グッチ|時代を超えるクリエイションの美学に迫る注目の巡回展が「グッチ銀座 ギャラリー」にて開催!
グッチの歴史とクリエイションの軌跡を辿る世界巡回展『Gucci Visions』が、今年オープンしたばかりの「グッチ銀座 ギャラリー」にて開催中です。
本展は、ブランドの物語を彩ってきたシンボリックなアイテムやアイコニックなモチーフを通し、100年以上に渡り歴代のクリエイティブ・ディレクターや職人たちにより確立されてきたブランドの世界観や創造性、クラフツマンシップに迫るもの。
会場は6つのスペースで構成され、「Travel」「Icons」「Craftsmanship」「Stars」「Codes」「Flora」をテーマに、体験型のエキシビションが展開されます。本記事では、各テーマの内容を一部ご紹介していきます。
■1:Travel
グッチの物語のはじまりは、19世紀末。グッチオ・グッチがロンドンの名門ホテルでポーターとして働くなかで、世界を旅する人々が最高級のラゲージに求めるものや、ラゲージがもつラグジュアリーの象徴性を理解したことがきっかけです。1902年頃に故郷のイタリア・フィレンツェに帰国した彼は、中心部で最初のグッチショップをオープンしました。
最初の「Travel」ルームでは、そんな物語のはじまりにちなみ、ラゲージやバッグ、近年の広告キャンペーンなどを展示。創設者の旅に対する独創的なビジョンや、ブランドがいかにしてそのビジョンを守り続けているかを垣間見ることができます。
■Icons
「Icons」をテーマにしたルームに展示されるのは、300点以上ものハンドバッグたち。「グッチ バンブー 1947」をはじめ、「グッチ ホースビット 1955」や「ジャッキー1961」「グッチ ダイアナ」という、ブランドを象徴するオブジェともいうべき代表的なハンドバッグラインが並びます。
数々のハンドバッグに囲まれたスペースに身を置くことで、時を超えて愛されるコレクションの魅力を改めて実感。心ときめく、圧巻のスペースです!
■3:Craftsmanship
独創的なクリエイションの背景にあるのは、ブランドが誇るクラフツマンシップ。なかでも、1947年に登場した、カーブさせたバンブーをハンドルとして取り付けたハンドバッグは、“クラフツマンシップの革新者”としての地位を揺るぎないもとしました。
この展示スペースでは、イタリア・トスカーナ地方のスカンディッチにある、製品開発や研究の拠点となる「グッチ アートラボ」の空間を再現。ホログラムに投影された職人が、バンブー(竹)を炎で熱してカーブさせる技術を披露するなど、ハンドバッグの製造にまつわるクラフツマンシップが展示されています。
■4:Stars
続いて、「Stars」をテーマとしたスペースでは、過去10年の間に映画界や音楽界のスターたちのために作られたカスタムメイドのドレスを披露。中央のデジタルスクリーンでは、アカデミー賞授賞式や東京国際映画祭などで、実際にそのドレスを着用したスターたちの映像が映し出されます。
展示されているのは、SNSや雑誌でしか目にしたことのない1点もののドレスばかり。さまざまな角度から眺めると、ブランドの職人が手掛けた見事なディテールに感動すること間違いなしです。
■5:Codes
デザインのDNAともいうべき「Codes」にフォーカスしたスペースには、ブランドのアイコニックなコードとシンボリックなアイテムたちがずらり! まるでフィレンツェにあるブランドのアーカイブ保管庫のようなスペースが広がります。
注目したいのは、新クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ ・サルノが手がけた新作バッグ「ジャッキー ノッテ」。鮮やかなレッドカラーが印象的です。
■6:Flora
ブランドを代表するプリントモチーフ「フローラ」は、1966年にイタリア人アーティストで、舞台デザイナー兼イラストレーターのヴィットリオ・アッコルネロ・デ・テスタが、花や植物、昆虫を37色もの鮮やかな色彩と繊細なタッチで表現したシルクスカーフがはじまり。その後「フローラ」は、ウエアからハンドバッグ、ジュエリー、フレグランスなど、ブランドのコレクションをさまざまに彩ってきました。
そんな「フローラ」をテーマにした最後のスペースに広がるのは、四季折々の花々と香りに満たされた幻想的な空間。ブランドのクリエイションにインスピレーションをもたらし続ける「フローラ」の美しき世界へ足を踏みいれたような、イマーシブな空間が迎えてくれます。
以上、グッチが開催する巡回展『Gucci Visions』について一部ご紹介しました。本展に来場した方は特別に、新作バッグ「ジャッキー ノッテ」を先行予約できるそう! グッチが紡ぐ物語を体感しに、ぜひ足を運んでみてください。
【イベント詳細】
『Gucci Visions』展
期間:2023年10月19日(木)〜2024年春
時間:11:00〜20:00 会期中無休
会場:グッチ銀座 ギャラリー
※入場無料。事前予約なしで入場可能。混雑時はお並びいただく可能性があります。
住所: 東京都中央区銀座4-4-10
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 池尾園子