常に世界じゅうから注目の的である仏大統領夫人「ブリジット・マクロン」の着こなし。決して華美ではないけれど、上質感があり洗練されている…今話題のクワイエットラグジュアリーを体現しているおしゃれ賢者です。そんなブリジットが最近、公の場で愛用しているのが、ミディ丈のコートとワンピースのアンサンブル。ジャケット+パンツ(もしくはスカート)のセットアップよりも変化球な洒落感があるうえ、フォーマル感は同等もしくはそれ以上です。ロイヤルファッションでも人気のスタイルをワントーンで仕上げた70歳のスタイルアイコンの着こなし術を、最新スナップで紐解いていきましょう。

■1:バンダナ柄のスカーフを投入!トレンドライクなスタイルに

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ワントーンカラーのコーディネートが晴れやか。

2024年1月30日にスウェーデンのストックホルムにある国立近現代美術美術館、モデルナ美術館を訪問。ミントグリーンがひと足早く春を感じさせる、コートとワンピースのアンサンブルを着用しています。ともにボディに程よく沿うシルエット。コートはシャープなラペルや構築的なショルダーラインが特徴的なデザインです。印象的な色味で華やかさは十分ですが、襟元にバンダナプリントのスカーフをあしらったことでグッと小粋な今っぽい雰囲気に。トーンをアンサンブルと揃えたことで、悪目立ちすることなく、さりげなくモダンなエッセンスをオン。グローブ、トップハンドルバッグ、パンプスはレザーの黒を選び、ミントグリーンをシャープに引き締めています。

■2:視線を奪うホワイトがシックで華やか!ダイヤモンドの輝きをトッピングしてリュクスに着映えて

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お馴染みのカラーレスなメイクでモード感もひと匙。

2023年11月28日、フランス・パリの装飾美術館で開催された「イリス・ヴァン・ヘルペン:感覚の彫刻」展に出席。オランダのマキシマ王妃がドレスで登場したフォーマルで華麗なシーンには、ファーストレディらしいきちんと感と、その場にふさわしい華やぎ感も必須。ブリジットが選んだのはホワイトのアンサンブルです。ハッと目を引く色味であるうえ、シックで上品、さらに顔写りも抜群…と大人の心強い味方というべきカラー。手元にダイヤモンドのリングをレイヤードし、煌めきを添えて特別感を高めています。

■3:メタリックボタン&ストライプでハンサム度アップ!端正ネイビーワントーン

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顔まわりはジュエリーなしで潔く。

2023年11月9日、パリのエリゼ宮で、ウクライナ大統領夫人のオレナ・ゼレンスカをお出迎え。辛口ムードのネイビーアンサンブルは、メタリックボタンがモダンなインパクトをプラスしています。縦長に見せる効果のあるストライプでスッキリとした印象に。足元は艶めくブラックのパンプスで切れ味を添え、ドライでシャープな装いを完成。


仏大統領夫人「ブリジット・マクロン」の、最新アンサンブルコーデをご覧いただきました。存在感あるワントーンに統一すること、そしてトレンド感のある小物や煌めき、艶でワンランク上の着こなしに。オンタイムの参考にしてくださいね。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子