『Precious』本誌のほか、ファッション誌を中心に人気スタイリストとして活躍する望月律子さん。望月さん自らがコーディネートしてくれるファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」のオーナーでもあります。本連載ではサロンでひとりひとりと対話するなか望月さんが実感した、大人の女性のファッションの悩みにこたえるべく、今求められているおしゃれアイデアや着こなしをご提案します。
第74回は、「今どきブローチ」にクローズアップします。「センター、襟、そしてジレにプラスした3パターンのスタイリングです。ブローチはみなさん胸元につけるイメージが強いようですが、ピンで留めるのだから、つける場所はどこでも自由自在。ストールなど、何かちょっとさびしいな、と思うところにあしらってみると着こなしが盛り上がります。ブローチは老け見えしてしまいそう、という敬遠してしまう人もいるようですが、上手に使えばとても便利なアイテムなんですよ」(望月さん)ご自身によるコーディネート実例&解説とともにご覧ください。
■1:カーディガンをケープ風にアレンジ
「ベージュのカーディガンのスタイリングは、一番上のボタンを留めてブローチをオン。それ以外のボタンは外したままにするとケープのような印象に」(望月さん)
気温の高い日は、ノースリーブの上に腕を袖に通さず羽織ってもズリ落ちることなく、肌見せで抜け感ある装いに仕上がります。
■2:襟にプラスしてエレガンスをひと匙プラス
「襟の先にあしらうと、服のデザインの一部のようになじみ、さりげなくつけることができます」(望月さん)
艶のあるトップスの素材感にブローチの煌めきが呼応し、華美ではないけれど上質感のある大人に相応しい着こなしが完成。
■3:ジュエリー使いに迷ったらジレの襟にブローチをオン!
「意外とつけやすいのがジレの襟です。こちらはインナーに黒のラインが入ったブラウスを選びましたが、こんなちょっとしたディテールがあると、ネックレスに迷ったりすることも。大きめイヤリングも気分でないけれど何かワンポイントが欲しい…そんなときブローチが”もうひと盛り上がり”を授けてくれます」(望月さん)
いまやジェンダーレスなあしらいになったジャケットの襟にブローチ、のコーディネート。より今っぽく仕上がるジレは、気軽にトライしたいブローチ初心者にもおすすめです。
人気スタイリストの望月律子さんに、大人の着映えが叶う「ちょっとしたおしゃれのコツ」を指南いただく連載。第74回は「今どきブローチ」にフォーカスしました。
存在感が大きく、一点投入で着こなしの雰囲気をガラッと変えてくれるブローチ。とはいえネックレスやイヤリングといったジュエリーほどには、使い慣れていない人も多いかもしれません。ご紹介した3パターンを参考に、これから増えるオケージョンなどのシーンでもぜひトライしてみてください。
●この企画で掲載しているアイテムは望月さんのレンタルサロン「ALLONS‐Y」でレンタル可能です。
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望月さんのコーディネートアドバイスもスタート!
リクエストを多くいただいたコーディネートアドバイス(完全予約制・1時間)がスタートしました。現在HPより予約受付中。Zoomでのアドバイスも可能です。
料金:1名/¥11,000、2名以上/1人¥5,500(MAX 3名まで予約可能)
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 黒石あみ(小学館)
- WRITING :
- 神田朝子