「内面」…「ないめん」以外になんと読む?
明日・7月14日は714(ないし)の語呂合わせで『内視鏡の日』『内臓脂肪の日』などに制定されています。…ということで本日は「内」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「内面」…なんと読む?
「内面」の「ないめん」以外の、日本語として意味の通る読み方をお答えください。
ヒント:「内面」の対語は「外面」です。
<使用例>
「父は仏のような性格だと言われているけれど、内面はそうでもないわよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 内面(うちづら) です。
「内面(ないめん)」の対語は「外面(がいめん)」、「内面(うちづら)」の対語は「外面(そとづら)」と、読み方によって、対語の読み方も呼応します。「内面(うちづら)」は「家族や内輪の人に見せる顔つき、態度」という意味でよく使われますが、「物の内部」という意味ももっています。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「禁内」ってなんと読む?
「禁内」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:同じ意味の言葉に「禁中」がございます。
<使用例>
「禁内のことを憶測で噂するのは、大人の話題とは言えないわね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 禁内(きんだい) です。
「内(ダイ)」は、中学校で学習する常用漢字の読み方で、代表的な熟語に「内裏(だいり)」がございますね。「内裏(だいり)」は「皇居」や「内裏雛」を意味する言葉です。「禁内(きんだい)」も、同じく、皇居に関連する言葉で「皇居。宮中」という意味です。ほかにも「入内(じゅだい)」など、「内(ダイ)」と読む言葉には、皇居に関連した熟語が多いです。
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本日は、7月14日『内視鏡の日』『内臓脂肪の日』にちなんで、
・内面(うちづら)
・禁内(きんだい)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱