、スペイン風マリネの「牛肉のサルピコン」などが並びます。

メキシコならではの珍しいサボテンのサラダは、ぜひ食べたい一品。サボテン自体にさほど味はなく、やや酸味があります。何より食感が独特で、歯ごたえのあるアロエのような感じでした。トマトやタマネギとあわせてサッパリした味わいに仕上げられています。サボテンは食物繊維やビタミン類が豊富で、美容にもいいそうですよ。

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鶏肉のモーレソース

唐辛子とチョコレートを使ったメキシコではおなじみの伝統的なソースを使った「鶏肉のモーレソース」も食べやすく美味。チョコレートといっても甘いわけではなく、どちらかというとカカオの風味が効いています。つけあわせの黄色いソースは一見マスタードのように見えますが、味はトウモロコシ。素朴な甘みが引き立ち、お肉とよく合います。

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牛肉のアランブレ

メキシコの唐辛子ポブラノを使って牛肉と炒めチーズを絡めた、プエブラ州の郷土料理「牛肉のアランブレ」も、なじみのない料理でしたがとてもおいしく、箸が進みました。パクチーがのっているので、お好きな方はぜひたっぷりと絡めて召し上がれ。

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海老のディアブラ風
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白身魚のベラクルス風

メキシコは魚介類も豊富。“悪魔の”という意味のイタリア語「ディアブラ」の名を持つスパイシーな味付けの「海老のディアブラ風」、トマトベースのピリ辛で酸味のあるソースが魚の旨みを引き立てるメキシコの港町ベラクルスの郷土料理「白身魚のベラクルス風」など、しっかりとした味付けの中に魚介の旨みも感じられる料理ばかりです。

メキシカンスイーツもずらり!

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メキシカンフラン

もちろん、デザートにもメキシコスイーツが揃います。

いちごやオレンジの飾りが可愛い「メキシカンフラン」は、日本でいうカスタードプリン。「フラン」は、ラテン語圏で親しまれるデザートで、日本のカスタードプリンとは異なり、大きなケーキ型で焼くのが主流なのだそう。クリーミーで優しい味わいです。

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アロス・コン・レチェ(ライスプディング)
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パステル・デ・エロテ(トウモロコシのパウンドケーキ)

日本にあまりないスイーツとしては「アロス・コン・レチェ」があります。こちらはスペインのアンダルシア地方に伝わるお米のデザートで、メキシコでも定番スイーツです。

お米を牛乳で煮るというのが日本ではあまり一般的ではないので、ちょっと抵抗があったのですが、食べてみると甘くてもっちり食感のミルクもちといった味わいでとても美味。いちごの酸味もよいアクセントになっていました。

また、トウモロコシのパウンドケーキ「パステル・デ・エロテ」もメキシコらしいスイーツ。日本人にとってのお米のように毎日トウモロコシを食べるというメキシコならではの、トウモロコシを使ったパウンドケーキです。しっとりと甘く、でも軽い食感でいくらでも食べられそうです。

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メキシカンチュロス
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チュロスはその場で仕上げてくれる

また、その場で仕上げるスイーツとして「メキシカンチュロス」が登場。

ラテンアメリカ各国で親しまれている揚げ菓子、チュロス。揚げたての小さなチュロスをホットチョコレートに浸して提供されるのですが、カリッとしたチュロスにチョコレートを染みこませると、さらに絶品の味わい。とても甘いのですが、小ぶりなのでついおかわりしたくなります。

気に入ったものを好きなだけいただけるのも、ブッフェの醍醐味ですね。

期間中はファインアート展示やマリアッチパフォーマンスも

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ファインアート作家・飯坂千亜希氏による作品展示も

2023年11月5日(日)までは、「グランカフェ」内とホテル2Fロビーにて、メキシコの伝統風習「死者の日」を半立体で描くファインアート作家・飯坂千亜希氏による作品展示も。10月29日(日)、11月4日(土)には「死者の日」にまつわるガーランドやウォールデコレーション作り、ドクロ風に似顔絵を描いてくれるワークショップも行われます。

また、11月4日(土)までの土曜・祝日の12:00、13:00には、「グランカフェ」内で伝統的なメキシコの民族音楽「マリアッチ」のパフォーマンスが行われます(1公演15分程度)。ギターやメキシコの民族音楽ギタロンの音色で、さらにメキシコ気分が盛り上がりますよ。


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「グランカフェ」の大きな窓からはホテル庭園が望める

10月末までは、ホテル2Fのカフェ「トスティーナ」にて「ハロウィーン スイーツ&ベーカリー」の販売や、 「ハロウィーンスペシャルスイーツブッフェ」(※10月27日までの毎週金曜日)も展開しています。

この秋は「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」で、個性豊かなメキシコ料理を味わい、遠い中米の地に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

問い合わせ先

  • シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
  • 「メキシカンフードブッフェ」
    期間/~2023年11月7日(火)
    場所/1F ブッフェ・ダイニング「グランカフェ」
    時間/ランチ 11:30~14:30(土日祝~15:00)※90分制、ディナー 17:00~21:30 ※120分制
    TEL:047-355-5555(代表)
    住所/千葉県浦安市舞浜1-9

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この記事の執筆者
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WRITING :
小林麻美