BOSSのワーキングシーンにはフェミニンさも実は重要。女らしく信頼感のある着こなしはできていても、何かがひっかかる…? 最新の服には着こなしバランスのアップデートが必要なのです。

雑誌『Precious』5月号では【仕事服が見違える「最旬バランス」の極め方】と題して、BOSSのワーキングシーンに必要な、最新の服には着こなしバランスのアップデートを特集。

今回は、小物で最旬バランスを操るオフィススタイルをご紹介します。

小物で最旬バランスを操る8DAYS

今を感じさせる新鮮なバランスづくりは、フレッシュな小物投入も有効です。オフィススタイルを中心に、さりげなく最旬感を表現する日々をクローズアップ。

■1:キャッチーなヘアアクセサリーで大人可愛く

トップス_1,ブラウス_1,コート_1
ボウタイブラウス¥176,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、2WAYコート¥132,000(オブリオ)
小物_1
ピン/エッフェル塔¥41,800・国旗¥52,800(アレクサンドル ドゥ パリ GINZA SIX店〈アレクサンドル ドゥ パリ〉)

パリの商品を扱うインポーターとのビジネスランチに、トーキングピースとして、フランスゆかりのモチーフヘアピンをオン。装いは、袖を外したコートをジレとして活用し、ボウタイブラウスとレイヤード。ライトなワントーンの装いに、トレンドのキラキラアクセサリーが格好のスパイスになって。

■2:アイウエアで知的エレガントな魅力を高めて

トップス_2,ニット_1,パンツ_1,メガネ_1,財布_1,大人コーデ_1,春コーデ_1
ポロニット¥30,800(オーラリー)、ピンクパンツ¥79,200(ストラスブルゴ)、眼鏡¥44,110(ルックスオティカジャパン〈プラダ〉)、ショルダーウォレット¥72,600(トッズ・ジャパン)

部下との面談を予定している今日は、気負いのないポロニットにキャッツアイ型の眼鏡を加えて、程よい緊張感とエレガンスを演出。今は存在感のあるアイウエアが、シンプル服のアクセントとして頼りに。明るいムードも大切にしたいから、黒にモダンな甘さをもたらすピンクのパンツ&ウォレットをコーディネート。

■3:モダンなブローチでミーティング映えを

トップス_3,ニット_2,スカート_1,大人コーデ_2,春コーデ_2
ツインニットニット¥64,900・カーディガン¥74,800 (ドゥロワー 二子玉川店〈ドゥロワー〉)、スリットスカート¥282,700(ウールン商会〈アニオナ〉)、ブローチ¥88,000(ジョージ ジェンセン ジャパン〈ジョージ ジェンセン〉)

プロダクトの制作を頼んでいる、ファクトリーの代表とオンラインミーティング。端正なカーディガンスタイルに、造形的なブローチをあしらい、威圧感なく華やいだ雰囲気を演出して。リサイクルスターリングシルバーが艶めくブローチはラグジュアリー感も程よく満たして、気持ちが上がる。胸元より少し上の位置に留めるのが、旬のバランス。

■4:横長バッグでモードなムードをプラス

トップス_4,ブラウス_2,パンツ_2,バッグ_1,大人コーデ_3,春コーデ_3
アシメトリーブラウス¥71,500(ザ・ウォール ショールーム〈ハルノブムラタ〉)、バッグ¥372,900(トッズ・ジャパン)、パンツ¥134,200(ザ・ウォール ショールーム〈ジア スタジオ〉)

会社の顧問との打ち合わせがある日は、リーダーらしい切れ味と堅実さを醸せるよう、クリーミーカラーのドレープブラウス&ハイウエストの黒パンツで出勤。ここに普通のトートバッグでは収まりすぎなので、トレンドの横長バッグで外しを加えるのが今の選択。メタルパーツのないソフトなレザーも、抜け感をもたらす。

■5:スカーフがパール代わりのアクセント

ジャケット_1,パンツ_3,デニム_1,大人コーデ_4,春コーデ_4
ビッグジャケット¥176,000(ザ シークレットクロゼット 六本木店〈シクラス〉)、チーフ¥6,600(コンドッティ〈オーパス〉)、デニム¥44,000(トレメッツォ〈ピーティートリノ デニム ウーマン〉) 

パートナーと連れ立って、レジェンドピアニストのジャズライブへ。淡いカーキ色のダブルジャケット&きれいめデニムのスマートカジュアルが、成熟した大人が集う店の雰囲気にマッチ。広めに開いたVゾーンには、白のシルクスカーフをあしらえば、表情が明るく際立ち、ぐっと新鮮なムードも生まれて。

■6:華やぎトップスにこそ辛口ウォッチを

トップス_5,ブラウス_3,パンツ_4,高級時計_1,大人コーデ_5,春コーデ_5
シアーブラウス¥99,000(デパリエ 伊勢丹新宿店〈デパリエ〉)、スティックパンツ¥53,900(トレメッツォ〈ピーティートリノウーマン〉)
時計_2,高級時計_2
時計¥1,751,200(ジャガー・ルクルト)

昨年ミシュランの星が付いたフレンチビストロに、コンサル時代の仲間と訪問。アットホームな店だけれど、着席をしたときに華やかに見えるよう、シアー感のあるフェミニンブラウスをチョイス。手元にはクールなレクタンギュラーケースのブレスウォッチを合わせて、甘辛バランスを計算。ブラウスと色がリンクするブラックフェイスにすることで、より印象がシックに洗練されて。

■7:ガジェットケースにおしゃれ心を託して

トップス_6,ニット_3,ワイドパンツ_1
ワイドパンツ。¥242,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、ニット¥160,600/店舗限定(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、レザーケース¥76,200・フォンケース¥65,000/ストラップに仕様変更あり(SMYTHSON)

今日は社内での執務に集中。なめらかなカシミアシルクニットと足さばきのいいワイドパンツで心地よさと仕事への緊張感を両立。会議室間の移動には、上質レザーのガジェットケースが活躍。服と配色よくコーディネートし、大人のこだわりを映すオンスタイルに。

■8:バックル付きローファーで小粋さアップ

トップス_7,ブラウス_4,パンツ_6,靴_1,大人コーデ_6,春コーデ_6
ボウタイブラウス¥176,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、プリントパンツ¥44,000(トリー バーチ ジャパン〈トリー スポーツ〉)、靴¥174,900(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)

自治体の方々との打ち合わせは、派手さを抑えたクラシック系の装いがマイルール。特に、清潔感が漂うボウタイブラウスとすっきりとしたスティックパンツは鉄板コンビ。正統的な着こなしに、足元が通常のパンプスやローファーでは無難すぎるので、バックル付きのチャンキーローファーで洒落感をトッピング。パテント素材の艶めきは、淡トーンの装いとも無理なくなじんで。

※掲載商品の価格は、税込みです。

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PHOTO :
佐藤 彩
EDIT&WRITING :
長瀬裕起子、福本絵里香(Precious)