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「プロフィール」


 

名前:アンソニー・ホプキンス(Anthony Hopkins)

出生地:ウェールズ ポート・タルボット

生年月日:1937年12月31日

17歳のときに俳優リチャード・バートンからサインを貰ったことをきっかけに、俳優の道を志すようになる。英国ウェールズ音楽演劇大学で演技を学んだのち、2年間の兵役を経てから舞台俳優として活動をスタート。1968年、映画『冬のライオン』でスクリーンデビューを果たす。1991年、映画『羊たちの沈黙』でレクター博士を怪演し、共演のジョディ・フォスターは「本当にこわかった」と語っていた。同映画での演技は高い評価を得て、アカデミー賞主演男優賞を獲得。2022年、映画『ファーザー』にて2度目となるアカデミー賞主演男優賞を獲得。1987年、キャリアを評価されて大英帝国勲章コマンダーを、1993年には大英帝国勲章ナイトの称号を授かる。さらに2006年には、ゴールデングローブ賞の生涯功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を受賞。

私生活では3度の結婚をしており、最初の妻とのあいだにひとり子どもがいる。2017年、アスペルガー症候群であることを公表。

「若いころ」「昔」の写真26選


まず、アンソニー・ホプキンスの「若いころ」「昔」の写真を振り返ります。

1968年(30歳ころ) 映画『冬のライオン』より

 

1969年9月(31歳) 映画『鏡の国の戦争』より

 

1970年(32歳ころ)

 

1971年1月(33歳)

 

1972年(34歳ころ)

 

1972年(34歳ころ) 舞台『マクベス』より

共演のダイアナ・リグと。
共演のダイアナ・リグと。

1975年(37歳ころ)

 

1977年6月(39歳)

 

1977年6月(39歳) 映画『遠すぎた橋』より

 

1978年11月(40歳) 映画『マジック』より

 

1982年2月(44歳) テレビ映画『ノートルダムの鐘つき男/報われぬ愛の物語』より

 

1984年5月(46歳) 映画『バウンティ/愛と反乱の航海』より

 

1987年11月(49歳)大英帝国勲章受勲叙勲式

コマンダーの称号を授かる。
コマンダーの称号を授かる。

1991年6月(53歳) 映画『ハワーズ・エンド』より

 

1992年1月(54歳)

 

1992年3月(54歳) 第64回アカデミー賞授賞式

映画『羊たちの沈黙』で主演男優賞を受賞。
映画『羊たちの沈黙』で主演男優賞を受賞。

1996年2月(58歳) 映画『8月の誘惑』より

 

1998年11月(60歳) 映画『ジョー・ブラックをよろしく』プレミア

 

2001年1月(63歳) ハンドプリント・セレモニー

 

2001年1月(63歳) 映画『ハンニバル』より

 

2002年3月(64歳) ショーウエスト ガラ・パーティー

映画『白いカラス』で共演したニコール・キッドマンと。
映画『白いカラス』で共演したニコール・キッドマンと。

2002年3月(64歳) LAにて

 

2003年9月(65歳) ウォーク・オブ・フェイム授与式

 

2004年5月(66歳) 芝居『Elaine Stritch: At Liberty(原題)』プレミア

 

2006年1月(68歳) 第63回ゴールデングローブ賞授賞式

生涯功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を受賞。
生涯功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を受賞。

2010年2月(72歳) 映画『ウルフマン』プレミア

 

「映画」代表作12選


次に、チェックしておきたい代表「映画」をお届けします。

『冬のライオン』(1968年)

映画ワンシーンより。
映画ワンシーンより。

アンソニー・ホプキンスの映画デビュー作。

あらすじ:イギリス国王のヘンリー2世(ピーター・オトゥール)は、後継者を決めるために一族を召集するが、その中には軟禁されていた王妃エレノア(キャサリン・ヘプバーン)の姿もあった。王妃は王とは異なる王子を後継者として推すが…。

『エレファント・マン』(1980年)

映画ワンシーンより。
映画ワンシーンより。

19世紀のイギリスで「エレファント・マン」と呼ばれたジョゼフ・メリックの半生を描いた、デヴィッド・リンチ監督作品。

あらすじ:19世紀末のロンドン、外科医のフレデリック・トリーブス(アンソニー・ホプキンス)は、見世物小屋で特異な容姿の「エレファント・マン」と呼ばれていた青年ジョセフ(ジョン・ハート)に出会う。興味をそそられたフレデリックは、ジョセフを引き取ることを申し出る。

『羊たちの沈黙』(1991年)

映画ワンシーンより。
映画ワンシーンより。

トマス・ハリスの同名小説を映画化した作品で、アンソニー・ホプキンスは演技を高く評価され、アカデミー賞、英国アカデミー賞などでで主演男優賞を獲得。

あらすじ:女性を誘拐し皮を剥ぐ猟奇的連続殺人が発生しており、捜査に加わることになったFBI訓練生のクラリス(ジョディ・フォスター)。彼女は協力を求めるために、獄中の天才精神科医のレクター博士(アンソニー・ホプキンス)を訪ねる。

『日の名残り』(1993年)

映画ワンシーンより。
映画ワンシーンより。

カズオ・イシグロの同名ベストセラー小説を原作とした作品で、アンソニー・ホプキンスは英国アカデミー賞で主演男優賞を受賞。

あらすじ:イギリスのダーリントン邸に忠誠を誓う執事のスティーヴンス(アンソニー・ホプキンス)。女中頭のケントン(エマ・トンプソン)に思いを寄せており、彼女もまた彼に好意を抱いていた。感情を抑えてしまうスティーヴンスを待ちきれず、ケントンは別の男性と結婚し町を去ってしまう。

『永遠の愛に生きて』(1993年)

『ナルニア国ものがたり』などで知られる童話作家C・S・ルイスの物語で、アンソニー・ホプキンスは英国アカデミー賞やナショナル・ボード・オブ・レビュー賞などで主演男優賞を受賞。

あらすじ:C・S・ルイス(アンソニー・ホプキンス)は、オックスフォード大学で教鞭を取るかたわらで童話を書き続けていた。『ナルニア国ものがたり』は大ヒットとなり、世界中からファンレターが届いていた。するとその中に、アメリカの詩人ジョイ・グレシャム(デブラ・ウィンガー)と名乗る女性からの手紙が入っており、2人は会うことになる。

『アミスタッド』(1997年)

映画ワンシーンより。
映画ワンシーンより。

スティーブン・スピルバーグ監督が実話をもとに描いた作品で、アンソニー・ホプキンスは元大統領のジョン・クインシー・アダムズを演じ、アカデミー賞、英国アカデミー賞で助演男優賞にノミネート。

あらすじ:奴隷輸送船「アミスタッド号」には、鎖に繋がれた50名ほどのアフリカ人奴隷が乗せられていた。彼らは乗客員を殺害し、故郷アフリカを目指した。しかし舵取り役として生かされていた乗客員に裏切られ、アメリカで裁判にかけられることになってしまう。

『ジョー・ブラックをよろしく』(1998年)

映画ワンシーンより。
映画ワンシーンより。

あらすじ:大富豪パリッシュ(アンソニー・ホプキンス)のもとに、ジョー・ブラック(ブラッド・ピット)と名乗る男が突然やってくる。実は彼は死神で、パリッシュを迎えにきたついでに人間界を見に来たのだった。そこでジョーは、パリッシュの娘スーザン(クレア・フォラーニ)に出会い…。

『ハンニバル』(2001年)

映画ワンシーンより。
映画ワンシーンより。

映画『羊たちの沈黙』の続編。

あらすじ:バッファロー・ビル事件から10年が経ち、FBI捜査官のベテランとなったクラリス(ジュリアン・ムーア)。そんな彼女のもとに、レクター博士(アンソニー・ホプキンス)から一通の手紙が届く。脱獄したレクター博士は、フィレンツェに潜伏していたのだった。

『世界最速のインディアン』(2005年)

監督のロジャー・ドナルドソンと。
監督のロジャー・ドナルドソンと。

バート・マンローの実話をもとにした作品。

あらすじ:ニュージーランドの田舎町に住む還暦を過ぎたバート(アンソニー・ホプキンス)は、年金を節約してバイクの改良に励んでいた。彼の夢は、愛車である“インディアン”で世界最速記録を打ち出すことだった。一念発起して、夢を叶えるため壮大な旅をスタートさせる。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)

左から共演のトム・ヒドルストン、クリス・ヘムズワースと。
左から共演のトム・ヒドルストン、クリス・ヘムズワースと。

マーベル・コミックのスーパーヒーロー「ソー」をベースとしたシリーズ3作目で、アンソニー・ホプキンスはソーの父オーディンを演じる。

あらすじ:アベンジャーズの一員として、地球を守るために闘ってきたソー(クリス・ヘムズワース)。彼の前に突如死の女神ヘラ(ケイト・ブランシェット)が現れ、攻撃を始める。彼女の野望を知ったソーは、仲間たちとバトルに挑む。

『2人のローマ教皇』(2019年)

共演のジョナサン・プライスと。
共演のジョナサン・プライスと。

当時のローマ教皇だったベネディクト16世と、教皇の座を受け継ぐことになるホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿の対話を描いた作品で、アンソニー・ホプキンスはアカデミー賞、ゴールデングローブ賞などで助演男優賞にノミネート。

あらすじ:スキャンダルによって信頼を失っていたベネディクト教皇(アンソニー・ホプキンス)。彼はベルゴリオ枢機卿(ジョナサン・プライス)に辞任を要求されるが、対話によって互いの理解を深めていく。

『ファーザー』(2020年)

コロナ禍だったため、オンラインで映画のインタビューを受けるアンソニー・ホプキンス。
コロナ禍だったため、オンラインで映画のインタビューを受けるアンソニー・ホプキンス。

劇作家フローリアン・ゼレールの映画監督デビュー作で、アンソニー・ホプキンスは自身2度目となるアカデミー賞主演男優賞受賞のほか、英国アカデミー賞、ボストン映画批評家協会賞で主演男優賞を受賞。

あらすじ:ロンドンで暮らしている81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は、認知症を抱えていた。しかし、娘のアン(オリヴィア・コールマン)が手配する介護人を拒否し続けていた。ある日、アンと結婚しているという男が現れ…。

「妻」との写真7選


2度の離婚、3度の結婚をしているアンソニー・ホプキンス。ここでは「妻」との写真を年代順にお届けします。

ペトロネラ・バーカー(1966〜1972年)

1966年から1972年のあいだに俳優のペトロネラ・バーカーと結婚しており、ひとりの子どもを授かりました。

ジェニファー・リントン(1973〜2002年)

2番目の妻となったのは、制作アシスタントのジェニファー・リントンで、29年間連れ添いました。

1973年1月 結婚式にて

 

1973年1月

 

1979年1月 第36回ゴールデングローブ賞授賞式

 

ステラ・アロヤヴ(2003年〜)

2003年、当時アンティークディーラーをしていたステラ・アロヤヴと再婚。現在彼女は俳優、プロデューサー、監督として活躍しています。

2003年10月 映画『白いカラス』上映会

 

2006年1月 第63回ゴールデングローブ賞授賞式

 

2013年4月 ディズニーランドにて

 

2022年3月 第94回アカデミー賞授賞式

 

「子ども」娘の写真2選


最初の妻、ペトロネラ・バーカーとのあいだに誕生したアビゲイル・ホプキンス。彼女が生後1年ほどでアンソニー・ホプキンスが家を出て行ってしまったため、親子の関係は疎遠になってしまったそう。アビゲイルは俳優、ジャズシンガーとして活動しています。

2004年3月 LIVEにて

 

2012年4月 映画『Among Friends(原題)』上映会

 

「現在」の写真3選


最後に、公の場で撮影された最新の「現在」の写真をお届けします。2023年からは、映画では声の出演をメインにしているアンソニー・ホプキンス。さらに自身のSNSではピアノ演奏やNFTアート作品を披露し、その多才ぶりがうかがえます。精力的に活動する86歳(2024年時点)の彼から、今後も目が離せません。

2022年3月 第94回アカデミー賞授賞式

 
主演女優賞のプレゼンターを務める。
主演女優賞のプレゼンターを務める。

2023年11月 サミ・ハイエク展示会にて

デザイナーのサミ・ハイエクと。
デザイナーのサミ・ハイエクと。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香