雑誌『Precious』8月号では【個性とセンスが光る! 「夏の配色美人」SNAPグランプリ】と題して、スナップ常連のファッショニスタたちによる、シックカラーを主役にした、トレンドのエッセンスと上品さを併せもつ着こなしを厳選しました。
今すぐお手本にしたい、ベーシックなスタイルを色で魅せる配色上手なセレブリティたちが登場。街で映える「夏の配色美人」のスタイルをおしゃれのインスピレーション源にして、ベーシックスタイルのブラッシュアップをしましょう!
本記事では、シックカラーを品よくおしゃれを楽しむ賢者「ロージー・ハンティントン=ホワイトリー」「ジェニー・ウォルトン」「ペルニーレ・タイスバック」のスナップをご紹介します。
【知的センシュアル賞】ロージー・ハンティントン=ホワイトリー
イギリス出身のモデルで、映画俳優のジェイソン・ステイサムをパートナーにもつロージー。洗練された配色を好み、キャリアスタイルのお手本になることも多数。
「シックカラーを基本に、ノーブルさと繊細さを併せもったブレない着こなしが圧巻」(三好さん)
颯爽としたジャケットスタイルを披露するロージーをN.Y.でキャッチ。ベージュとブラウンの濃淡配色でも、白のトップスを合わせることでまったりさせない工夫が。
Point:ノーカラージャケットを肩掛けしたNEW BOSS的なスタイルが様になる。
ホルターネックのワンピースで、肩のラインを生かしたヘルシールックに。ワンピースというフェミニンなアイテムも、カーキを選ぶことで、ビターな印象が生まれる。
タイムレスなオールブラックの装いも、シアーニット×サテンスカートで、素材のコントラストを楽しむロージー。
流線を描くケープのようなシルエットが美しいホワイトドレスを纏まとい、存在感を放って。イエローゴールドの『ティファニー ハードウェア』ジュエリーがオールホワイトに映える。
【上品プレイフル賞】ジェニー・ウォルトン
イラストレーターとして活躍し、ファッションブランドとのコラボレーションも手掛けるジェニー。N.Y.を拠点としクリエイティブな感性を生かしながら、クラシカルな要素を取り入れた着こなしが得意。
「小粋な小物使いでシックカラーをいきいきと見せるテクニックが素敵」(川口)
フレアスリーブのシアーブラウスとスカートで、優美なハーフモノトーンに。ボウリングバッグで旬の要素をオン。
Point:テイストミックスを楽しみ、個性が光るモノトーンルック。
キュッと首元が詰まったクルーネックのニットに、バロックパールのネックレスを合わせるスタイルは、ジェニーの得意技。
ヴィンテージジャケットとパンツはカーキで揃えて。グリーンのスカーフを添えて完成させたカマイユ配色の装いが見事。
【新鋭ワントーン賞】ペルニーレ・タイスバック
デンマークを中心に、スタイリストやインテリアデザイナーなどマルチに活躍するペルニーレ。北欧のミニマルなテイストにモードなスパイスを効かせた着こなしが主流。
「時代に合ったエフォートレスなムードを纏い、ワントーンを印象的に見せるセンスに惚れ惚れ」(古田さん)
表情の異なるブラウンの掛け合わせで魅惑的に。マスキュリンとセンシュアルの調和がぺルニーレ流。
Point:異素材を織り交ぜてトーン・オン・トーンの完成度をアップ。
オーバーサイズのジャケットを主役に、計算された肌見せで媚びないけれど女らしいカーキスタイルへ。
ベストとワイドパンツでハンサムなベージュワントーンを完成。さりげないジュエリー使いも、おしゃれの重要なエッセンスに。
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- EDIT&WRITING :
- 川口夏希、福本絵里香(Precious)
- 写真提供 :
- getty images