雑誌『Precious』2月号では、別冊付録【今こそ、大人が艶めく「ラグジュアリー・ソウル」へ】にて、今最も世界が注目する街・ソウルの魅力を特集。最先端の韓流ビューティ、アート、食の世界を味わい尽くす、3泊4日のラグジュアリーな旅の楽しみ方をお届けします。

今回は、進化を続けるソウルのファインダイニングにフォーカス。自由な発想と発酵が生む、思いがけない美食を楽しめるレストラン「KORII(コリ)」をご紹介します。

Modern Fermented Dish|イノベーティブな親近感。自由な発想と発酵が生む思いがけない美食

レストラン_1,海外旅行_1,旅行
6か月以上経産のない雌の韓牛の柔らかく香りのよい肉をローストし、醤油を隠し味にしたドゥミグラスソースを添えて。山菜の釜飯(右)に載せたのは、三つ葉で色をつけたおこげ。自家製ピクルス(左)は、たけのこ、にんじん、黒豆、あんずなど多種多彩。
レストラン_2
乳酸発酵させた3種類のトマトを、あわびのコンフィと共に。仕上げに発酵させたバラのピューレとコンブチャのソースを目の前でかけてくれる。
レストラン_3
キッチン前の棚に並ぶのは、'24年用に熟成中のピクルス。

たこ、韓牛…と、メニューに食材名のみが記されているのは「想像を膨らませてから料理に驚いてほしい」というシェフのたくらみから。その食材や味の仕立てには気持ちよく裏切られる。アミューズは、主役のごぼうのタルトに、ユッケや麹のマヨネーズを詰め、盛り付けは牧草地風!

シェフは自分らしさとして“発酵”をコンセプトに掲げ、韓国料理のパンチャン(副菜)をピクルスとして再解釈。野菜やハーブも農家と共に栽培し、豚肉はミツロウで熟成させたりと常に新しい味を追求し続けている。オープンキッチンの活気、コージーな店内、コース最後のサプライズ含め、その美食も遊び心あるホスピタリティもクセになる。

「新しさ」がおいしい、行きつけにしたい店【코리 KORII(コリ)】

レストラン_4
「코리 KORII(コリ)」

オーナーシェフのキム・ヒョンビン氏は「シグニエルソウル」や「ソウル プリンスホテル」などを経て、狎鴎亭(アックジョン)に店を構えた。コースは約14品でW250,000、ワインペアリング(7種)W170,000〜。個室もあり。予約はインスタグラムのリンクから。'23年7月オープン。

※特に表記がない限り写真は1人分。メニューは時期によって変わります。
※W100(韓国ウォン)=約¥11(2023年12月現在)です。
※掲載価格は、すべて消費税・サービス料込みです。
※記載情報は2023年12月現在のものです。取り扱い商品、料理、価格等は取材時から変わる場合があります。
※取材先の住所、連絡先、営業時間等は、記載の公式WEBサイトやインスタグラム等でご確認ください。

問い合わせ先

Instagram:@restaurant_korii

関連記事

PHOTO :
KYUTAI SHIM
EDIT&WRITING :
松田亜子(Precious)
コーディネーター :
JAYEONMI