「片木蕎麦」ってなんと読む?「へんぼくそば」ではありません!
明日・7月16日は『駅弁記念日』といわれております。日付けは1885(明治18)年のこの日、栃木県で、鉄道の宇都宮駅が開業し、日本発の駅弁が発売されたことに由来します。このときの駅弁は「おにぎり2個とたくあん2切れを竹の皮に包んだもの」だったそう。現在の駅弁は各地の名産品が入るなど多種多様化し、旅の楽しみのひとつにもなっていますね。…ということで本日は、読み方の難しい「名産品」から日本語クイズをお送りします。
【問題1】「片木蕎麦」ってなんと読む?
新潟名物「片木蕎麦」の正しい読み方をお答えください。
ヒント:そばのつなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使っており「片木」と呼ばれる四角い木の器で提供されます。
<使用例>
「片木蕎麦は、独特のツルンとした食感がたまらないのよね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 片木蕎麦(へぎそば) です。
「片木(へぎ)」は器の名称ですが、「片木蕎麦(へぎそば)」の特徴は、海藻を使ったコシの強いのどごしです。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「氷下魚」ってなんと読む?
「氷下魚」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:鱈の仲間で、氷の下に網を入れる漁獲方法からの表記と、「小さな音の出る魚」という意味のアイヌ語の音が合体した熟語です。
<使用例>
「お酒のアテには、氷下魚の干物が最高よ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 氷下魚(こまい) です。
「氷下魚(こまい)」も、お取り寄せ可能なメニューです。一夜干しを焼いていただいたり、三平汁に入れてもおいしいお魚だそうです。
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本日は、7月16日『駅弁記念日』にちなんで、各地の名産品から、
・片木蕎麦(へぎそば)
・氷下魚(こまい)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/東京新聞ホームページ/『ごはん彩々』ホームページ/『にいがた観光ナビ』ホームページ/北海道北釧水産ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱