コロナ禍の最中である2020年に開業した、みなとみらいエリアのラグジュアリーホテル「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」。こちらでは平日宿泊者限定で、「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」を運営する「リゾートトラスト」の会員制ホテル「横浜ベイコート倶楽部」の料理長・小林大悟氏が考案した中華料理「ザ・カハラ・ヌーベルシノワ」をインルームダイニングで提供しています。
新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことをきっかけに復活した観光需要。人気の行楽地では観光客の多さに人手不足に陥ってしまうケースもあり、混雑を緩和するため、各企業や自治体で“平日休み”を推進する動きが始まっています。
そんな平日休みのお出かけにおすすめな「ザ・カハラ・ヌーベルシノワ」(1室2名 ¥98,858~ ※スパ・プールの利用料金を含む)のプランでは、みなとみらいエリアの景色が一望できる上質な客室で、普段ホテル会員しか味わえないメニューを特別に堪能できます。
今回Precious.jpライターがホテルに宿泊して、室内の様子や「ザ・カハラ・ヌーベルシノワ」で提供される料理ラインナップ、オプションで楽しめる中国茶のペアリングや中国料理 眺遊楼で一番人気のオリジナル麻婆豆腐(ライスセット)、そして気になる朝食を体験してきました。それぞれの様子をご紹介します。
期間限定で中華料理「ザ・カハラ・ヌーベルシノワ」をインルームダイニングで楽しめる!「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」宿泊レポート
角部屋だからこその開放感!「ザ・カハラ プレステージコーナー」
「ザ・カハラ・ヌーベルシノワ」のプランでは、「ザ・カハラ グランド」「ザ・カハラ グランドハーバービュー」「ザ・カハラ プレステージコーナー」「エグゼクティブスイート」「ザ・カハラ スイート」の5タイプが用意されています。
今回宿泊したのは、60平方メートルの広さを有する角部屋の「ザ・カハラ プレステージコーナー」。
部屋のコーナー部分が全面窓になっているので、開放感ある景色が楽しめます。
また到着時は写真のような座ってくつろげるベッドメイキングになっていますが、夕方には寝るときのためにベッドメイキングをチェンジ。
ベッドの上にはメッセージ付きチョコレートが添えられており、ほっこりとした気持ちになりました。また、室内には豊富な収納が備え付けられているほか、アメニティやドリンクも充実。
広々としたバスルームはブラインド越しにオーシャンビュー。
シャンプー、コンディショナーだけでなく、ボディーローションやバスバブル、バスオイルとお風呂を楽しむアイテムが勢揃い。バスルームにテレビもついているので、ゆったりとしたバスタイムを過ごせそうです。
洗面台の引き出しにもさまざまなアメニティが入っており、スキンケア類をうっかり忘れても安心です。
ドリンク類も充実しており、コーヒー、紅茶を無料で楽しめるほか、客室冷蔵庫をすべて楽しめるAll in Pack(¥3,800)というとてもお得なプランも用意されていました。外に出ることなく、お酒やスナックを手軽に楽しめるのはうれしいですね。
さらに室内にはホテル特製のマカダミアナッツチョコも。ほどよい甘さと食べ応え抜群のナッツの相性は抜群。お土産に喜ばれるのも納得の一品。気に入ったら、ホテル内のショップで購入できますよ。
仕事しやすいデスクも備え付けられているので、仕事を持ち込んでも大丈夫。心地よい空間なので、短い滞在でもいつも以上に仕事がはかどりました。
中華料理「ザ・カハラ・ヌーベルシノワ」をインルームダイニングで
指定の時間になると、客室まで中華料理「ザ・カハラ・ヌーベルシノワ」を届けてくれます。
完全会員制のホテル、横浜ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾートの会員のみが訪れることができる全室ハーバービューの完全個室レストラン「中国料理 眺遊楼」。その料理長である小林 大悟氏が考案した3重のボックスには、肉、魚、デザートとこだわりの美食がぎっしり並んでいました。
いずれもお部屋でおしゃべりを楽しみながらつまむことができる一口サイズ。客室内というリラックスした雰囲気の中で、食べ物も景色も楽しめます。
料理は木箱の中に3段で納められて登場します。お重を開けるようなワクワク感は、きっと会話がより盛り上がること間違いなし!
一段目には海鮮を使った料理が4品。濃厚なジュレの旨みと鮑の食感が印象的な「灰干し鮑の極上スープジュレ」。「東星ハタの強火蒸し 長崎五島列島の魚醤ソース」はふわっとした白身がにネギのシャキシャキ食感がたまりません。
しっかりとした歯ごたえがありながら、ほどよい酸味でさっぱりと楽しめる「フカヒレの姿照り煮 極細サワークラゲを添えて」やジンジャーソースが新鮮な味わいの「姫サザエジンジャーソース」、ホタテの肉厚感が贅沢な「ズッキーニで巻いた柔らか焼売ゴールデンホタテ仕上げ」と、食べ応えたっぷりな中身となっていました。
でも、ボリューム感は、2段目の方が断然上です。なぜなら、こちらは肉が中心。でも味や調理方法に変化があるので、飽きずに楽しめます。
「松阪牛のサーロイン 低温調理モダン焼き グリル野菜添え」は正統派なサーロインを一口サイズに。グリル野菜は素材のおいしさをしっかり感じさせてくれます。珍しい赤色の大根餅「ビーツで作ったビーガン大根餅 XO醤野菜添え」は、大根餅好きに勧めたい一品。添えられていた野菜は、XO醤のおかげでお酒が進みそうです。
皮からじわっと旨みがにじみ出る「北京ダック小林スタイル 黒毛和牛の季節捲き」。そして辛いソースを添えて楽しむ「夏を感じる刺激的な一品 美味しい鶏の四川情熱ソース」も鶏肉の柔らかさにペロリと平らげてしまいました。
3段目にはフルーツがたっぷり! 美しく盛り付けられた果物と一緒に、一口サイズのエッグタルトと杏仁豆腐のタルトが並びます。食後、そしてお酒の後のスイーツにほどよい甘さとボリューム感でした。
オプションには味わいが異なる3種の中国茶と、ご飯がすすむオリジナル麻婆豆腐
さらにオプションには、お料理に合わせた中国茶のペアリング(1名様¥2,200)も用意されています。
ブレンド茶「西湖龍井茶」はなじみやすいウーロン茶のような味で、ついゴクゴクと飲んでしまいます。ジャスミンの落ち着く香りとやさしい味が印象的だったのは「銀毫茉莉花茶」。疲れた夜も、このお茶を飲めば心身ともにリラックスできそうです。
そして「小青柑ポーレイ(プーアル)茶」はみかんの中につめて熟成させたものとのことで、ほかの2種類とは異なる独特の香り。口にした瞬間、経験したことのないまろやかな風味で、すっかり虜になってしまいました。
どれも料理との相性は抜群。飲み比べ、食べ比べるとあっという間に時間がすぎていきます。
そして時間差で届けてもらったのが、「中国料理 眺遊楼一番人気 オリジナル麻婆豆腐(ライスセット)」です。部屋で火を付けて、ぐつぐつと煮えたぎらせた麻婆豆腐は、その様子をみているだけで食欲をそそられます。
細かく砕いた国産黒毛和牛と国産大豆の絹豆腐で作られた麻婆豆腐に、添えられたご飯はジャスミンライス。濃厚な辛みではありますが、きつさはないので、ご飯なしでお酒のお供としても食べられるほど。もちろん、ライスと一緒に食べれば、おいしさ倍増。どれだけでも食べられそうな一品で、人気なのもうなずけます。
普段は会員しか食べられない味を、インルームダイニングで味わえるなんて、とても贅沢な体験でした。
レストランの個室で、神奈川の食材が豊富に使われたおいしい朝食を
朝食はインルームダイニングか、レストランか選ぶことができます。悩んだ結果、美しい水景を眺めながら朝食をいただくことができる「日本料理 濱」をチョイスしました。
最初は、フレッシュな「飲む野菜」から。すっきりとした味わいで、おめざにぴったりです。
メニューは、やさしい味の鍋料理「朝の濱鍋 鮑 浅利 神奈川県産若芽 長葱」。中心のボックスには「銀鱈西京焼き」「鎌倉豆腐 季節の味で」「神奈川野菜の煮浸し」「大山山麓自然薯とろろ」「湘南しらす食べ比べ」「小田原の梅干し」と、地元神奈川県の食材を使った料理が並びます。
さらに焼き海苔や温泉卵、いくらの醤油漬けなどもりだくさん。釜炊きごはんはあまりにもおいしくて、ついおかわりをしてしまいました。
デザートには「食べる甘酒 季節の香り ジャム」とちょっと変わったメニューが。器の奥にある小さな液体は、なんとみりんを煮詰めたシロップ。砂糖などとはちょっと風味が異なる甘味は、また食べてみたいと感じさせるやさしい和の甘みでした。
ホテル内にはスパやトリートメント、プール、ジムといった設備も設置されており、リフレッシュできること間違いなし。平日リトリートするなら、ぜひ「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」を利用してみてください。
問い合わせ先
- ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜
- TEL:045-522-0008(ホテル代表)
- 住所/神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1‐3
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- ミノシマタカコ
- EDIT :
- 小林麻美