雑誌『Precious』5月号では、別冊付録【毎日を豊かに彩る「暮らしの名鑑」57】にて、これまで連載「プレシャスアイ」で紹介してきたものを中心に、豊かな暮らしへと誘うインテリアの名品を特集しました。
今回はその中から、100年以上世界で愛されてきた「カール・ハンセン&サン」 の木の椅子をご紹介します。
「カール・ハンセン&サン」 の木の椅子
その気品漂う美しさは随一!世界で100年以上愛される優雅なチェア
正面も、横顔も、そして後ろ姿も、なんと美しいことでしょう!これは、デニッシュモダンの父と称されるコーア・クリントが、1914年に発表した『フォーボーチェア』と呼ばれる椅子。インテリアの世界で語り継がれる伝説の椅子のひとつです。
柔らかな曲線を描く背もたれ、精緻な籐の編み目、広々とした座面、わずかにカーブする後ろ脚…すべてがタイムレスな美しさをたたえています。100年以上前に誕生したとは思えないほど、モダンな気分も…。
この椅子を手掛けるのが、北欧を代表する老舗家具メーカーで、質の高い家具をつくり続けている「カール・ハンセン&サン」というのも惹かれる理由。座り心地抜群のこんな椅子から部屋に優雅な気分を取り入れてみたい…そう思わせてくれます。
〈DATA〉
1915年にデンマーク・フュン島に開館したフォーボー美術館のために、コーア・クリントがデザイン。最初にデザインされた18脚は今も美術館の展示室で使用されている。意外なほど軽いのは、簡単に移動できるよう設計したため。ウォールナット材のオイル仕上げで座面はレザー。
※掲載商品の価格は、税込みです。
※掲載されている商品の価格は、2024年3月15日現在のものです。
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- PHOTO :
- 唐澤光也(RED POINT)
- STYLIST :
- 中林友紀
- COOPERATION :
- 大庭典子
- EDIT&WRITING :
- 川村有布子、佐藤友貴絵(Precious)