各施設が独創的なテーマで圧倒的⾮⽇常を提供する「星のや」。今冬、それぞれの地域の「星のや」では、土地の特色を生かした冬ならではの滞在プランが提供されます。
本記事では、東京、京都、軽井沢、富士、沖縄の5か所の「星のや」をご紹介。お正月の神社への参拝、雪景色の中で冬ごもりを楽しむ滞在、山頂からの朝日を拝む冬登山、開運を願うお食事、そして伝統や歴史を体験するプログラムなど、バラエティ豊かなラインナップです。
全国の「星のや」で楽しむ「冬の滞在プラン」５選
■１：龍を祀る浅草寺を参拝！「東京開運滞在」／星のや東京
東京・大手町にある“塔の日本旅館”「星のや東京」。2024年1月1日（月）～2月29日（木）の期間、2024年の干支である辰（龍）をテーマにした「東京開運滞在」が提供されます。
プランの中核となるのは龍神が祀られている「浅草寺」への参拝とお勤め。本プランでは温泉入浴で身を清め、二日間にわたり浅草寺を参拝します。観音経での写経体験や浅草寺本堂でのご祈祷、浅草寺影向堂（ようごうどう）でのお勤めなど、龍にまつわる神様たちに祈祷することで、運気を上げることを目指した2泊3日のプランです。
3日目の朝には縁起物で運気を上げる「特別朝食」が提供されます。
メインとなるのは立身出世を願う鰤のしゃぶしゃぶ。身体を温める作用を持つ生姜と日本酒をベースとした出汁で味わいます。新しく始まる年に「ん」をたくさん取り込むことで運気が上がると言われていることから、大根、れんこんなどを使った小鉢などもラインナップ。飛竜頭や竜眼巻きなど龍にまつわる料理も取り入れられています。
そのほか天然の貸切露天風呂での入浴や、地上160メートルのビルの屋上で行われる剣術稽古「天空朝稽古」体験など、充実のアクティビティも組み込まれています。
「東京開運滞在」は、1日1組（1～2名）限定。公式サイトにて14日前までの要予約です。
問い合わせ先
- 星のや東京
- 「東京開運滞在」
- 期間／2024年1月1日（月）～2月29日（木）
- TEL：050-3134-8091（星のや総合予約）
- 住所／東京都千代⽥区⼤⼿町1-9-1
■２：奥嵐山でゆったりと過ごす「山眠る冬ごもり滞在」／星のや京都
京都・奥嵐山に位置する「星のや京都」では、2023年12⽉15⽇（金）～2024年3⽉10⽇（日）の期間、冬の静かな奥嵐⼭でゆったりと過ごす1泊2日のプラン、「⼭眠る冬ごもり滞在」が提供されます。
風光明媚な景色の中、炬燵を設えた客室でゆったり過ごすことができる本プラン。炬燵布団には平安貴族に縁の深い「襲（かさね）」の色目を参考にした色合わせを使用。平安貴族の⽂化にならい、冬の⾹りを楽しめる⾹原料を⾃分好みに調合できる「練香づくり」を楽しめるなど、まさに平安貴族さながらに過ごすことができそうです。
2日目の朝には星のや京都専⽤の屋形⾈「翡翠」を貸し切り、⼀服のお茶を楽しむひとときも！
夕食として提供されるのは、冬の味覚を堪能できる会席料理です。
先付には、⽩⼦と菊菜を酢橘や紅葉卸などでさっぱりと合わせた⼀品や、鯛と蕪を糀（こうじ）で合わせ柚⼦の香りを利かせた⼀品を⽤意。⼝取りには、ぐじ、⾞海⽼、ふぐをはじめとした冬の味覚をさまざまな⽅法で楽しめる品々が揃えられています。さらに、冬に⾝体を温める湯⾖腐や、のどぐろを贅沢に使⽤した御飯も。
朝にも冬の野菜と鶏つくねを白味噌仕立ての出汁で味わう「特別朝食」が提供されるなど、存分に冬のおいしさを堪能できる滞在となりそうです。
滞在はレイトチェックアウトで、14:00までのんびりできるのもうれしいポイント。1日1組（1～2名）限定で、公式サイトにて7日前までの要予約です。
問い合わせ先
- 星のや京都
- 「山眠る冬ごもり滞在」
- 期間／2023年12⽉15⽇（金）～2024年3⽉10⽇（日）
- TEL：050-3134-8091（星のや総合予約）
- 住所／京都府京都市⻄京区嵐⼭元録⼭町11-2
■３：山頂から美しい朝日を拝む「軽井沢 森閑逗留」／星のや軽井沢
「星のや」の始まりの地でもある、長野・軽井沢に位置する「星のや軽井沢」では、2023年12月1日（金）～2024年2月29日（木）までの期間、静寂に包まれる冬の軽井沢ならではの体験に没頭し、豊かな感性を取り戻すウェルネスプログラム「軽井沢 森閑（しんかん）逗留」が提供されます。
プログラムでは深夜未明から、約1時間かけて冬の小浅間山を登山。気温は氷点下で、足元も不安定な道を登り進めた先、頂上で美しい朝日を拝む体験を行います。
登山体験後は、湯量豊富な源泉かけ流しの温泉「星野温泉 トンボの湯」に貸し切り入浴。プログラム限定で、特別に営業時間前にオープンするため、目の前に広がる冬景色を独り占めしながらの、心身が緩むときを過ごすことができます。
温泉や登山のほか、国家資格を持つ専属のあんま指圧マッサージ師による施術や、豆麹粥を中心とした特別朝食などが滞在プログラムに組み込まれています。
さらに、宿到着後に提供されるとても愛らしい茶菓子も必見です。「もう一つの日本」をテーマとした五味五色の餡玉で、日本料理の盛り付けで大切にされている「紅・黄・緑・白・黒」の五色、「酸・苦・甘・辛・鹹（かん≒塩気）」の五味をそれぞれに取り入れ、温かいお茶と共に提供されます。
慌ただしい日常を忘れ、静かな軽井沢でゆとりあるひとときをお過ごしください。滞在プランは1日1名限定で、公式サイトにて2週間前までの予約が必要です。
問い合わせ先
- 星のや軽井沢
- 「軽井沢 森閑逗留」
- 期間／2023年12月1日（金）～2024年2月29日（木）
- TEL：050-3134-8091（星のや総合予約）
- 住所／長野県軽井沢町星野
■４：富士山最古の神社で幸福を祈る「富士 年初め開運ステイ」／星のや富士
日本初のグランピングリゾート「星のや富士」では、2024年1月1日（月）～2月15日（木）まで、新年の始まりに特別な時間を過ごすことのできる滞在プラン「富士 年初め開運ステイ」が提供されます。
富⼠⼭最古の神社「冨⼠御室浅間神社（ふじおむろせんげんじんじゃ）」への参拝や、巫女による特別な舞の鑑賞、河⼝湖の絶景を望むキャビンでの開運朝⾷を通し、新しい⼀年の幸福を祈るプログラムです。
「冨⼠御室浅間神社」の本宮は国の重要文化財に指定されており、699年、藤原義忠公によって富士山の二合目へ奉斎されたもの。現在は永久保存のために、富士山山麓の里宮の地で、その歴史を紡ぎ続けています。
神社へ参拝する前日には、好みの生地を選んでオリジナルの御朱印帳づくりを行うなど、準備の時間を楽しむアクティビティも用意されています。
河口湖を目の前に臨む圧倒的なロケーションを誇るキャビンでは、山や川などから得られる土地の恵みをふんだんに味わい活力を得る「開運朝食」を楽しむことができます。
開運朝食でいただけるのは、ごぼうやれんこんなどの縁起のよい⾷材に、若桃やわかさぎ、煮鮑などの⼭梨県の特産品を組み合わせた料理。⼭の恵であり、⼦孫繁栄、無病息災を象徴するとも言われる猪⾁を昆布出汁で味わう開運鍋とともにいただきます。
さらに山梨県産の赤ワインと、無病長寿を願う屠蘇散を合わせた「お屠蘇ホットワイン」を楽しめるのも、星のや富士の滞在アクティビティならではです。
「富士 年初め開運ステイ」は1日1組（1～3名）、20歳以上限定です。公式サイトにて2週間前までに要予約です。
問い合わせ先
- 星のや富士
- 「富士 年初め開運ステイ」
- 期間／2024年1月1日（月）～2月15日（木）
- TEL：050-3134-8091（星のや総合予約）
- 住所／⼭梨県南都留郡富⼠河⼝湖町⼤⽯1408
■５：伝統・歴史に触れる体験「泡盛ディスカバリー」／星のや沖縄
沖縄を代表するラグジュアリーリゾート「星のや沖縄」では、2024年2月29日（木）までの期間、琉球王朝時代から続く泡盛の本質に触れる滞在プラン「泡盛ディスカバリー」が提供されています。
歴史ある酒造所で酒造りについて学び、最終日には星のや沖縄オリジナルの甕で親酒を仕込む「古酒づくり」を体験できるのも本プランならでは。泡盛の伝統や歴史、時代の流れを感じながら、新たな楽しみ方を発見できる2泊3日となっています。
さまざまな泡盛を美食とともに楽しめる「泡盛インビテーション」も本プランの魅力のひとつ。牛肉のしゃぶしゃぶと合わせる「暖流3年古酒」のお湯割りや、ゴーヤーやもろみ酢和えに合わせる原酒「粗濾過泡盛」のロックなど、知識豊富なスタッフとともにペアリングを堪能することができます。
さらに敷地内の道場を利用したプライベートバーでは、泡盛と肴の多彩な組み合わせを楽しめる「泡盛ダイアログ」も提供。心ゆくまで泡盛を楽しめる滞在プランです。
「泡盛ディスカバリー」は1日1組（2名まで）限定で、公式サイトにて2週間前までの受け付けが必要です。
問い合わせ先
- 星のや沖縄
- 「泡盛ディスカバリー」
- 期間／2024年2月29日（木）まで
- TEL：050-3134-8091（星のや総合予約）
- 住所／沖縄県中頭郡読⾕村字儀間474
「星のや」のコンセプトは「その瞬間の特等席へ。」。それぞれの施設で体験できる滞在プログラムは、日々の時間の流れから解き放たれる最上級の休息のひとときを過ごせます。
自身の気分や感性に合わせ、今冬は「星のや」の滞在プログラムで思い出に残る旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
※状況により開催内容が中止・変更になることがあります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
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- TEXT ：
- 伊東ししゃも 編集者・ライター
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- EDIT ：
- 小林麻美
