オンとオフを行き来できる「フェリージ」「フルラ」「ザネラート」の賢いバッグで紹介した二面性バッグがいかに使えるシロモノか。それは、以下のコーディネート例を見てもお分かりになるかと。端正なビズスタイルのイメージを崩すことなく寄り添い、シックなカジュアルスタイルのいいアクセントにもなる、実に心強い存在なのだ。

オン、オフで使い分ける正解コーデ

ザネラート

¥89,000(アマン 〈ザネラート〉)
¥89,000(アマン 〈ザネラート〉)

 ザネラートのバッグは、使っていくほどにその魅力を実感する。精巧な作りがとにかく素晴らしいのだ。しばしその質の高さをして、テーラードバッグと言わしめるほどである。このスクエロは、スーチングの脇にすっと収まる上品な趣に加え、長さ調節可能なハンドルが実に気が利いている。収納力に長けた懐の深さ、自立する底鋲、ブランドアイコンの波打つブランディーン柄が特徴だ。全てにおいて均整のとれたスクエア型のバッグは、ショルダーバッグとしての顔も持つ。

ビジネススタイル|洗練さと余裕が同居するシックな3ピース

スーツ¥125,000〈タリアトーレ〉・シャツ¥18,000〈ビームスF〉・タイ¥14,000〈ジョンコンフォート〉/以上ビームス ハウス 丸の内 シューズ¥152,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈エドワード グリーン〉)
スーツ¥125,000〈タリアトーレ〉・シャツ¥18,000〈ビームスF〉・タイ¥14,000〈ジョンコンフォート〉/以上ビームス ハウス 丸の内 シューズ¥152,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈エドワード グリーン〉)

 卓越した技術により立体的なフォルムを描き出すタリアトーレのセットアップスーツ。うっすらと施したグレンチェックとウィンドウペンをミックスしたような柄には、ファッションを存分に楽しむイタリアらしい気質が感じられる。その胸元へ招き入れたのは、ホワイトドットをあしらったネクタイと白シャツ。バッグはビジネスの場では珍しい正方形フォルムのトート然としたものを起用するなど、真摯な姿勢のところどころに遊び心を散りばめている。

カジュアルスタイル|クラシックカジュアルに効かせたソリッドな黒

コート¥79,000〈パルト〉スカーフ¥7,800〈アルテア〉以上、アマン カーディガン¥31,000・ニット¥29,000(スローン) パンツ¥57,000(ビームス ハウス 丸の内〈ロータ〉) シューズ¥40,000(カメイ・プロアクト〈パント フォラ ドーロ〉)
コート¥79,000〈パルト〉スカーフ¥7,800〈アルテア〉以上、アマン カーディガン¥31,000・ニット¥29,000(スローン) パンツ¥57,000(ビームス ハウス 丸の内〈ロータ〉) シューズ¥40,000(カメイ・プロアクト〈パント フォラ ドーロ〉)

 イタリアのコート専業ブランドであるバルトのそれは、クラシカルなムードながら、ペールカラーのラインを走らせたチェック柄がこの季節にちょうどいい。インナーにはトロみのあるハイゲージのカーディガン、そしてボトムにはセンタークリース入りのチノパンをプラス。その脇に、いつものワンハンドタイプから、ロングストラップを加えてショルダーバッグへメタモルフォーゼさせたバッグを添えればさりげなくモダンさが宿る。

※価格はすべて税抜です。

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