「ブルガリ」を象徴するアイコンであり、ジュエリー&ウォッチの歴史に刻まれる不朽のモチーフ」“セルペンティ”が、2023年、誕生75周年を迎えました。これを記念したエキシビション「ブルガリ セルペンティ 75周年 時を越えて紡がれる無限のストーリー展」が、2023年11月26日(日)まで、東京・原宿で開催されています。

 毎日多くの来場者が訪れ、賑わいを見せているこのイベントは、「ブルガリ」というジュエラーにとって特別な思いが込められたもの。その見どころや“セルペンティ”とはどんな存在なのかなど、「ブルガリ ジャパン」代表取締役社長のヴィンセント・ライネス氏に語っていただきました。

“セルペンティ”とアートの世界が融合したエモーショナルな空間

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エキシビションのテーマは「無限のメタモーフォシス(変容)」。“セルペンティ”の壮麗な世界観と現代アートを融合させ、ひととき非現実の世界へと誘う。

古くから知恵や再生、富、官能などの象徴とされ、数々の神話にも登場してきたヘビ。その姿をモチーフとした“セルペンティ”は、1948年の誕生以来、常に美しく、大胆な進化を続け、人々を魅了してきました。

会場には、歴史を彩った貴重なアーカイブコレクションや、最新のハイジュエリーの数々、そしてさまざまなアプローチの現代アートが展示されているほか、ハイジュエリーのクリエイションに迫るドキュメンタリーフィルムを鑑賞できるカフェエリアも併設されています。

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建築家、アーティスト、デザイナーとして活躍するエマニュエル・ムホーによるインスタレーション「100 colors no.50 “Serpenti”」。「永遠」の象徴である“セルペンティ”の魅力にインスパイアされた「無限の色」をコンセプトとした空間は、まるで虹のトンネルのよう!

「今回のエキシビションでは、『ブルガリ』の美しいジュエリーをただ展示するだけではなく、現代アートとのコラボレーションを試みました。本展に限らず、我々がこういったエキシビションを開催する際は、ちゃんと明確な目的をもって、包括的にブルガリのよさを見せていくことがとても大切だと思っています。

そして足を運んでくださった方たちの感情を揺さぶるものにしたい。そう、エモーショナルなものこそが“アイコン”なのではないでしょうか」

2022年5月に現職に就任したヴィンセント・ライネス社長。1992年に留学のため初来日して以来、幾度も日本を訪れており、日本文化にも造詣が深い。
2022年5月に現職に就任したヴィンセント・ライネス社長。1992年に留学のため初来日して以来、幾度も日本を訪れており、日本文化にも造詣が深い。

「ご存知のとおり『ブルガリ』は、ジュエリー、ウォッチからレザーグッズとさまざまな商品を展開していますが、クリエイションに際して大切していることが3つございます。それは“ハート”、“パッション”、そして“ブレイン”。これらが三位一体となってアイデア、クリエイティビティへと昇華し、最後に人間の手でひとつの商品につくり上げられる。それは今回参加してくださったアーティストたちと同じ思考だと思うんですね。

アーティストはまずはインスピレーション、それをどうやって具現化するか考えて、手で制作していきます。そんなアーティストたちをリスペクトして、そういったものを包括し、エモーションをお届けするのが今回の我々のエキシビジョンです」

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stuと植彌加藤造園による“Sandscape Garden”。枯山水をモチーフに、自然の法則に基づいたアルゴリズムによる球体の動きでヘビが這ったような砂紋を描き出す。

「例えば“Sandscape Garden”。これは一見、ただボールが動いているだけのように見えるかもしれませんが、幾何学的な形状の‟円”ではなく、‟セルペンティ”のモチーフのように有機的なラインを描いて動き続ける姿が特徴で、やはりそこから感情、感動が生まれてきます。我々はそういったことをとても大切にしているので、皆さんのエモーションを呼び覚ますことができましたらとてもうれしく思います」

常にメタモーフォシスを重ねながら、紡いでいく“セルペンティ”の物語

「ブルガリ」のもっともパワフルなシグネチャーとして、ジュエリー史に燦然と輝く“セルペンティ”。ライネス社長はローマ本社に在籍していた2008年に、“セルペンティ”のウォッチコレクションのリローンチを手がけ、バッグコレクションへと発展させた立役者であることからも、“セルペンティ”への思い入れは深いそう。

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最新の“セルペンティ”ハイジュエリーコレクション。ザンビア産エメラルドやパヴェダイヤモンドを敷き詰めたホワイトゴールドのヘビは、自然の魅惑と美の物語を紡ぐネックレスに。

「我々のようなジュエラーのみならず、ラグジュアリーブランドにとっては“ストーリー”がすべて。素敵なストーリーなくしてブランドは成り立ちません。“セルペンティ”の物語は1948年、シークレットウォッチから始まったわけですが、そもそもヘビというのは、ローマ時代からジュエリーのモチーフとして存在してきました。そう、きっと人間の感情に訴える何かがあるんですよね。

古来、文化にもコネクトしているヘビをモチーフにした“セルペンティ”に改めて向き合ったとき、ジュエリーやウォッチにとどまらず、包括的に展開していくべきだと思い至りました。もちろんそれはある意味アドベンチャーでしたが、結果、単なるコレクションのひとつではなくシンボルになり、『ブルガリ』というブランドを導くものになったので、それは私にとっても非常にうれしいことです」

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貴重なヘリテージピースや歴代の広告ヴィジュアルが展示されているエリアは、特に時間をかけて鑑賞したい。

「私にとって“セルペンティ”というのは単なるマーケティングワードだけではない、非常に特別な存在です。もちろんアイコン、フラッグシップとして揺るぎない存在でありますが、一方、アティチュード=姿勢であり、毎日、“Who we are?”── 我々『ブルガリ』が何者であるか? をリマインドしてくれるものなんですね。

今回はこのエキシビションをとおして、『我々は何者であるのか』というステイトメントをきちんと皆さんにお届けしたいと思っております」


“セルペンティ”75周年に続き、2024年はブランド創業140周年。「ブルガリ」はまた、大きなアニバーサリーイヤーを迎えます。

「“セルペンティ”の75周年も、ブランド創業140周年も、まだまだ物語の序章に過ぎません。考えてみてください。ローマ3000年の歴史に比べたら、まだまだ我々は若い(笑)。ローマがどうやってサバイブしてきたかということを考えると、これから私たちがすべきことがが見えてくる。常にメタモーフォシス=変容を重ねて、人々を魅了し続けていますよね。我々もそうあらねばならないと思っています」

「ブルガリ セルペンティ 75周年 時を越えて紡がれる無限のストーリー展」詳細

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会場外観。

会期/開催中〜2023年11月26日(日)
開館時間/11:00〜20:00(最終入場は19:30)※最終日11月26日(日)は11:00〜17:00(最終入場は16:30)
住所/東京都渋谷区神宮前6-35-6
※入場無料、ブルガリ公式LINEにて事前予約制。


以上、「ブルガリ ジャパン」代表取締役社長のヴィンセント・ライネス氏のインタビューをお届けしました。

ただいま東京・原宿で開催中の「ブルガリ セルペンティ 75周年 時を越えて紡がれる無限のストーリー展」は、東京メトロ千代田線、副都心線の明治神宮前〈原宿〉駅より徒歩1分、JR原宿駅より徒歩2分とアクセス抜群で、しかも入場無料(事前予約制)。貴重なアーカイブや豪華絢爛なハイジュエリー、そしてさまざまなインスタレーションに触れられる機会をぜひお見逃しなく! 

問い合わせ先

ブルガリ ジャパン

TEL:0120-030-142

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