1日の疲労を解消して、睡眠の質も上がるタオルストレッチ
長時間のPC作業やスマホチェックは体が緊張しっぱなしの状態。そしてこの集中作業は、猫背&巻き肩になり、胸元をギュッと縮めた姿勢に…。これによって肋骨周りの筋肉が硬くなり、呼吸がしづらくなるばかりが、顔が下に引っ張られてたるみも引き起こしてしまうのです。
また、呼吸とは肺だけでしているわけではなく、大胸筋や肋骨のまわりにある肋間筋や、その奥の横隔膜も使っているので、これらの筋肉がコリ固まると浅い呼吸になってしまいます。すると肺に取り込める酸素の量が減ってしまい、全身の血のめぐりが悪くなり代謝が落ちてむくみやすくなる、自律神経の働きが鈍って睡眠の質が悪くなる、など体調不良につながることも。対処法は、呼吸に大きく関わる、背中のハリを解消するのが効果的。
そこでエイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるのが、バスタオルを使った背中のハリ解消ストレッチ。背中がゆるむと、姿勢が改善して首が伸び、たるみ解消&小顔効果が。実際に片方だけやってみると、明らかに引き上がっているのがわかりますよ。
さらに、ストレス過多で自律神経のバランスが乱れて不安な気持ちになりやすい、眠りが浅い、と感じている人は、就寝前にこのストレッチを行うと深くリラックスできて、睡眠の質が上がりやすいのでおすすめですよ。
■Step1:バスタオルを横に敷き、端の2か所をつかむ
バスタオルを横に敷いて、その上に寝た状態になり、手でバスタオルの端の上下を掴みます。腕が伸びた状態になるようにして、この場合は左手が下側で、右手が上側を持ちます。
■Step2:バスタオルで自分を包み込むように引っ張り、ストレッチをかける
Step1の状態でバスタオルをピンと張ったまま、自分を包むように反対側に引っ張ります。背中の筋肉に刺激がいくようにストレッチをかけましょう。
■Step3:ストレッチをかけたまま、5回深呼吸をする
完全に包むようにバスタオルを引っ張り、ストレッチをかけます。このとき、背中側の肋骨あたりに呼吸がしっかりと入るのを感じながら行いましょう。肋骨が開いたり、閉じたりするのを感じたらOKです。
たった1回で口角がグッと上がり、左右の差がわかるほどリフトアップ効果が。継続して行うとたるみ解消につながりますよ。反対側も同様に行いましょう。
【まとめ|バスタオル1枚で疲労たるみを解消!背中ストレッチ】
1)長時間のPC作業やスマホチェックは猫背&巻き肩になりがち。
2)姿勢の悪さよる背中のこわばりは顔が下に引っ張られるので、たるみの原因に。
3)背中のハリを解消できる、バスタオルストレッチで心地よくたるみケアができる。
4)呼吸がしやすくなり、深くリラックスできるので睡眠の質も向上するので、就寝前の習慣に。
以上、「バスタオル1枚で疲労たるみを解消!背中ストレッチ」を教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は2月17日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子