ロイヤルアスコット(競馬)が終わると、次はウィンブルドン選手権、と初夏は恒例のスポーツイベントでわくイギリス。グランドスラムのひとつであり、社交行事でもあるテニストーナメントは、今年も華麗な顔ぶれが観客席を華やかに彩っています。スポーツ観戦、といってもTシャツにショートパンツは少数派。歴史ある大会や選手たちのスポーツマンシップに敬意を示すドレスアップが主流です。セレブリティの優雅な観戦コーデから今回はフェミニンシックな装いをチェックしていきましょう。

■1:シエナ・ミラーは…ドット柄のセットアップでクラシカルなムードを演出

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左は夫のオリ・グリーン。

2024年7月9日、9日目に登場した女優のシエナ・ミラー。「プラダ」のドット模様のアイボリーのスカートと、長袖クロップド丈トップスを着用しています。いつものボーホースタイルから打って変わって、優雅で洗練されたスタイル。ウエストの肌見せが抜け感を添えてヘルシーなムードを加味しています。

■2:ルーシー・ボイントンは…上品ガーリーなワンピースにピンクヘアでエッジーさをプラス

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バッグのストラップとシューズの黒でルックを引き締めています。

2024年7月1日の初日、女優のルーシー・ボイントンは、「セリーヌ」のミニワンピースで登場。明るいピンクのロングボブが可憐なデザインにマッチしています。さらにストラップシューズとソックスのガーリーな足元でスイートなスタイルを完成。

■3:レディ・アメリア・ウィンザーは…ビーズのネックレスで軽やかに!視線を奪うカラーワンピース

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ボブにカットしたヘアスタイルが新鮮です。

2024年7月5日に出席したレディ・アメリア・ウィンザー。グリーンの襟付きワンピースにパリ発のブランド「セザンヌ」のトレンチコートを羽織り、「アスピナル・オブ・ロンドン」のバッグ、そしてロイヤルファッションの定番であるプラットフォームのエスパドリーユを合わせています。アクセサリーには白いビーズのネックレスをチョイス。アーストーンな服に白の小物合わせがスポーツ観戦らしい爽やかさです。

■4:モリー・キングは…クラシカルなドットを大胆な肌見せでモダンに昇華

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パールのバッグがスタイルにプレイフルなアクセントをプラス!

7月5日の5日目、歌手のモリー・キングをキャッチ。ブラウンに白のドットプリントが上品シックなワンピースをまとっています。実はエプロンのようにバックが大胆にオープンになったデザイン。きちんとセットしたヘアやパンプスのコンサバなディテールで優雅に着こなしています。

■5:ローレン・シルバーマンは…小物でコントラストを効かせた上質モノトーンスタイル

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カットアウトがあしらわれたバッグは黒でも軽やか。

7月3日、3日目に現れたニューヨークのソーシャライト、ローレン・シルバーマン。タイムレスでクラシカルなシャツワンピースを、大胆な太さの黒ベルトでモダンにエレベート。ワンピースはフランスのファッションブランド「アライア」、黒パンプスは「マノロ ブラニク」のもの。モード感ある小物を効かせてモノトーンをスタイリッシュにまとめています。


今回は「ウィンブルドン選手権2024」での装いをご覧いただきました。共通ルールはレディライクでクラシカルなスタイリング、のよう。社交もファッションも楽しむイベントに、イギリスのエレガンスを感じますね!

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子