結成30周年を迎える記念すべき周年公演であり6年ぶりの新作として Daiwa House Special 地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』が上演されます。Precious.jpでは舞台稽古開始直前のタイミングで今作に出演する中川大志さん、風間俊介さんを直撃。全3回にわたるインタビューのVol.1をお届けします。

『儚き光のラプソディ』中川大志さんと風間俊介さん
初共演となる中川大志さんと風間俊介さん
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中川大志さん
(なかがわ・たいし)1998年、東京都出身。俳優デビューは2009年。ドラマ『家政婦のミタ』(11年/NTV)の長男役を演じて注目を集め、2019年には連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)のヒロインの夫役でブレイク。映画『坂道のアポロン』(18年/東宝)、『覚悟はいいかそこの女子。』(18年/東映)の演技で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。2022年には本格的な初舞台にして初主演を務めた『歌妖曲〜中川大志之丞変化〜』が評判となり、翌年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22年/NHK)、『オールドルーキー』(22年/TBS)での好演が評価されてエランドール賞新人賞を獲得。4月8日に放送スタートするドラマ『95』(テレビ東京ほか)に出演するほか、映画『碁盤斬り』(キノフィルムズ)の公開を5月17日に控える。地球ゴージャスの舞台は初出演となる。
風間俊介さん
(かざま・しゅんすけ)1983年、東京都出身。ドラマ『3年B組金八先生』第5シリーズ(99年〜00年/TBS)で兼末健次郎役を演じて第3回日刊スポーツ・ドラマグランプリ新人賞を受賞する。2006年には『アキハバラ@DEEP』(TBS)で連続ドラマ初主演。以降、連続テレビ小説『純と愛』(12年/NHK)、大河ドラマ『麒麟がくる』(20年/NHK)などに出演し、『前橋ヴィジュアル系』(11年/東映)で映画初主演を飾る。以降も映画『任侠ヘルパー』(12年/東宝)、『映画 鈴木先生』(13年/角川書店)等の話題作に出演。2018年からは朝の情報番組『ZIP!』(NTV)月曜メインパーソナリティを務めている。地球ゴージャスの舞台は04年の『クラウディア』、14年の『クザリアーナの翼』に続いて今作が10年ぶり3回目の出演となる。

「幅広い世代のお客様に刺さるような、普遍的な心理がテーマになるのではと思います」中川大志さん

―――“地球ゴージャス”の舞台といえば、一糸乱れぬ圧巻の群舞や圧倒的でパワフルなコーラス、躍動感あるアクションやコミカルなお芝居に定評があります。

中川 「僕が地球ゴージャスの舞台を客席から初めて観たのは10代のときでした。そのときまさに“エンターテインメントの仕事って素晴らしいな”と心がふるえたんですね。舞台に立つ演者の方々の姿が本当にキラキラしていて、ものすごいエネルギーをこちらに放ってくださるんですよ。それが非常に印象的で、今でも鮮明に覚えています。今回30周年という節目の公演にまさか自分が参加させていただけるとは思ってもいなかったので、本当にうれしい限りです」

俳優の中川大志さん
節目の公演にまさか自分が参加させていただけるとは(中川さん)

―――風間さんは“地球ゴージャスの舞台に10年周期で召還される男”との異名をおもちです。3回目の出演で久しぶりに受け取った今作の台本の印象はいかがでしたか。

風間 「実は僕たちが最初に受け取った台本はまだ完成品と言われるものではなくてですね。これからいろいろな可能性を秘めた状態のものだったんですよ。プロットやチラシにも、物語の舞台は“謎の白い部屋”で、世代や生きざまも異なる7人の男女が“逃げ出したい”という感情から扉を開けようとするストーリーであると書かれていて、僕たちの役名や役どころも明かされていないんです。

物語の舞台も、果たして我々が知っている現実世界なのかどうかすらわからないんですよね。演劇において時代背景やそれぞれのキャラクター性に言及していないということは、むしろ“信じられないくらい自由度が高い作品”なんだろうなぁとも思いました。もしかしていざ稽古が始まったら、脚本も演出も手がける五朗さん(岸谷五朗)が、“なあ俊介、今回はセット組まないかもしれない”なんておっしゃるかもしれません」

俳優の風間俊介さん
もしかしていざ稽古が始まったら、五朗さんが“今回はセット組まないかもしれない”なんておっしゃるかも(風間さん)

中川 「(うなずきながら)そう、地球ゴージャスの舞台だったら、そんな可能性もあるかもしれないですよね」

風間 「そんなわけで今回我々自身も、“扉の先に何があるのかわからない今の状態”をちょっと貴重な時間にしたいなと考えているんです。僕たちは稽古場に入ってしまえば、お客様よりひと足先に物語の世界観を垣間見ることができます。ですが、残念ながら稽古開始前のこの段階では“今回の舞台はこんなお話で…”と、みなさんにお伝えできる要素をもちあわせていないんですよ。“今の僕たちはこの記事を読んでくださっているあなたと同じスタンスなんですよ!”という、この状況をちょっと楽しんでるところはありますね(笑)」

―――風間さんの発想、すごく面白いですね。地球ゴージャス初参加の中川さんは風間さんのお話をどのようにお聞きになりましたか。

中川 「いや〜、本当に風間さんのおっしゃる通りだと思います。僕らもまだ明確に何か実像を帯びて感じたり受け取れていない部分はあるんですけれども、役者としてむしろそれがすごく楽しみな部分でもあったりします。地球ゴージャスの作品にはいつも、その時代に訴えたい伝えたいメッセージが流れているとお聞きしています。今回の作品を通して描かれていくであろうテーマとしては、この時代に生きるさまざまな世代の人たちの心の中にある“普遍的な感情”に焦点が当てられるのではないかと考えています。本当に幅広い世代のお客様に見ていただきたい、刺さる作品になることを僕自身も期待しています」

俳優の中川大志さんと風間俊介さん
僕らもまだ明確に何か実像を帯びて感じたり受け取れていない部分はあるんですけれども、役者としてむしろそれがすごく楽しみな部分。(中川さん)
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風間 「実際、今回出演するキャスト陣も世代の幅は広いよね」

中川 「10代から60代までいらっしゃいますよね」

風間 「お客様の世代を指してよく老若男女という言葉を使いますが、きっと本来だったらそれだけ広い世代から役者を集めたら家族のような設定になるじゃないですか。でもそうではなくて、“それぞれがそれぞれの理由を抱えて集まってきた老若男女”になっているところにも面白さを感じています。そして今我々が“作品についてなかなか言えない”という状態もみなさんに楽しんでもらえたらと思っています」

中川 「もう、言えないことが多くてジレンマを抱えている僕たちごと(笑)、楽しんでみてください!」


果たして、風間さん中川さんによる謎多きインタビューのゆくえとは…!? Vol.2では舞台『儚き光のラプソディ』や地球ゴージャスの魅力をさらにひもといてゆきますので、お楽しみに。

■Daiwa House Special  地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』

【作・演出】 岸谷五朗
【出演】 中川大志 風間俊介 鈴木福 三浦涼介 佐奈宏紀 保坂知寿/岸谷五朗 寺脇康文 他
【東京公演】 2024年4月28日(日)~5月26日(日) 明治座
【大阪公演】 2024年5月31日(金)~6月9日(日) SkyシアターMBS

公式サイト

■中川大志さん衣装:ブルゾン¥64,900、シャツ¥49,500、パンツ¥47,300/UJOH(M) その他、スタイリスト私物
■問い合わせ先/M 03-6721-0406

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PHOTO :
高木亜麗
STYLIST :
徳永貴士(中川さん)、手塚陽介(風間さん)
HAIR MAKE :
堤 紗也香(中川さん)、道中佳美(風間さん)
WRITING :
谷畑まゆみ