来る4月6日に迫った、メンズプレシャス2018年春号の発売日。今回の特集の目玉は、もはやメンプレ名物となった海外でのファッションシューティングだ!

2016年春号、イスラエル。

2017年春号、モロッコ。

そして2018年春号

キューバ!

4月6日に発売するMEN’S Precious春号は、今季のビッグトレンドとして浮上しているコロニアルファッションを、首都のハバナで撮ってきました! スタイリストは櫻井賢之さん、フォトグラファーは長山一樹さんというゴールデンタッグ! なのにエアーもホテルも超絶エコノミーというシャビーなロケ(みなさん申し訳ない)! それでいて写真は超ラグジュアリー!という費用対効果抜群の撮影でした(みなさんありがとう!)。

スペイン植民地時代の名残を残す朽ちた街並みを、アメリカ傀儡時代のボロボロのアメ車が行き交う、ほかのどこにもない風景。

博物館行きの旧車が未だ現役で走り回るハバナ。しかしヒュンダイなどの新車も増えているそうです。
博物館行きの旧車が未だ現役で走り回るハバナ。しかしヒュンダイなどの新車も増えているそうです。

陽気だけれど、どこかものがなしいアミーゴたち。

東京下町圏にけっこう多い光景なのだが、こちらは南国ゆえ悲壮感はなし!
東京下町圏にけっこう多い光景なのだが、こちらは南国ゆえ悲壮感はなし!

無垢な子供たち・・・。

東京で子供にカメラを向けると通報モノですが、ここでは子供たちが集まってきます。
東京で子供にカメラを向けると通報モノですが、ここでは子供たちが集まってきます。

僕の写真ですらこんなに絵になるのに、長山一樹さんが撮ったらどれほど格好いいか・・・(ちなみに諸事情により今回のブログから、山下のカメラはライカM10にグレードアップしております。こちらも化け物カメラです)。発売日を暫しお待ち下さい!

建物もクルマもボロボロなのに、なぜか治安の悪さを感じさせない。
建物もクルマもボロボロなのに、なぜか治安の悪さを感じさせない。

それにしても近頃僕たちを含めて、TVや雑誌でキューバロケを目にする機会が本当に増えました。それはアメリカとの国交が改善されつつある現代、グローバリゼーションの荒波に飲まれようとしているキューバを今のうちに記録しておかねば・・・という使命感、のようなものが作用しているのかもしれません。

広告はないけれど、ストリートアートは盛ん。
広告はないけれど、ストリートアートは盛ん。

僕のまわりにも今のうちに行っておかなきゃ! という人はとても多いので、次回は経験者としてキューバの旅にまつわるあれこれを、皆さんにお教えしたいと思います。ロケで行くのはけっこう大変ですが、旅行で行くのは最高ですよ!

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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