『Precious』本誌のほか、ファッション誌を中心に人気スタイリストとして活躍する望月律子さん。望月さん自らがコーディネートしてくれるファッションレンタルサロン「Allons-y（アロンズィ）」のオーナーでもあります。本連載ではサロンでひとりひとりと対話するなか望月さんが実感した、大人の女性のファッションの悩みにこたえるべく、今求められているおしゃれアイデアや着こなしをご提案します。
第90回は、「ジレの着回し」にクローズアップします。ご自身によるコーディネート実例＆解説とともにご覧ください。
（もちづき りつこ）雑誌『Precious』ほか、ファッション誌を中心に活躍中。リアリティと程よいトレンド感を備えたスタイリングは働く大人から高い支持を得ている。2021年秋にファッションレンタルサロン「Allons-y（アロンズィ）」をオープン。著書『望月律子のBASIC THEORY』（ワニブックス）が好評発売中。
■１：フェミニンスカートにハンサム要素を足してキレのいいスタイルに
「プリーツやチュールのスカートはそのままだとガーリーなムードになってしまいます。そこで、ハンサムな襟付きロングジレを合わせてあげると、スカートのふんわり感は活かしつつ”I ライン”のシャープな感じが加わって大人に程よい甘さに。ジャケットよりもこなれ感がでて、合わせやすいのでおすすめです」（望月さん）
ジレ自体は気になるものの、着こなし方がわからない…という悩みを持つ人も少なくないアイテム。異なるテイストをミックスさせると洒落感が倍増します。
「コーディネートがワンパターンになってしまいがち、という声も聞くジレ。ボトムの合わせ方以外にも、中に何を合わせたらわからない、という人も多いですが、ノースリーブのニットやブラウスの上からジレを羽織ると、ハリ感があることで二の腕のカバーにもなります」（望月さん）
■２：袖のディテールを満喫！ハンサムフェミニンコーデ
「タックとパイピングが施された華やぎ袖のブラウス。ジャケットだとディテールが隠れてしまいますが、ジレなら見せられます。袖コンシャスなトレンドが継続中ですが、ジレは袖が広がったニットやブラウスを効果的に着こなすのに最適。胸元にリボン、のような見せ方とはひと味異なる、奥行きのあるフェミニンスタイルが叶います」（望月さん）
たしかに袖にボリュームのあるデザインはジャケットだと窮屈になってしまったり、羽織るものを迷いがち。
「ボトムはピンストライプ柄のパンツをスタイリング。ここにテーラードジャケットを合わせてしまうと”ザ・マニッシュ”といった感じですが、ジレなら抜け感がでます」（望月さん）
人気スタイリストの望月律子さんに、大人の着映えが叶う「ちょっとしたおしゃれのコツ」を指南いただく連載。第90回は、「ジレの着回し」にフォーカスしました。
ハンサムな佇まいに漂う辛口要素、気になる二の腕のカバー、袖コンシャスなトップスとのレイヤード…とっても「使える」ジレ。着こなしに迷わず、ぜひ取り入れてみてください。
●この企画で掲載しているアイテムは望月さんのレンタルサロン「ALLONS‐Y」でレンタル可能です。
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思わず「真似したくなる！ 」着こなし提案がたくさん見られる、望月さんのインスタグラムも好評です。ぜひフォロー（ユーザー名：ritsukomochizuki）して、日々のスタイリングの参考にご活用ください。
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料金：1名／¥11,000、2名以上／1人¥5,500（MAX 3名まで予約可能）
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- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- PHOTO ：
- 黒石あみ（小学館）
- WRITING ：
- 神田朝子
