シャツの襟型にバリエーションが増えたことで、Vゾーンは着こなしの、より重要な要素となる。ストライプ柄やヴィンテージ調の味わい深いタイが復活し、絶妙なアクセントをつくれるようになったのだ。
ラウンドカラーシャツ
襟先を丸くカットしたラウンドカラーシャツも登場した。クラシックで落ち着いた「誠実スーツ」に、優しい印象を漂わせるデザインとなる。ライトブルーのコットン・オックスフォード生地で、爽やかな胸元を演出したい。
タブカラーシャツ
1980年代、デザイナーズブランドの隆盛とともに、大人気となったタブカラーシャツも注目。往年のクラシックなスタイルを彷彿させる、高い台襟のデザインがよみがえり、実に新鮮だ。極薄のなめらかなコットンブロードを使用する。
ストライプネクタイ
ストライプタイには、レジメンタルやレップなど、様々な種類があるが、クリアな色彩のストライプ柄が、現代的なトラッドの表情を伝える。ヨーロッパの洒落者たちがストライプタイを締め始めたことで、一気に再熱。
ヴィンテージ調のネクタイ
ペイズリーや小紋柄など、渋い色味のヴィンテージ調のタイは、必携だ。
以上、誠実スーツに向くシャツとネクタイを紹介しました。
※価格はすべて税抜です。※2017年春号掲載時の情報です。
- TEXT :
- 矢部克已 エグゼクティブファッションエディター
- BY :
- MEN'S Precious2017年春号 華美に走らず、奇をてらわず、大人の誠実スーツの流儀
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- クレジット :
- 撮影/小池紀行(パイルドライバー/静物) スタイリスト/村上忠正 構成・文/矢部克已(UFFIZI MEDIA)