Tシャツならではの着回し力の高さはそのままに、立体感も演出してくれるプリントTシャツ。プリントがコーディネートの顔になってくれるので、物足りなさを補うことができるのも高ポイントです。Tシャツとボトムのシンプルな着こなしを成功に導くテクニックを、さっそくチェック。

■1:シドニー・スウィーニーは…レディなムードを融合させた大人カジュアルを堪能

スタッズ付きの黒レザーバッグと赤のパンプスが共鳴して、アバンギャルドな格好良い雰囲気が漂います。
スタッズ付きの黒レザーバッグと赤のパンプスが共鳴して、アバンギャルドな格好良い雰囲気が漂います。

俳優のシドニー・スウィーニーをNYでキャッチ。夏の王道である白Tシャツ×ブルージーンズの着こなしは、赤のフォトプリントTをアイキャッチにしてのっぺり見えるのを防止。フェミニンなワイドフレアデニムパンツにTシャツの裾をインすれば、クラスアップに繋がります。シューズは、Tシャツのプリントカラーを拾った赤のパンプスをチョイス。華奢なヒールを覗かせレディなムードをミックスし、マチュアなバランスに整えました。

■2:エリー・デルフィーヌは…白×ベージュの優しい配色にバランスよく散らした黒が効く

Tシャツの袖はロールアップ、裾はボトムにインして良バランスに。
Tシャツの袖はロールアップ、裾はボトムにインして良バランスに。

2024年6月25日、パリ ファッションウィークにてインフルエンサーのエリー・デルフィーヌを発見。プリントTを気軽に取り入れるなら、主張が強すぎないロゴプリントをリコメンド。白Tシャツとベージュパンツという優しい色使いは、Tシャツのロゴ、ベルト、サンダルでバランスよく黒を繰り返し小気味よく仕上げて。存在感のあるフープイヤリングやチャンキーブレスレットで、Tシャツスタイルをモダンに味付けしてフィニッシュ。

■3:グレース・ガネムは…辛口アニマル柄Tシャツで程よくモードな着こなしに

Tシャツの裾はアウトにすることでお堅さを削ぎ落とし、こなれ感を獲得。
Tシャツの裾はアウトにすることでお堅さを削ぎ落とし、こなれ感を獲得。

グレース・ガネムの、パリ ファッションウィークでの着こなしをピックアップ。お洒落すぎるアラ還インフルエンサーらしい、辛口なゼブラ柄Tシャツを取り入れていました。攻めた柄も、親近感のあるTシャツならトゥーマッチにならず、新鮮さを楽しむことができます。そこにフェミニンカジュアルなベージュのチノフレアスカートを合わせ、軽やかに。ミュートカラーのスニーカーを投入し、全体を落ち着いた色調でまとめれば上品さを両立することができます。


大人ならではの「プリントT」の着こなしをご紹介しました。Tシャツスタイルのマンネリ化を防ぐことができるので、ぜひお気に入りのプリントを見つけてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香