表紙キャラクター大政 絢さんの新連載【日本に出逢う、12か月の季節心得「絢ごよみ」~卯月~】
「季節感があり、個性が生きた取り合わせの奥深さを知りました」大政 絢さん
雑誌『Precious』4月号からスタートの新連載【日本に出逢う、12か月の季節心得「絢ごよみ」】では、『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんが、日本独自の季節感を学ぶべく、「日本雅藝倶楽部」主宰の川邊りえこさんの指南のもと、繊細な美意識に触れていきます。
今回は、季節を大切にする心を、春の和菓子に学びます。
「絢ごよみ~卯月~」季節を大切にする心を春の和菓子から学ぶ
赤坂「塩野」の銘菓『花衣』は、例年4月上旬までの販売。器の直線と有機的な花びらを対比させて。
「和菓子は日本文化の結晶です。 “魅力” のある器合わせを目指して」川邊りえこさん
大政さん:「日々の生活のなかで、時間の流れを感じて、丁寧に過ごしていきたいと感じています。『季節の心得』のお稽古を主宰されている川邊先生にご指導いただけてうれしいです」
川邊さん:「日本文化の根源には、 “季節の移ろい” への美意識があります。 “とき” を意識した空間構成の感覚が研ぎ澄まされていくと、日本ならではの美意識が備わっていきます。まず、和菓子を通して、季節の感覚を身につけていきましょう」
大政さん:「日本文化というと、ハードルが高く感じてしまいますが、和菓子は気軽に楽しむことができますね」
川邊さん:「和菓子は形と銘に季節が凝縮された日本文化の結晶。桜が咲く季節にふさわしい『塩野』の『花衣』を主役に、魅力が光る器合わせも考えてみましょう」
大政さん:「緑茶と湯呑みが似合うと思い、合わせてみたのですが、ありきたりの印象に。次に思いきって洋風のカップに替えたら、ぐっと洗練されて。無彩色の器が、桜の意匠を引き立たせるのも発見でした。ういろう生地で繊細な花姿を描いた菓子『花衣』の銘は、お花見の際に着用する晴れ着を指す季語だという気づきも。身近なところに意識を向けて、季節の感覚を磨いていきたいです」
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 長谷川 潤
- STYLIST :
- 古田千晶
- MODEL :
- 大政 絢(Precious専属)
- COOPERATION :
- 塩野
- EDIT&WRITING :
- 川口夏希、遠藤智子(Precious)