雑誌『Precious』4月号では、創刊20周年特別企画として、愛してやまない「エルメス」の魅力をあますところなくお届け。

「エルメス」が私たちの心をとらえ続ける理由のひとつに、繊細で美しい彩りの豊富さと色を言葉にする洗練された感性があります。

そこで、特集『最新アイテムで堪能する、色の美学』では、「エルメス」の豊かな色彩の世界に改めて注目。最旬のアイテムと共に色の美学をひもときます。

今回は、『エトゥープ』カラーのシャツジャケットにラムレザーのスカートを合わせたスタイルをご紹介します。

【Gris Étoupre(グリ・エトゥープ)】ベージュ・ブラウンの人気色に微かに青みを増した、羨望のグレージュ

「エルメス」のウエアを着用したモデルの太田莉菜さん
レザーをあしらったウォッシュドシルクのシャツジャケット¥865,700・ラムレザーのスカート¥1,082,400・使用したネイル『レ マン エルメス ヴェルニ エマイユ』《80 グリ・エトゥープ》(エルメスジャポン)

グレージュのなかでも、ブラウン寄りの温もりのある《エトゥープ》。「麻」本来の自然な色で、ここでは「グレーがかったエトゥープ」というニュアンスが加わり、さらに上質なシルクやレザーの光沢によって、「エルメス」でしか表現しえないほど美しい洗練カラーに。

洗練された色の名前はすべて「エルメス」が教えてくれた

Preciousでは、創刊時から白、黒、ベージュといったベーシックカラーをこよなく愛し、毎シーズン、配色の特集を組んできました。そこに程なくして「グレージュ」が加わったのです。背景には「エルメス」の『トープ』や『エトゥープ』『プシエール』『グリ エタン』…といった繊細なニュアンスカラーの存在がありました。モグラやホコリといったネーミングも愛らしく、心をとらえるのでした。

グレージュ以外にも、「エルメス」の上質な素材それぞれの美しさを引き立てるような絶妙な色を通して、私たちは洗練された、物語のある色の名前に親しんできたのです。

例えばシルクに限っても、その色彩の豊かさを裏付けるように、リヨンにある「エルメス」のシルク工房には75,000色以上の色見本のアーカイブがあるとか。また象徴的な赤『ルージュ H』は、レザーの染色から生まれた色。さらにあのオレンジボックスの色『オランジュ・ボワット』は、もはや私たちのおしゃれ心に深く刻み込まれています。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

エルメスジャポン

TEL:03-3569-3300

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PHOTO :
藤森星児
STYLIST :
高橋リタ
HAIR MAKE :
ヘア/TETSUYA YAMAKATA(SIGNO)、メイク/YUMI ENDO(eight peace)
NAIL :
榮福 桜(uka)
MODEL :
太田莉菜
EDIT&WRITING :
藤田由美、福本絵里香(Precious)