長きにわたって行われてきた「虎ノ門ヒルズ」の開発。2014年にオープンした「虎ノ門ヒルズ 森タワー」に続いて、2020年「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」、2022年「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」が開業。そして、今年10月6日(金)には、最後の建物となる「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」がオープンしました。
開業に先立ち行われた内覧会での様子をご紹介します。
「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」とは
都市インフラ整備と再開発プロジェクトが合体した「虎ノ門ヒルズ」。多様な都市機能が複合したグローバルビジネスセンターです。
商業以外にオフィス、住宅、ホテルを備えた森タワー。オフィスを中心としたビジネスタワー。住宅を中心としたレジデンシャルタワー。そして、今回オープンしたステーションタワーは、東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅直結。情報発信拠点、オフィス、ホテル、商業と多彩な機能を兼ね備えています。
ステーションタワーのデザインを手掛けたのは、建築設計事務所OMAの重松象平氏。最近では東京都現代美術館で行われた展覧会「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」での空間設計が話題となりました。
また、各所には国内外のアーティストによるパブリックアートも設置されており、文化を感じる空間となっています。
ただし、今回の一般開業はまだ全体の一部のみ。11月に食を中心にしたコミュニティ「T-MARKET」第2弾(13店舗)、12月に「ホテル虎ノ門ヒルズ」、2024年1月に商業店舗の第2弾、2月にセレクトショップ「SELECT by BAYCREW'S」、4月にウェルビーイング総合施設「CARAPPO」オープンと、今後も新しい店舗が続々と登場する予定です。
いち押しは最上階の情報発信基地「TOKYO NUDE」
さまざまな話題が詰まったステーションタワーですが、一番注目すべきところといえば、なんといっても最上階の情報発信基地「TOKYO NUDE」でしょう。
イベントホール、ギャラリー、レストラン、ルーフトップガーデンなど複数の施設が集まっています。
■1:38日間だけの特別な体験「“ Syn : 身体感覚の新たな地平 ” by Rhizomatiks × ELEVENPLAY」開催中
オープンと同時に開催されているのが、公演期間がわずか38日間だけというダンスパフォーマンス「“ Syn : 身体感覚の新たな地平 ” by Rhizomatiks × ELEVENPLAY」です。
会場へ足を踏み入れると、そこは近未来のSFを感じさせるような空間。360度空間全体を使って行われるダンスと映像、光のパフォーマンスは、見るものを圧巻します。没入型と銘打つだけあり、まさに作品の一部に自分たちも取り込まれているような感覚になるパフォーマンスでした。
このエキシビションでのパフォーマンスは、真鍋大度氏・石橋素氏が主宰するクリエイティブチーム「Rhizomatiks(ライゾマティクス)」と、MIKIKO氏率いるダンスカンパニー「ELEVENPLAY(イレブンプレイ)」による完全新作とのこと。グッズなども発売されるそうなので、公演とあわせてチェックを。
こちらのイベント終了後、12月からは「蜷川実花展 : Eternity in a Moment」の開催が予定されています。
■2:東京を見渡す絶景体験!「SKY GARDEN&POOL」
もうひとつの大きな話題と言えば、49Fにある「SKY GARDEN & POOL」のインフィニティプール! 49Fレストランの利用者もしくは、対象となるイベント参加者のみ入ることができる特別な空間です。関東平野に広がるビル群の先には、スカイツリーもくっきり。
訪れたらシャッターを切らずにはいられない、写真映え必至な絶景空間です。
■3:絶景空間で楽しむミシュランシェフのレストラン「KEI COLLECTION PARIS」「apothéose」
そんな素敵な景色が楽しめる「SKY GARDEN & POOL」エリアを通り抜けて、この階にあるのは2つのレストラン。いずれもミシュラン星獲得シェフによるお店です。
まだ開業に向けて内装の準備中だという「apothéose」は、フランスで星を獲得した滋賀県生まれの北村啓太シェフによるお店。窓からの絶景だけでなく、オープンキッチンで料理を作るシェフの姿を眺めることもできる、目にも楽しい空間。日本の文化や産地の特性を尊重した「記憶に残る料理」を創造していきます。
もう一店舗は、フランスでアジア人初、ミシュランフレンチ三つ星を獲得した小林圭シェフのお店。ガストロノミーグリルフランセーズ&バーということで、シックな雰囲気のお店です。こちらもオープンキッチンとなっており、絶景と合わせてライブ感も楽しめます。
これらのお店は、この秋オープン。開業をお楽しみに!
利便性抜群!12月開業「ホテル虎ノ門ヒルズ」の客室も公開
この日の内覧会では、2023年12月6日(水)開業予定の「ホテル虎ノ門ヒルズ」の客室も一部公開されました。いずれの部屋もインテリアデザインはデンマークの「スペース・コペンハーゲン」のもの。心地よい空間で過ごせる客室ばかりです。
32平方メートルの「デラックスツイン」は、コンパクトながらも窓際に大きなベンチソファがあり、ゆったりと過ごすことができそうです。
40平方メートルの部屋に、ゆったり眠れるキングベッドが置かれた「プレミアム シティービュー キング」は、カーテンを開ければ寝たまま、虎ノ門のシティービューを眺めることができます。バスタブ付きなので、ゆったりお湯に浸かりたい人にはうれしいお部屋です。
65平方メートルのスイートは、角部屋だからこその迫力シティービューが魅力です。
ゆったりくつろげるリビングルームも併設。リビングからも、寝室からも東京タワーを眺めることができる贅沢な空間でした。
もちろんこちらもバスタブ付きのお風呂。広々とした空間で、ゆったり支度ができそうですね。
駅直結で楽しめる「T-MARKET」は手土産探しにもぴったり
ビルの地下2F「T-MARKET」には、ランチやカフェタイム、お酒を楽しんだりできる利便性の高いお店が27店舗集います。手土産にぴったりのアイテムも揃っています。
2023年11月24日(金)オープンの「DOLCE TACUBO CAFFE(ドルチェ タクボ カフェ)」は、代官山の人気スイーツ専門店の新業態。ミニサイズのスイーツがいくつも楽しめる「プティフール4種盛り合わせ」(価格未定)は、いくつもスイーツを食べたい欲張りさんにぴったり。
同じく11月24日(金)オープンのタルト専門店「AM STRAM GRAM(アム ストラム グラム)」は、本店が恵比寿にある人気店。カラフルな旬のフルーツを使ったタルト(¥900〜)は、季節のフルーツがぎっしり詰まっています。
今回ご紹介した2つの商品は、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー限定商品となる予定とのこと。
さらに、虎ノ門ヒルズのキャラクター、22世紀からやってきたネコ型ビジネスロボット「トラのもん」を使った手土産にぴったりなアイテムも各所から登場しています。
タルト専門店「AM STRAM GRAM」からは、ピーナッツクッキーをトラのもん柄の缶に収めた一品。また、バナナブレッドをメインに扱う「ovgo Baker BBB」(11月24日オープン)からは、トラのもんシールがかわいいチョコバナナクッキーが登場する予定なのだとか。限定感があるので、喜ばれそうですね。
また、上質なアイテムを扱う「BASIC AND ACCENT(ベーシックアンドアクセント)」(11月24日オープン)では、器やバッグ、コスメといった、ギフトにもぴったりな品々がセレクトされており、雑貨好きにはたまらない空間になりそうです。
ランチや夕食といったお食事から、仕事帰りに軽くお酒を1杯楽しめるようなお店も充実。買い物からお食事、手土産まで、使い勝手のよい場所として活躍してくれそうです。
これからもまだまだ新しいお店が登場する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」。新しい東京の観光スポットへ、ぜひ足を運んでみてください。
問い合わせ先
- 虎ノ門ヒルズ
- TEL:03-6406-6192
- 住所/東京都港区虎ノ門二丁目6番1号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- ミノシマタカコ
- EDIT :
- 小林麻美