東京にありながら天然温泉を楽しめる日本旅館「星のや東京」。星野リゾートが手掛ける、圧倒的非日常を提供する高級旅館「星のや」のひとつで、現代にあわせて進化した「塔の日本旅館」です。

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星のや東京

そんな「星のや東京」では、2020年8月より発酵食品とフレンチの融合を楽しめるコース料理「Nippon キュイジーヌ ~発酵~」を提供しています。その一環で一昨年4月よりアフタヌーンティーがスタート。この秋は「Nippon キュイジーヌ 錦秋アフタヌーンティー」として、松茸や和栗といった秋の食材と発酵食品を掛け合わせたアフタヌーンティーが楽しめます。

宿泊者のみ1日1組(2名)限定で体験できる特別なアフタヌーンティーの詳細を、Precious.jpライターの体験レポートでお届けします。

秋の移ろいを楽しむ!星のや東京「Nippon キュイジーヌ 錦秋アフタヌーンティー」

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「Nippon キュイジーヌ 錦秋アフタヌーンティー」1名 ¥12,000(税・サービス料込み、宿泊料別) ※宿泊者限定

「星のや東京」は、幕府を支えた名門・酒井家の上屋敷跡に建つ旅館。そのことにちなんで、武士の嗜みとして知られる茶の湯の“茶事”に倣い、押し寿司やミニャルディーズをペアリングの日本酒やコーヒー、お茶とともに楽しむアフタヌーンティーが誕生しました。

押し寿司やミニャルディーズはもちろん、ペアリングのドリンクに関してもメニューにあわせて季節ごとに変わります。さっそく秋の内容をご紹介しましょう。

点心にあたる押し寿司は季節の魚を使った4種

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押し寿司4種、左から「焼き茄子と穴子のテリーヌ」「炙り〆秋刀魚と松茸ご飯」「烏賊とトマト酢飯」「サーモンと枝豆ご飯」

茶事においての点心にあたるのが、本アフタヌーンティーでの押し寿司です。夏から秋にかけて旬を迎える魚を使った押し寿司は4種。

まずは、味噌や醤油に近い醸造製品である大徳寺納豆で味付けされた甘く香ばしい「焼き茄子と穴子のテリーヌ」。秋刀魚に松茸という秋の味覚の主役が揃った「炙り〆秋刀魚と松茸ご飯」は、秋刀魚を発酵・熟成させて作られた秋刀魚魚醤によってさらに旨味が引き出されています。

石川・能登半島の伝統的な調味料であるいしるでしっかり味付けされた、いかのぷりっとした食感も楽しい「烏賊とトマト酢飯」に、塩麴と枝豆の優しい塩気がサーモンの味わいを引き立てる「サーモンと枝豆ご飯」も。

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押し寿司はスパークリング日本酒と合わせていただきます

押し寿司と合わせるのは、洋梨とスパークリング日本酒のカクテル。梨の甘さで飲みやすくとてもおいしいのですが、押し寿司ともよく合い食が進みます。

主菓子にあたるミニャルディーズは梨や和栗を使った5種

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「梨とミルクのムース」

茶事の主菓子といえば、大福やおはぎなどの上品な生菓子ですが、本アフタヌーンティーでは主菓子の代わりにミニャルディーズが5品提供されます。

まずは、レリボというバターを製造する際に発酵クリームを分離したあとに残るバターミルクを使った「梨とミルクのムース」。ミルキーで甘く、口の中でとろけていくムースが絶品です。

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「さつま芋のスイートポテト」

和紅茶がほんのり香る「さつま芋のスイートポテト」。なめらかなさつま芋ペーストと、黒豆を練り込んだしっとり食感のケーキがベストマッチしています。

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「南瓜パイ」

発酵バターを使った「南瓜パイ」。ほっくりした優しい甘さの南瓜は舌触りなめらかで、パイ生地のサクサク食感との対比が楽しい一品です。

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「無花果のルリジューズ」

シュー生地とクリームにゆず酢を混ぜ込んだ「無花果のルリジューズ」。さっぱりした風味のなめらかなクリームと中に入ったいちじく、さっくりとしたシュー生地が好相性です。

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「和栗のモンブラン」

ほんのり甘酒の風味を感じる「和栗のモンブラン」。上品な甘さの和栗のクリームはとてもなめらかで風味豊か。ぜひタルト生地とあわせてひと口で召し上がれ。

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フレンチプレスで淹れたオリジナルコーヒーをペアリングで提供

主菓子にあわせるのは、フレンチプレスで淹れるオリジナルコーヒー。茶事のメインである濃茶と同じように、分け合って楽しめることから採用されています。

スペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」が豆や焙煎度合いを選定し、オリジナルコーヒーを監修。季節ごとに変わるアフタヌーンティーの内容にあわせて、コーヒーももちろん変えています。

今回のコーヒーは、フルーティーでさわやかな飲み口。コーヒーが苦手な方でも飲みやすく、甘いミニャルディーズとあわせるとさっぱりといただけてよいお口直しになりました。

干菓子にあたるミニャルディーズは柿やりんごを使った5種

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「生姜と金柑ムース」

茶事における干菓子は、落雁や煎餅などの乾いた菓子、そしてすはまなどの半生菓子も含まれます。本アフタヌーンティーでは、主菓子同様にミニャルディーズが提供されます。

使われている食材からわかるのですが、主菓子から干菓子にかけて、秋が深まっていく様子が表現されています。装飾として添えられているイチョウやもみじの葉も、上段から下段にかけて次第に色づいているのが見てとれます。

「生姜と金柑ムース」は、口に入れるとプチッと弾けて中がとろけ出す食感が楽しめる一品。金柑の甘みと酸味、発酵生姜の風味が効いています。

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「牛蒡のガトーショコラ」

実はチョコレートもカカオの種子を発酵または焙煎したカカオマスを主原料としているため、発酵食品のひとつ。「牛蒡のガトーショコラ」は、そんなチョコレートの風味が濃厚なしっとりとしたケーキです。ゴボウを合わせているのが意外ですが、アクなどはまったく感じられず、シャキシャキ感がよいアクセントになっています。

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「味噌のマカロン」

特製合わせ味噌を使った「味噌のマカロン」。甘じょっぱい味わいとマカロン独特の“サクもち”な食感がよく合います。

本アフタヌーンティーでふだん提供されているのは発酵レモンを使った「文旦マカロン」ですが、文旦の収穫状況などによってこちらの味噌のマカロンが提供される日もあるとのことです。

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「柿とホワイトチョコレート」

こうじ蜜という米こうじの甘酒のエキスを凝縮した甘味料を使った「柿とホワイトチョコレート」。形を保っているのが不思議なくらいやわらかく、とろける食感がたまりません。ホワイトチョコレートとこうじ蜜、そして柿の優しい甘さがほっとする味わいです。

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「タルトタタン」

秋の代名詞的なフルーツ、りんごを使った「タルトタタン」は、じゅわっとジューシーな食感と口いっぱいに広がるりんごの甘みが絶品。りんご酢でさっぱりと仕上げられています。

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薪火晩茶

干菓子は、香ばしい薪火晩茶と一緒に味わいます。一杯目は、香りを楽しんで。二杯目は味わいの変化を感じながら、干菓子とともに堪能してみてください。

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最後に提供される落雁

最後に登場するのは、チョコレート味の落雁。いちょうの形にかたどられた落雁は口の中でほろりとほどける優しい味わいでした。


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アフタヌーンティーは玉虫細工を施したオリジナルの重箱で提供される

宿泊者限定の特別な時間が楽しめる「Nippon キュイジーヌ 錦秋アフタヌーンティー」は、2023年11月30日(木)までの期間限定提供です。宿泊の予定がある方や、東京観光の予定がある方は、ぜひ予約してみてはいかがでしょうか。

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WRITING :
小林麻美