連載「Tomorrow Will Be Precious!」明日への希望をアクションに変える
明日への希望をアクションに変える方たちの活動に注目し、紹介している連載【Tomorrow Will Be Precious!】では今回、多言語メディア「フクオカ・ナウ」で福岡の魅力を発信している「Fukuoka Now」取締役・ゼネラルマネージャーのサーズ恵美子さんに注目!
「福岡・九州と世界の橋渡し役となり、この地を愛して大切にしてくれる人を増やしていきたい」と話す、サーズ恵美子さんにお話をうかがいました。
【Fukuoka】多言語メディアで福岡の魅力を発信!幸せを街に広げてゆく仕掛け人
福岡市中心部にある大濠(おおほり)公園。大きな池と豊かな緑が自慢の市民のオアシスで、国内外の観光客も多く訪れる。今年4月、この公園内で「Park Studio」と称した多言語対応の観光案内所がオープンした。手掛けるのは、サーズ恵美子さんが夫と共に運営する「Fukuoka Now」。福岡の “今” を国際人視点で発信する多言語メディアである。
「私たちのミッションは、福岡や九州在住の人、そしてこの地を訪れる外国人に向けて、タイムリーで使える情報を発信すること。同時に、世界に向けても、福岡・九州の魅力を発信してきました。福岡・九州と世界の橋渡し役となり、この地を愛して大切にしてくれる人を増やしていきたいと思っています」
国際都市・福岡。サーズさんたちは、年に数回、福岡を拠点にビジネスを行う英語を話すエグゼクティブの集まりを開催している。ビジネスの話題はもちろん、実際に外国人として福岡に暮らす立場からのリアルな街の情報や、駐在員やその家族の生活についてなど、気軽に相談できる場にもなっている。さらには、福岡の有名ホテルのコンシェルジェを集めて、地元の名店を体験したり、もてなしを学んだりするミーティングも実施。コンシェルジュが楽しみながらレベルアップすることで、街全体のレベルも上がっていくと考えたからだという。
もともと「Fukuoka Now」は、カナダ人のニックさんが1998年に情報誌を創刊したのが始まり。そこに、起業経験があり、シンクタンクでも働いていた恵美子さんが彼との結婚を機に加わった。ラグビーワールドカップ2019や世界水泳2023が福岡で開催された際には多言語による情報発信を担当。海外メディアの取材アレンジや、有名シェフのアテンドなど、福岡の窓口として信頼を集めている。
「大切にしているのは、まず身近な人を楽しませること。周りが幸せなら自分も幸せ、それが街全体に広がっていくと信じています」
◇サーズ恵美子さんに質問
Q.朝起きていちばんにやることは?
ストレッチと筋トレ。特に大きい筋肉を動かすように意識している。
Q.人から言われてうれしいほめ言葉は?
「また会いたい」
Q.急にお休みがとれたらどう過ごす?
カナダに住んでいる夫の家族に会いに行きたい。
Q.仕事以外で新しく始めたいことは?
どこでも食べていけるように、おいしいあんこをつくれるようになりたい。豆は世界中にあるから。
Q.10年後の自分は何をやっている?
好きな人に囲まれて、笑って生活している。
Q.自分を動物にたとえると?
リッチな人の肩に乗っているカナリア…と言いたいけど、実際はチーターかな。「肉食で体に柄が付いてそう」と言われるから(笑)。
関連記事
- 産婦人科医×スポーツドクターの新たな視点から女性の健康問題に挑む、産婦人科医の能瀬さやかさんに注目!
- 「女性こそAIの恩恵を受けるべき!」IT系スタートアップ「Jumptuit」ディレクターのクレア・レイカさんに注目!
- ジュエリーブランド「12PM」デザイナーのミケーラ・トレントさんに注目!
- PHOTO :
- 石川浩太郎
- EDIT :
- 剣持亜弥、喜多容子・木村 晶(Precious)
- 取材 :
- 佐々木恵美