筋トレが続かない人でもできる、キツくない腕痩せメソッド
そもそも二の腕は、皮下脂肪がつきやすく、痩せにくい部位。
加齢による代謝の低下に加え、パソコン作業、スマホ操作による腕のねじれや姿勢の悪さによって「筋肉がしっかりと使えていない状態」ということも原因のひとつ。これにより、血流が滞るため二の腕が冷える、するとそこに皮下脂肪が溜まり、タプタプとした二の腕になってしまうのです。
そこでエイジングデザイナーの村木宏衣さんが指導してくれるのが「前鋸筋」という脇の下にある筋肉にアプローチするメソッドです。
「前鋸筋」とは、脇の下にあり、肩甲骨と肋骨を繋ぐ筋肉で、腕を前に出す動作をするときに使われています。そして、肩甲骨を介して上腕三頭筋(腕の裏側の筋肉)とも繋がっているため、「前鋸筋」に刺激を与えて鍛えることは、二の腕痩せにつながるというわけなのです。
今回村木さんが教えてくれたのは、肘をまっすぐに伸ばして「指で壁を押して深呼吸する」だけという超簡単メソッド。単純な動きなのでラクそうに思えるのですが、実際にやってみると、しっかりと筋肉を使う体勢になり、「前鋸筋」に刺激を与え、肩甲骨周りの筋肉、上腕三頭筋にもしっかりとアプローチできるのを実感。血流を改善するため、冷えた二の腕がポカポカと温まり、溜まった脂肪の燃焼アップに!
それなりの効果を得るには継続することが大事ですが、1回やっただけでも、指先、腕、肩周りがポカポカとして血流がよくなるのがわかりますよ。
また、このメソッドは、緊張で肩が上がるクセが改善されて肩コリ解消につながるし、肋骨周りが緩むので呼吸がしやすくなる、ウエストがスッキリとする効果も! ぜひ、毎日の習慣にしてみてくださいね。
■5本の指の腹を使って壁を押しながら、深呼吸をする
脚は腰幅に開いて、壁に向かって立ちます。次に、腕をまっすぐ伸ばし、片方の手の指の腹で壁を押すように体重をかけます。そのまま20秒間、深呼吸を繰り返しましょう。これを3セット行いましょう。反対の手でも同様に行ってください。
【まとめ|タプタプ二の腕がスッキリ!「指で壁押し」簡単メソッド4か条】
1)二の腕をスッキリさせるポイントは、脇の下にある「前鋸筋(ぜんきょきん)」を鍛えることにあり。
2)「前鋸筋」とは、脇の下にあり、肩甲骨を介して上腕三頭筋(腕の裏側の筋肉)とも連動している。
3)「前鋸筋」を鍛えると肩や肩甲骨周り、腕の血流がよくなり、二の腕の代謝アップ&脂肪燃焼に。
4)このメソッドは「指で壁を押す」だけ。誰でもできる簡単な筋トレなので、習慣がしやすい。
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以上、「タプタプ二の腕がスッキリ!『指で壁押し』簡単メソッド」を教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は5月4日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子